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この巻はなかなか進展しない透とまさみのカップルが多め。
前半では高校時代のまさみと透のなれそめ編が入っています。
それと、ずっと敦を追いかけていた稲垣と、カモフラージュ彼女(?)だった由里の関係も少し進展する一冊。こうやって皆最後は大団円になればいいですね。
稲垣は一巻目あたりはしつこく敦に付きまとっていましたが、段々敦のあしらい方が上手くなっていったというか、冷たくなってきたというか、報われないんだろうなあ感が最近強くてちょっと可哀想な感じもします。見ていて飽きないのでこれからも暴走を続けて欲しいですが。
それにしてもまさみと透が出かければ雅美が追っていって邪魔したのに、雅美と敦が出かければまさみは心配で付けて行く…というのは何だか似たもの兄弟だなあと思います。まさみは心情的には「兄」でなく「母」だと言っていますが。
後半はまさみと透がすれ違いから関係が破綻するというシリアスな展開です。ここまで読んだ中で一番重い話だった気が…。結果キス止まりだった2人がラストでやっと進展します。今まで色んな邪魔が入って長かったなあ。
この巻は何だか若干イライラしました。まさみが嫉妬深いキャラクターだというのは分かっていますが、基本は健気で傷つきやすい性格なんだから、何度も泣かせる、泣かせたまま放っておくというのは、透がいくらヘタレキャラでもあんまりだと思います。浮気を誤解して飛び出して行ったまさみを追わない所も、雅美に「まさみに会わせない」と言われて引き下がった所も、何より誤解を解かないまま「許せないと言うなら諦めます」という所も。
諦めるって何だ?その程度なのか!と思ってしまいました。雅美でなくともそんな男に任せられない!って気分になりました…
まさみが言っていた「好きって気持ちが一番の武器だ」というのも「守れる勇気がないなら恋愛するな」というのも正にその通りだと思います。同級生の手前、「オレはホモじゃない」って言ったり、透の言動に一貫性がなくなんだかもやもやイライラしました。