表の顔は王子サマな暴君×童貞純情少年の初恋ラブバトル!

もったいない!

mottainai

もったいない!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×218
  • 萌23
  • 中立9
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
18
得点
180
評価数
67
平均
3 / 5
神率
9%
著者
凪良ゆう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
カワイチハル 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784041001837

あらすじ

姉の成子の失踪を報告するため、姉の婚約者である圭吾を尋ねた日向。想い出では王子様のよう圭吾の本性は浪費家のダメ男で日向はショック。そんな中、圭吾は日向の初恋の相手が自分と知り、突然イラズラをしてきて!?

表題作もったいない!

有川圭吾 金持ちの一人息子で裏表のある大学生
藤原日向 のんきな両親をもつ超節約家の大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数18

コメディタッチなのに甘酸っぱい

シリヤスものや重いもの、切ないものが最近多いですが、いやいや凪良さんのコメディものも最高ですよ?w

初恋相手の王子様のような圭吾と同居することになった日向。だが、同居早々、倹約家すぎる日向の行動に圭吾は王子の仮面がはがれ、わがまま俺様いじわるな素を見せる。初恋が崩れてしまった日向だったが、その後圭吾の様々な面を知り再びひかれ…というお話です。
まず2人のキャラクターがイキイキと輝いています☆
日向のもったいないという節約に怒涛の勢いで暴君のように反論する圭吾。でも日向がしゅんってなると慌てて取り繕う優しさもあって、でも譲らないところは譲らない。2人の掛け合いサイコー!ほんっとに面白いです!

食卓の基本は肉!
初恋の憧れを押し付けるなの例え話。
コミカルに描かれる暴君な圭吾に、テレビに1人ツッコミやファラオのような寝相、寝てる時にこっそりエアコンつけてくれたり収穫に誘ってくれたりと優しさもしっかり描かれていて、盲目的に初恋相手や憧れだから好きではなく、改めて好きになる感じが伝わります。
日向の単純で可愛く、テンパると敬語になる。でも1人の人間としてたくましい姿は「俺様のタイプ」とは違ってても圭吾が惹かれるのも納得。
そしてもう凪良さんの文章が上手い!
所々面白くてでも胸がきゅんっとしてでも切なくてでも笑えて、ステキなフレーズもたくさんあって…。
この面白さを上手くレビュー出来なくて残念ですが、せめてこの思いだけでも伝われば!
サラッとニヤニヤ、でも軽くすぎず何度読んでも楽しめる作品です!
オススメです!

切ない系の凪良さん作品が好きな人だと雰囲気が違いすぎて評価低くなってしまうのですかねぇ…。大好きなお話しで、久々に読み直して堪能してたらちるちるさんで神評価の方がいなかったので、新しく読んだものではないけどレビューしました☆

1

koyori

コメントありがとうございます(^^)

手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!

koyori

コメントありがとうございます(^^)

手遅れにならず良かったです!という私もさっそくむぽちさんの凪良作品の神評価を参考に読ませていただこうと思います。頑張って制覇しまぁす!

むぼち

たしかに、これは神ですね!

koyoriさんのレビューを読んで、これと同じくらい好きな本を何冊も神評価していることに気付きました。
同時期に読んだ凪良先生の別の本に感動しまくったせいで、判断を誤っておりましたが、koyoriさんのお陰で手遅れにならずに済みました。

ありがとうございます。

久々にめっちゃ萌でした

あらすじから、私の好みのお話なんだろうなーって言うのは分かってましたが、やっぱり読んで良かったです。
あまり好みの展開で無いといつも途中で集中力が切れてしまうタイプなのですが、ひさびさにノンストップで即読み終えました。こういう作品もっと増えてー!笑
凪良先生にしては珍しいのでしょうか、このタイプのCPは、、いつも先生のCPの性格設定がタイプでなく、「美しい彼」もあいにく趣味じゃないでしたが、、この作品は本当に受けも攻めも私のドタイプでした!
そして凪良先生は本当に読みやすいので、もっとこういう俺様×健気天然な感じの作品出してほしいですね(^ ^)
日向が節約人間なあたりも可愛いです。最初は圭吾もドン引きでしたが、きっとこういう日向の必死な感じも可愛く思えてくるんだろうな、、あー好き笑笑
最初は相容れない2人が徐々に惹かれあっていき、結局攻めが溺愛パターンが好きな方にはとってもツボだと思います。
攻めが傲慢なのに、受けの涙に弱い!ここも非常に大事なポイントです!

あと挿絵ですが、とても可愛くてかっこよくて素敵でした、、萌には絵柄も非常に関わってきますよね!
おかげで私の神BL小説シリーズ入りです。ありがとうございます合掌

1

笑わせてくれました。

とても楽しく、気持ちよく読み終えました。

受攻双方が、どっちもどっちのいい勝負で面白い。

カワイチハル先生のアクのない絵もこのお話にぴったりです。

攻が多少残念な性格でも、最後まで萌を維持し続けられたのは、カワイ先生の描かれる、かっこいいイラストの力が大きいと思います。

あとがきで、もっと面白くすることもできたようにおっしゃっている凪良先生、ここのところシリアス路線が続いていますから、そろそろ実力全開のコメディを読ませて下さらないかしら。

追記
評価を一つ上げて神にしました。
同時期に読んだ先生の別の本と比べてしまって、萌×2にしていましたが、非の打ち所のないこの作品にふさわしいのは、神以外にはないと悟りました。

0

会話が楽しい

面白かったー。
読みながら、『全ての恋は病から』にちょっと似てるかなと思いました。
受け攻めどっちもたぶん普通の人間なら引くタイプ、という意味で。
あ、でも受けくんはイイ嫁にはなれるか。ズボラな私には無理ですが、徹底した節約家。
攻めは外面王子様ですが、ストレスためこんでいて、一人の時間をこよなく愛してるタイプ。
まあでも両者とも「常人」の域内にとどまってるから、そこが『全ての病は~』との違いかな。あっちは完全に病人だったので。
で、そのへんのバランスがルビー文庫ラインなのかなァと思いました。
個人的には、徹底的にやりきったコメディ書いてくれる凪良ゆうさんを読みたかったなァという気持ちはあるのですが、でもまあ贅沢は言いません。やっぱさすが凪良さん、十二分に面白いです。

ストーリーの展開そのものはよくあるタイプなんだよね。
攻めと受けの姉が婚約したものの、姉がギリギリで失踪してしまう。で、身代わりに弟である受けが…
ただこの受け、もともと攻めが好きだったもんで、大喜びで乗り込んでいき、金も恋も両方手に入れてやろうと画策するたくましさなんです。大好き、こういう前向きにアホな受け。
一緒に暮らしてぼろが出て、きゃんきゃん喧嘩をはじめる二人なんですが、本音で暮らせることに居心地のよさを感じはじめた攻め。
受けは受けで、いったん幻滅はしたものの、攻めの根っこの優しさや照れ屋な部分に改めて惹かれていきます。
時間の経過とエピソードとともに少しずつ変化していく心理描写が絶妙でした。
なにより会話が面白い。

凪良さんのコメディ、また読みたいです。
次はどーんとラブコメコメコメコメコメなやりきった作品がいいなーと思います。

3

初恋の王子様

期待以上に面白かった~!凪良さん流石です。
とにかく日向と圭吾のやり取りが面白すぎる。特にあのキノコのくだりは笑いました。全体的にテンポが良くてだれる事なく話が進んでいくので、最後まで飽きずにサクサク読み進めてしまいました。

お決まりの、姉の身代わりに花嫁にさせられる展開かと思いきや全然違いました。むしろ圭吾には完全に拒否されてます(笑)それを押し切って居候してしまうという、何とも珍しいパターン。
日向は初恋の王子様である圭吾との同居に張りきって家事をしますが、日向は貧乏性でかなりの節約家。それにキレた圭吾は我慢できず今まで隠してきた本性を曝け出します。日向の憧れの「王子様」は仮の姿だったのです。

それからは何かと口論の絶えない二人ですが、日向が落ち込むと必ず圭吾が折れます。特に涙を見せられると全力でフォローするのが微笑ましいです。なんだかんだで日向に優しい圭吾が素敵。日向を好みのタイプじゃない、恋愛対象にならないと宣言していながらも、どんどん惹かれていく様子に萌えます。

バンドの打ち上げの帰り道のやり取りが好きです。日向は本当に圭吾が大好きだというのが伝わってくるし、日向の言葉は圭吾にとってすごく嬉しいものだったでしょうね。これは好きになっちゃいますよ!

圭吾のプロポーズとラストの締め方がすごく良かったです。本当に最後まで楽しめました。
すごく読みやすいので、余計なことは考えずにBL読みたい!萌えたい!という方におすすめです。イラストも作品にぴったりで可愛らしかったです。

2

メロメロにしてやんよ!

借金を苦に、嫁に行く。
嫁入りパターンのお話かな~と冒頭思ったのですが
ある意味、お仕掛け女房。あまつさえ、念願通りにだんな様ゲットw
なお話でございました。
シリアスものが続いてたので、ちょっとここで一息入れるのに
いい作品になったかなと思います(*´∀`*)ノシ

両親のおかげで、なんだかんだしっかりもの、節約家の弟。
借金のため、とうとう姉がおよめに行くことに。
しかし、嫁に行くはずの姉が恋人と逃避行!?
こうなったら、俺がかわりに!!と展開していくわけですが、
最初から、受は攻のことが好きであり、初恋であり、ゲイであり。
そして攻も一応ゲイである。けれども、受のことはなんとも思っていない
むしろタイプではない。勘弁してください!
いつも読むBLとは割と設定が逆というか、受を追いかける攻パターンがいつもセオリーになりつつあったので、ある意味新鮮でした。

優雅な一人暮らしを邪魔され、節約生活を強いられ
ドタバタに巻き込まれるなかでも、育っていく感情。
可愛いと思ってしまう気持ち。
好きの言葉を言わないまでも、甘くなっていく攻の行為がすごくキュンでした。
や、うん。可愛くていい。
なんだかんだで攻が駄目人間の臭いをぷんぷんさせてるのも
一興なのではないかとは思いますが(*´∀`*)w
面白かったです。

1

テンポがすばらしい

凪良ゆうさん、初読だったんですけど、個人的に大ヒットです。ほかのも読んでみたくなりました。

特筆すべきは話運びのテンポの良さ、的確で気の利いた比喩でしょうか。ものすごく文才ある方だなあと思いました。
コメディが上手なのかな?浮世離れした主人公の家族はそれこそありえないかんじですが、この話にはなじんでいます。

キャラクターも魅力的ですね。最近読んだやつは受けか攻めどっちかの存在感が薄いものとか多かったのですが、これは双方好感が持てる。異常なまでの節約家で締まり屋なのに、嘘がつけない素直な受け。御曹司で外面もよく王子として通っているけど、実際は亭主関白な攻め。この二人の力関係がみごとに拮抗しあっていて、ああ同い年っていい!!と思わせてくれます。

1

むぼち

私は、凪良先生の本はいずれ全部読みたいと思っていて、実際わりと読んでいるのですが、こちらは未読でした。

じゃこいりこさんのレビューを読み、すぐに買うことに決めました。

イラストも私がドはまりした「いぬとねこ。」のカワイチハル先生で、とても楽しみです。

じゃこいりこさんは、凪良先生のあの本もこの本も、これから初読みできるなんて、うらやましすぎます。

ラブコメも素晴らしい

今までに何冊か読んできた凪良先生の作品。
こちら、ラブコメなんですよ。
今までシリアスな作品しか読んでいなかったので、読み始めは戸惑いました。
でも、さすが凪良先生。
テンポの良さとスッキリとした展開に、安心安定のフィニッシュで大満足でした。

攻めの前半の鬼畜具合と後半の溺愛具合。
「ヒドい男だよなー」からの「甘ーい!」までと
それに振り回される受けのテンパり具合、が絶妙なんですよ。
いや、実際は攻めの方こそ振り回されてるのですが。

コメディなのに、途中切なさもあり。
凄いですね。
軽妙な会話だけで終わらせないその力量に感服しました。
凪良先生の凄さを改めて知ることができた1冊になりました。

1

サクッと読めるコメディ

重くなく、テンポの良い話なので、疲れた日でもあっという間に読めます。

日向(受)はドン引きするぐらいの節約家でケチな故にずるいことも考えますが、経験不足でそこまで割り切った悪い男にもなれず、初恋が崩れ去ったあとも、結局は圭吾(攻)に惚れ直してしまいます。

圭吾(攻)は日向の気持ちをからかいつつも、押し倒そうとすると拒絶されるもんだから、合意なしでHに突入。結構ひどいなと思いますが、共同生活を送っていくうちに素の自分は日向にしか見せられないと気づくあたりは人らしい葛藤があって、共感できるところもありました。

シリアス物が多い作家さんですが、コメディタッチな作品の中にも、切ない心理描写も程よく含まれていて良かったです。

惚れた方が負けなんてよく言いますが、お互いに振り回しまくって、最後はなんとか無事に着地。
劇的なドラマではないけれど、二人の駆け引きが楽しいお話です。

0

ぽんぽん飛び出す会話が面白い

凪良さんがルビー!?
一体どんなお話なんだろうと思いましたら思いっきりラブコメ。
珍しいんじゃないかな?っていうくらい、思い切りはっちゃけてました。
何と言っても特徴は、セリフが長いというか、会話がぽんぽんと続く部分。
多分CDにして実際の音声で再現されたら、かなり面白そうな、そんな印象を受けます。
モノローグが少ない、主人公達がすぐ思った事を言葉にしてやりとりしているから、きっと面白さがでるんでしょうね。

そんなお話は、主人公・日向のお父さんが友人の借金の保証人になった為に一千万を背負うことになったのが発端です。
その借金を肩代わりしてくれた会社社長と、ついででそこの息子・圭吾と長女・成子の婚約話が出ます。
ところが顔合わせの日、成子には好きな人がいると家出をし、
何とかせねば、と思った日向はうまくたらしこんで(爆)借金をなんとかしようと、昔から想いを寄せていた圭吾の元へ、押しかけ家政婦として出向きます。
日頃、大学内では王子とあだ名され、穏やかで優しい外面とは正反対に、粗野でいい加減で王子とは正反対の素顔を持っていたことに驚く日向。
日向は、父母も天然で経済観念の薄い人達なので、超節約家のしっかり者でしたので、素の圭吾と価値観の違いで、しょっぱなから衝突。
果たして、二人の共同生活は?
そして恋の行方は?

このお話の面白味の一番は何と言っても日向の性格でしょう♪
彼は節約家といいますが、それを越して圭吾いわく、、ではないですが何か貧乏臭いですwww
物語の進行中、生活・経済・恋愛等の価値観の違いがうまく生かされて圭吾と衝突しながらも、天然気味な日向の言動に、年上の圭吾がやられてしまう、という展開を見せる結果になっていってます。

日向はいいんですけど、何だか性格ギャップと言う点で圭吾が不思議な人でしたw
外面はいいというが、それは常識的にみても作られた不自然なものではなさそう。
そんなに無理している様にも見えないのに、そのギャップの出方が極端というか、、、ハードコアで暴れるほどにストレスなんか?
と、思うと案外不器用な人なんだな~という印象を受けます。
ま、この素も別に極端ではあるものの、常識を逸脱してない範囲だと思いますし、日向も割とすぐ慣れちゃいます。
ということは、、、日向の適応力が素晴らしい!ということかもしれませんね(w)
その点で、圭吾のこの親への遠慮というかイイ子へのこだわりみたいな部分がもう少し父親との会話とか糖して出ていたら、もうちょっと納得できて、大きなギャップに感じられたかもな?と推測してしまいます。
でも、基本ラブコメで二人の恋愛進行が中心ですから、そこんとこはカットなんでしょうね、、、

色々なすれ違いや衝突がありながらも、割と順風満帆に展開していきますが、ラスト近くで家出していたお姉ちゃんが戻ってきたことで、二人を結ばせる決定打にしています。
しかし、お姉ちゃんの話余りいらなかったような、、、

ライトで軽くて印象はちょっと今までの凪良作品に比べる薄いですが、多分CDにしたら絶対いいと思います。
その方がこれはシナリオっぽいので耳で聞いた方が楽しめる作品なんじゃないかな?って、そんな気が多いにしますヨ。

5

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