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表の顔は王子サマな暴君×童貞純情少年の初恋ラブバトル!
mottainai
今までに何冊か読んできた凪良先生の作品。
こちら、ラブコメなんですよ。
今までシリアスな作品しか読んでいなかったので、読み始めは戸惑いました。
でも、さすが凪良先生。
テンポの良さとスッキリとした展開に、安心安定のフィニッシュで大満足でした。
攻めの前半の鬼畜具合と後半の溺愛具合。
「ヒドい男だよなー」からの「甘ーい!」までと
それに振り回される受けのテンパり具合、が絶妙なんですよ。
いや、実際は攻めの方こそ振り回されてるのですが。
コメディなのに、途中切なさもあり。
凄いですね。
軽妙な会話だけで終わらせないその力量に感服しました。
凪良先生の凄さを改めて知ることができた1冊になりました。
あらすじから、私の好みのお話なんだろうなーって言うのは分かってましたが、やっぱり読んで良かったです。
あまり好みの展開で無いといつも途中で集中力が切れてしまうタイプなのですが、ひさびさにノンストップで即読み終えました。こういう作品もっと増えてー!笑
凪良先生にしては珍しいのでしょうか、このタイプのCPは、、いつも先生のCPの性格設定がタイプでなく、「美しい彼」もあいにく趣味じゃないでしたが、、この作品は本当に受けも攻めも私のドタイプでした!
そして凪良先生は本当に読みやすいので、もっとこういう俺様×健気天然な感じの作品出してほしいですね(^ ^)
日向が節約人間なあたりも可愛いです。最初は圭吾もドン引きでしたが、きっとこういう日向の必死な感じも可愛く思えてくるんだろうな、、あー好き笑笑
最初は相容れない2人が徐々に惹かれあっていき、結局攻めが溺愛パターンが好きな方にはとってもツボだと思います。
攻めが傲慢なのに、受けの涙に弱い!ここも非常に大事なポイントです!
あと挿絵ですが、とても可愛くてかっこよくて素敵でした、、萌には絵柄も非常に関わってきますよね!
おかげで私の神BL小説シリーズ入りです。ありがとうございます合掌
凪良先生は全作制覇計画を地道に遂行中。無条件購入したものの、しまったコメディでした。ドタバタとまではいかないし、面白いっちゃ面白いけど萌えるかと訊かれると・・・なので評価は中立、すいません。本編210Pほど+先生のあとがき。
お話はのんびり絵描きの父親が1000万円借入金の保証人になってしまうところから。どうすんのよと一人きりきりしていたしっかり者の受けさんが気絶しそうになっていたら、解決策があるとのこと。その解決策が幼馴染である攻めさんと受けの姉が婚約するというものなんですが、その姉が家出して・・・・と続きます。
登場人物は攻め受け+攻めのうっぷん晴らし仲間+受けののんびり家族 です。
***********以下はよりネタバレ
超優秀王子様な攻めさんの性格が、甘ったれてんじゃねーというように少し感じちゃったです。別に狼のかぶりものかぶって暴れなくても、オープンにできるストレス解消法なんて、山のようにあるように思うんですよね。企業経営を行う予定なら、そのストレス解消中にも人脈築こうよと思ったり・・・。超節約家な受けさんの節約術も、すいません、ドン引き・・・・・よもぎ風呂には入りたくない。てか追い炊き機能使ったら給湯器壊れる。いや節約は大事だよ、とは思うけど、限度というものがあるよな とつい思った次第です。
やっぱりコメディは苦手かも。でも読んでみないとわかんないしな。
重くなく、テンポの良い話なので、疲れた日でもあっという間に読めます。
日向(受)はドン引きするぐらいの節約家でケチな故にずるいことも考えますが、経験不足でそこまで割り切った悪い男にもなれず、初恋が崩れ去ったあとも、結局は圭吾(攻)に惚れ直してしまいます。
圭吾(攻)は日向の気持ちをからかいつつも、押し倒そうとすると拒絶されるもんだから、合意なしでHに突入。結構ひどいなと思いますが、共同生活を送っていくうちに素の自分は日向にしか見せられないと気づくあたりは人らしい葛藤があって、共感できるところもありました。
シリアス物が多い作家さんですが、コメディタッチな作品の中にも、切ない心理描写も程よく含まれていて良かったです。
惚れた方が負けなんてよく言いますが、お互いに振り回しまくって、最後はなんとか無事に着地。
劇的なドラマではないけれど、二人の駆け引きが楽しいお話です。
凪良ゆうさんが、ルビー文庫!
思いもかけぬ組み合わせに、驚いてしまいました。
スンマセン……。
中身はというと…タイトルそのままです。
「もったいない」が合言葉。
◆◆ ◆◆ ◆◆
超ウルトラ節約家の主人公(受け)。
巨額の借金の代償として、姉が幼馴染の攻めと婚約することになり、
受けはショックを受けます。
攻めは王子様のような外面とは逆に、本当の素の姿は、
浪費家で暴君で、我儘放題。
そんな攻めと同居することになり……というのが冒頭です。
第一印象は、
「うわっ、ココまでケチケチ節約家が一家にひとりでもいたら、
私なら耐えられないなぁ……」って感じでした。
それぐらい酷い節約家!
お風呂の中にに「よもぎ」が入ってて、お湯も半分以下……と思ったら
かなり厳しい…と思ってしまいます。
それ以外にも、食事やらトイレやら電気水道…あらゆるところを
節約、節約……って、節約家すぎ!
ココはあんまり、主人公に共感できないところかも?
なので、攻めが同居し始めて、あまりにも倹約家の受けに対し、
ご立腹なのも分かるって思ってしまいました。
まあ、ワガママばかりの金持ち王子様ってところだけは
あんまり共感は出来ませんが(笑)
主人公の姉が幼馴染の攻めとの婚約を反故にして、
好きな人と駆け落ちした時は、
「あー、これは受けが姉の代わりに攻めと結婚するっていう
ヤツかなぁ」とか推測したんですが、
全然違いましたね(汗)
典型的パターンに陥らないトコロが、さすが凪良ゆうさん!って
感じがします。
エロシーンは、2回ありました。
でも1回目は、半ば攻めが強引に押し進めた感じです。
なので、挿入が未遂に終わったところでホッとしました。
強姦陵辱シチュも嫌いではありませんが、
やっぱりコメディテイストのこの作品としては、
エッチは合意でなくちゃ!と思ったので。
でも受けの初恋は攻め。
そして、攻めの初恋も実は受けだった……という事実が発覚。
でも、なかなかそれを認めようとしない攻めが、
ツンデレというより、暴君という感じで、あまり印象は
良くないです。
あー、攻めにもうちょっと可愛げがあって、素直さが
あればいいのになーと思いました。
ちょっとぐらいデレが欲しい!><
なので、最後の合意エッチシーンはちょっと嬉しかったです♪
◆◆ ◆◆ ◆◆
「もったいない」のも分かりますが、
ここまで家計をきゅうきゅうに締められたら、
楽しいものも楽しくなくなってしまうような気がします。
物語全体としては、コメディ調のライトな感覚の小説で
入門編としては、ぴったりなのではないかという印象でした。
私としては、凪良さんのもっと骨太な感じの作品が好きなので、
うーん、フツーかなぁというのが、感想でした。
ルビー文庫というテイストに合わせた結果なのでしょうかね…?
ライトなコメディを小説で楽しみたい!という方にはオススメです。
切ない話が有名な作家さんですが、コミカルな話も面白いです。ただ、この作品はいろいろもったいないなぁと感じました。
主人公・日向が良いです。素直でまっすぐな性格、はっきり言うけれど反省もする。好感の持てる可愛い20歳です!
生えているオオバコを食事のおかずにしてしまうくらいの倹約家なのですが、後ろでモヒカンの兄ちゃんが待っているからとライブ代2500円を即効で払うという、単にケチだけじゃない面白いバランス感覚の持ち主です。
ただ、その彼の面白さが題名にもあらすじにも余り出ていないのが残念でした。確かに「倹約家=もったいない」ではあるのですが、日向は「もったいない」が口癖というわけでもないので。どうせなら、恋愛方面にももったいないを発揮して、圭吾をそう好きじゃないけどキスをしかけられて「こんな経験をしないなんてもったいない!」と考えるくらいのぶっとび具合の方が笑えた気がします。圭吾もそれほど浪費ぶりを発揮するわけじゃないので(2万円のカレーくらい?)、あらすじから受ける印象と読んでの印象はちょっと違ったものでした。
でも、イチゴのキスとか萌えどころは満載でしたし、毒キノコを収穫しそうになるとか、日向の家族ののほほん具合とか、色々面白かったです。
全体を通じてコミカルで可愛い作品です。「凪良ゆう」という作者様のネーミングで過大な期待を持たずに読めば、楽しめると思います。
話が佳境に入ってからは楽しめましたが、そこまでは退屈でした。元々私が誘い受けを好きじゃないというのもありますし、その上この主人公(受)がポジティブで悩まないタイプ。攻もサッパリした性格で、幼馴染みの二人は気心が知れている。早々に互いの恋愛対象が同性であることを告げ合い、障害となる人も事象も無いようなもの。こんな二人なので共同生活は緊張感がなく、もう始めから結ばれた後の二人の関係・生活が容易に想像できてしまう。二人がくっつくのは最早時間の問題。前述の通り主人公が単純明快なので心理描写が淡泊で読み応えがないだけに、萌えツボや笑いのツボが合わないとこういう作品は厳しい。凪良さんの作品はいくつか読みましたが私の場合シリアス作品は楽しめてもコメディに関してはあまり相性が良くないみたいです。
シリヤスものや重いもの、切ないものが最近多いですが、いやいや凪良さんのコメディものも最高ですよ?w
初恋相手の王子様のような圭吾と同居することになった日向。だが、同居早々、倹約家すぎる日向の行動に圭吾は王子の仮面がはがれ、わがまま俺様いじわるな素を見せる。初恋が崩れてしまった日向だったが、その後圭吾の様々な面を知り再びひかれ…というお話です。
まず2人のキャラクターがイキイキと輝いています☆
日向のもったいないという節約に怒涛の勢いで暴君のように反論する圭吾。でも日向がしゅんってなると慌てて取り繕う優しさもあって、でも譲らないところは譲らない。2人の掛け合いサイコー!ほんっとに面白いです!
食卓の基本は肉!
初恋の憧れを押し付けるなの例え話。
コミカルに描かれる暴君な圭吾に、テレビに1人ツッコミやファラオのような寝相、寝てる時にこっそりエアコンつけてくれたり収穫に誘ってくれたりと優しさもしっかり描かれていて、盲目的に初恋相手や憧れだから好きではなく、改めて好きになる感じが伝わります。
日向の単純で可愛く、テンパると敬語になる。でも1人の人間としてたくましい姿は「俺様のタイプ」とは違ってても圭吾が惹かれるのも納得。
そしてもう凪良さんの文章が上手い!
所々面白くてでも胸がきゅんっとしてでも切なくてでも笑えて、ステキなフレーズもたくさんあって…。
この面白さを上手くレビュー出来なくて残念ですが、せめてこの思いだけでも伝われば!
サラッとニヤニヤ、でも軽くすぎず何度読んでも楽しめる作品です!
オススメです!
切ない系の凪良さん作品が好きな人だと雰囲気が違いすぎて評価低くなってしまうのですかねぇ…。大好きなお話しで、久々に読み直して堪能してたらちるちるさんで神評価の方がいなかったので、新しく読んだものではないけどレビューしました☆
コメントありがとうございます(^^)
手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!
コメントありがとうございます(^^)
手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!
たしかに、これは神ですね!
koyoriさんのレビューを読んで、これと同じくらい好きな本を何冊も神評価していることに気付きました。
同時期に読んだ凪良先生の別の本に感動しまくったせいで、判断を誤っておりましたが、koyoriさんのお陰で手遅れにならずに済みました。
ありがとうございます。
とても楽しく、気持ちよく読み終えました。
受攻双方が、どっちもどっちのいい勝負で面白い。
カワイチハル先生のアクのない絵もこのお話にぴったりです。
攻が多少残念な性格でも、最後まで萌を維持し続けられたのは、カワイ先生の描かれる、かっこいいイラストの力が大きいと思います。
あとがきで、もっと面白くすることもできたようにおっしゃっている凪良先生、ここのところシリアス路線が続いていますから、そろそろ実力全開のコメディを読ませて下さらないかしら。
追記
評価を一つ上げて神にしました。
同時期に読んだ先生の別の本と比べてしまって、萌×2にしていましたが、非の打ち所のないこの作品にふさわしいのは、神以外にはないと悟りました。
凪良ゆうさん、初読だったんですけど、個人的に大ヒットです。ほかのも読んでみたくなりました。
特筆すべきは話運びのテンポの良さ、的確で気の利いた比喩でしょうか。ものすごく文才ある方だなあと思いました。
コメディが上手なのかな?浮世離れした主人公の家族はそれこそありえないかんじですが、この話にはなじんでいます。
キャラクターも魅力的ですね。最近読んだやつは受けか攻めどっちかの存在感が薄いものとか多かったのですが、これは双方好感が持てる。異常なまでの節約家で締まり屋なのに、嘘がつけない素直な受け。御曹司で外面もよく王子として通っているけど、実際は亭主関白な攻め。この二人の力関係がみごとに拮抗しあっていて、ああ同い年っていい!!と思わせてくれます。
私は、凪良先生の本はいずれ全部読みたいと思っていて、実際わりと読んでいるのですが、こちらは未読でした。
じゃこいりこさんのレビューを読み、すぐに買うことに決めました。
イラストも私がドはまりした「いぬとねこ。」のカワイチハル先生で、とても楽しみです。
じゃこいりこさんは、凪良先生のあの本もこの本も、これから初読みできるなんて、うらやましすぎます。
う、うーん。
なんだろう、自分の好みに合わなかったってことなのかな。
それとも「凪良さんだし…」みたいな期待値が大きかったのか。
キャラの性格が極端といえば極端なせいなのか。
ころころと表情とか思考が変わる様子とかが「?」ってなっちゃう部分があったり。
攻の方が受の涙についドギマギして優しくなっちゃうとことか甘やかしちゃうとことかは嫌いじゃないんですけど…。
やっぱりキャラの設定の好みの加減なのかな。
実は凪良さんの作品読むの初めてだったかも。
CDはいくつも聞いてるんですけどね。
書かれるものによって作品のテイストが違う方なので、自分の合うテイストのものだったらもっとハマれたのかもー。
期待以上に面白かった~!凪良さん流石です。
とにかく日向と圭吾のやり取りが面白すぎる。特にあのキノコのくだりは笑いました。全体的にテンポが良くてだれる事なく話が進んでいくので、最後まで飽きずにサクサク読み進めてしまいました。
お決まりの、姉の身代わりに花嫁にさせられる展開かと思いきや全然違いました。むしろ圭吾には完全に拒否されてます(笑)それを押し切って居候してしまうという、何とも珍しいパターン。
日向は初恋の王子様である圭吾との同居に張りきって家事をしますが、日向は貧乏性でかなりの節約家。それにキレた圭吾は我慢できず今まで隠してきた本性を曝け出します。日向の憧れの「王子様」は仮の姿だったのです。
それからは何かと口論の絶えない二人ですが、日向が落ち込むと必ず圭吾が折れます。特に涙を見せられると全力でフォローするのが微笑ましいです。なんだかんだで日向に優しい圭吾が素敵。日向を好みのタイプじゃない、恋愛対象にならないと宣言していながらも、どんどん惹かれていく様子に萌えます。
バンドの打ち上げの帰り道のやり取りが好きです。日向は本当に圭吾が大好きだというのが伝わってくるし、日向の言葉は圭吾にとってすごく嬉しいものだったでしょうね。これは好きになっちゃいますよ!
圭吾のプロポーズとラストの締め方がすごく良かったです。本当に最後まで楽しめました。
すごく読みやすいので、余計なことは考えずにBL読みたい!萌えたい!という方におすすめです。イラストも作品にぴったりで可愛らしかったです。
借金を苦に、嫁に行く。
嫁入りパターンのお話かな~と冒頭思ったのですが
ある意味、お仕掛け女房。あまつさえ、念願通りにだんな様ゲットw
なお話でございました。
シリアスものが続いてたので、ちょっとここで一息入れるのに
いい作品になったかなと思います(*´∀`*)ノシ
両親のおかげで、なんだかんだしっかりもの、節約家の弟。
借金のため、とうとう姉がおよめに行くことに。
しかし、嫁に行くはずの姉が恋人と逃避行!?
こうなったら、俺がかわりに!!と展開していくわけですが、
最初から、受は攻のことが好きであり、初恋であり、ゲイであり。
そして攻も一応ゲイである。けれども、受のことはなんとも思っていない
むしろタイプではない。勘弁してください!
いつも読むBLとは割と設定が逆というか、受を追いかける攻パターンがいつもセオリーになりつつあったので、ある意味新鮮でした。
優雅な一人暮らしを邪魔され、節約生活を強いられ
ドタバタに巻き込まれるなかでも、育っていく感情。
可愛いと思ってしまう気持ち。
好きの言葉を言わないまでも、甘くなっていく攻の行為がすごくキュンでした。
や、うん。可愛くていい。
なんだかんだで攻が駄目人間の臭いをぷんぷんさせてるのも
一興なのではないかとは思いますが(*´∀`*)w
面白かったです。
面白かったー。
読みながら、『全ての恋は病から』にちょっと似てるかなと思いました。
受け攻めどっちもたぶん普通の人間なら引くタイプ、という意味で。
あ、でも受けくんはイイ嫁にはなれるか。ズボラな私には無理ですが、徹底した節約家。
攻めは外面王子様ですが、ストレスためこんでいて、一人の時間をこよなく愛してるタイプ。
まあでも両者とも「常人」の域内にとどまってるから、そこが『全ての病は~』との違いかな。あっちは完全に病人だったので。
で、そのへんのバランスがルビー文庫ラインなのかなァと思いました。
個人的には、徹底的にやりきったコメディ書いてくれる凪良ゆうさんを読みたかったなァという気持ちはあるのですが、でもまあ贅沢は言いません。やっぱさすが凪良さん、十二分に面白いです。
ストーリーの展開そのものはよくあるタイプなんだよね。
攻めと受けの姉が婚約したものの、姉がギリギリで失踪してしまう。で、身代わりに弟である受けが…
ただこの受け、もともと攻めが好きだったもんで、大喜びで乗り込んでいき、金も恋も両方手に入れてやろうと画策するたくましさなんです。大好き、こういう前向きにアホな受け。
一緒に暮らしてぼろが出て、きゃんきゃん喧嘩をはじめる二人なんですが、本音で暮らせることに居心地のよさを感じはじめた攻め。
受けは受けで、いったん幻滅はしたものの、攻めの根っこの優しさや照れ屋な部分に改めて惹かれていきます。
時間の経過とエピソードとともに少しずつ変化していく心理描写が絶妙でした。
なにより会話が面白い。
凪良さんのコメディ、また読みたいです。
次はどーんとラブコメコメコメコメコメなやりきった作品がいいなーと思います。
帯『男は野獣だ。節操なんて必要ないー。』
うーん、普通に面白かったんですが何ていうかいつも凪良さん作品には毎回どういう話なんだろうっていう期待でドキドキさせられてるんですが今回はそれが無かったです。
なんていうかなー、普通に面白い。
でも凪良さん作品と考えると物足りない。
勝手な予想なんですがこれがルビー文庫ラインなのかなあって気がしました。
あとがきに編集の導きがなければラブコメコメコメコメオコメになるとこだったとありましたが、自分的にはむしろそっちを読みたかったなあ。
以前から感じていたルビー文庫ラインというのをなんかこれで再確認した気がします。
いつも高評価の作家さんのルビー文庫初作品になります。
筋金入りの貧乏ライフを送る受け様と2面性を遺憾なく
発揮している攻め様とのコミカルラブなお話でした。
受け様の家庭は画家の父親とお嬢様育ちの母と姉の4人家族
そして受け様以外はかなり浮世離れした家族で受け様は
家計を助けるために日夜バイトと節約に励んでるのですが
節約=ライフスタイルなので悲壮感的な要素は皆無
某TV番組みたいな楽しんで節約してる受け様が主人公
そして攻め様は受け様家族とは父親の代から親交があり
幼なじみ同士で同性ながら受け様の初恋相手です。
優しくて礼儀正しくて王子様みたいにステキな人
そして攻め様の父親から姉をお嫁にと話が来ていたのに
姉は好きな人がいるからと家出をしてしまう。
受け様は密かに攻め様が好きなので姉の代わりに自分がと・・・
そして実は攻め様が中学生の頃年上の男性とキスをしている
所を見たことがあって自分にもチャンスがと・・・
しかし王子様だと思っていた攻め様は外面のが良いだけの
ワガママ傲慢ダラシがない人で、大好きだった攻め様像が
一瞬で崩れ去るのです、でもそこから素の攻め様も次第に
好きになっていくのですが攻め様には好みから外れてると
相手にもしてもらえないのです。
攻め様の2面性は亡き母の遺言に縛られているようなもので
優しさゆえの2面性なんですよね。
でもストレスが溜まるので知り合いがいない場所で色々発散
受け様はそんな攻め様をも次第に好きになって片思い断続
そして気まぐれにキスされたりして希を抱いたりするのですが
攻め様は結構イジワルだったり天の邪鬼だったりと亭主関白系の
不器用で面倒がかかるタイプなんですよね。
後半も微妙にすれ違ったりするんですが1冊丸ごと軽いテンポで
読める1冊だと思います。ルビー文庫らしい作品です。
コメディです。読み始めて、わりとすぐに「借金のかたにカラダを差し出す」っていうパターンのパロディかな、と思いました。「姉の身代わり」もよくありますよね。
主人公の日向(ひなた):受け が、親が保証人になって作った借金を肩代わりしてくれた人の息子、圭吾(けいご):攻め のもとへ、童貞のくせして「自分にメロメロにさせ」借金なんか払ってやるといわせてやる---と乗り込んでゆく。(もともと幼馴染で、日向にとって圭吾が初恋の相手なのです)
日向はゲイジュツカの父のもと、貧乏が染み付いている、超・節約家。雑草を食材にするくらい。
対して圭吾は社長の息子、金銭感覚はケタが違うし、性格は王子様の仮面をかぶったゴウマン男(でも内心はさびしんぼう?)。
この経済に格差のある2人が同居するのだからうまく行くはずがなく。でも圭吾の、王子ヅラに隠された内面の孤独感や苦しみに、日向は気づいて---。
みたい話なのですが。
わたしは凪良さんのコメディは好きなんですが、このお話はそこそこでした。もっと金銭感覚の違いが面白みにつながらないかな?貧乏根性のしみついた日向の、大ゲサなセリフはクスクス笑えたw (だから余計、貧乏ネタが広がらなかったのが不満、かな)。
決してつまらないわけでなく、スラスラと読みやすく(話の先も読めますが)、楽しめます。なので「萌え」評価にしました。でも「凪良さんの作品にしては…」と、チラリと思ってしまった…。
えっち描写はコメディ色もなく、まっとうでした。
凪良さんがルビー!?
一体どんなお話なんだろうと思いましたら思いっきりラブコメ。
珍しいんじゃないかな?っていうくらい、思い切りはっちゃけてました。
何と言っても特徴は、セリフが長いというか、会話がぽんぽんと続く部分。
多分CDにして実際の音声で再現されたら、かなり面白そうな、そんな印象を受けます。
モノローグが少ない、主人公達がすぐ思った事を言葉にしてやりとりしているから、きっと面白さがでるんでしょうね。
そんなお話は、主人公・日向のお父さんが友人の借金の保証人になった為に一千万を背負うことになったのが発端です。
その借金を肩代わりしてくれた会社社長と、ついででそこの息子・圭吾と長女・成子の婚約話が出ます。
ところが顔合わせの日、成子には好きな人がいると家出をし、
何とかせねば、と思った日向はうまくたらしこんで(爆)借金をなんとかしようと、昔から想いを寄せていた圭吾の元へ、押しかけ家政婦として出向きます。
日頃、大学内では王子とあだ名され、穏やかで優しい外面とは正反対に、粗野でいい加減で王子とは正反対の素顔を持っていたことに驚く日向。
日向は、父母も天然で経済観念の薄い人達なので、超節約家のしっかり者でしたので、素の圭吾と価値観の違いで、しょっぱなから衝突。
果たして、二人の共同生活は?
そして恋の行方は?
このお話の面白味の一番は何と言っても日向の性格でしょう♪
彼は節約家といいますが、それを越して圭吾いわく、、ではないですが何か貧乏臭いですwww
物語の進行中、生活・経済・恋愛等の価値観の違いがうまく生かされて圭吾と衝突しながらも、天然気味な日向の言動に、年上の圭吾がやられてしまう、という展開を見せる結果になっていってます。
日向はいいんですけど、何だか性格ギャップと言う点で圭吾が不思議な人でしたw
外面はいいというが、それは常識的にみても作られた不自然なものではなさそう。
そんなに無理している様にも見えないのに、そのギャップの出方が極端というか、、、ハードコアで暴れるほどにストレスなんか?
と、思うと案外不器用な人なんだな~という印象を受けます。
ま、この素も別に極端ではあるものの、常識を逸脱してない範囲だと思いますし、日向も割とすぐ慣れちゃいます。
ということは、、、日向の適応力が素晴らしい!ということかもしれませんね(w)
その点で、圭吾のこの親への遠慮というかイイ子へのこだわりみたいな部分がもう少し父親との会話とか糖して出ていたら、もうちょっと納得できて、大きなギャップに感じられたかもな?と推測してしまいます。
でも、基本ラブコメで二人の恋愛進行が中心ですから、そこんとこはカットなんでしょうね、、、
色々なすれ違いや衝突がありながらも、割と順風満帆に展開していきますが、ラスト近くで家出していたお姉ちゃんが戻ってきたことで、二人を結ばせる決定打にしています。
しかし、お姉ちゃんの話余りいらなかったような、、、
ライトで軽くて印象はちょっと今までの凪良作品に比べる薄いですが、多分CDにしたら絶対いいと思います。
その方がこれはシナリオっぽいので耳で聞いた方が楽しめる作品なんじゃないかな?って、そんな気が多いにしますヨ。