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koibito wa picaresque
約15年位前の作品になります。
かなり古い作品なんですけど、私的にはBL世界に引き込んで下さった愛着ある作品の一つとして、今だに手放せず、たまに懐かしくなると読み返してしまう作品なのでご紹介!
だだ古い作品なので、もし読まれたい方は手に入れにくいかもしれません…すみません。
シリーズ3作に渡り、恋に仕事に奮闘する作品です。
当時こういった系統の作品は珍しかったので、最初に読んだ時はそれなりに衝撃を受けたんですけど!
今読むと古臭さやツッコミたい処は気になるものの、真船先生ワールドを楽しみたい方にはオススメかなあと思います。
あと蓮川先生の昔の挿絵も懐かしいです。
食品会社社長の能勢(25歳) × フードコーディネーター天羽(25歳)の
ワンコ攻とかなりのツンデレ受の大人の恋。
この2人のキャラ設定が萌ツボでした。
タイトルに『ピカレスク』とあるように、まさに名の通り受様の天羽が悪い人です。
読んだら意味がわかっていただけるんですけど⁉︎
いろんな意味での悪いお人なのです(笑)
真船先生の可愛らしいキャラも好きですけど、ちょっと悪の強い天羽のような主役も好きでした。
それにしても、能勢の事を何回馬鹿って罵ったんだろう…と思う位、口が悪くて、意地悪くて、プライドが高くて素直じゃなくて…まさに美形のツンデレ受の言葉がピッタリな人!
でも憎めないのは、天羽をそういう人物にしてしまった理由が丁寧に描かれていくから!
心の陰の部分を、過去と絡ませながらシリーズ3作に渡って描かれていくのも見所です。
能勢は、大きな図体して頼りなさそうな感じに見えてしまうかも!
どうしても天羽が強いので仕方ないんですけどね(笑)
研究馬鹿で…天羽馬鹿で…でもそんな一途さが、優しさが、ワンコ攻めならではでいいんですよね。
言ってることとか行動は、大真面目過ぎてバカだな〜と思いながらも、損得を考えない真っ直ぐさに応援してしまいたくなるような、段々かっこ良く見えてくる攻様です。
粘着系なので絶対挫けない処も面白いです。
第1巻は、仕事内容メンイで、能勢の研究題材であったり、フードコーディネーターについても丁寧に描かれています。
そして、2人の複雑な家庭環境を絡ませながら、天羽が出向してきた本当の目論見が明らかになり⁉︎
能勢と天羽の関係にも変化が⁉︎
押せ押せに体当りしてくるワンコと、どこまでも意地っ張りな美形の悪人の行く末は⁉︎
エロは朝チュン程度なので薄いです。
ワンコ攻×ツンデレ受好き、職業もの、大人の恋愛ものがお好きな方には好まれるのでは⁉︎と思われます。
これも真船先生の古い作品ですけど、『ごはんを食べよう』シリーズの主役2人も、今後ちょこちょこ登場するのも楽しみの一つです。
攻・能勢勇二(25) 能勢フードエンジニアリング社長
受・天羽芳純(25) フードコーディネーター
ワンコ攻でも…このワンコは躾の出来なていない大型犬でした。
天羽は契約先の能勢食品社長直々に、息子の会社に出向を命ぜられます。
能勢勇二の作った子会社は別名「若捨て山」と揶揄されている、コストばかりがかかり全く利益を上げていない会社です。
天羽は「そろそろ潮時だ」と、能勢の開発している画期的なシステムのデータを盗みライバル会社に転職をするつもりで、能勢のもとにやってきました。
能勢も天羽も家庭が複雑です。
勇二は正妻の息子でありながら次男。
天羽は高3の時の交通事故で、家族で自分だけが生き残る経験をしています。
スパイ活動をしているところを勇二に見つかり、口止めの為に誘惑。
セックスを録画しておき、それを保身のための保険にするつもりが…勇二は「好きな奴を抱くのは恥ずかしいことじゃない」とキッパリ。
あまつさえ「天羽が好きだから」と口説いて口説いて口説くんですよ。
天羽はつれなくするのですが、勇二は大型ワンコですから、アタックアタック~の連続。
しかもこの大型犬は人間の正論など全く無視。
BLのツンデレは、普通は健気なワンコにほだされてゆくものですが、このワンコ(勇二)は全く健気ではアリマセン。
俺様ワンコと言うべきか。
とにかくご主人様の命令は無視。
散歩コースを無視し、リードはあって無きが如しで振り切って好き勝手するわ、呆れて脱力しているご主人様に全力でタックルかますわ。
いくら懇切丁寧に躾けようとしても、ワンコは自由気ままに尻尾を振ってるんです。
ツンデレの天羽は悪人ですが…勇二の傍若無人ワンコっぶりに振り回されているのを読んでいると、ほだされたんじゃなくて、諦めてしまったんじゃないかなぁ…なんて思ってしまう。
天羽は最後まで意地っ張りでツンツンしてます。
ツンデレ好きにはたまらないです。