__モコ__
【神様の腕の中】スピンオフ、オリジナル同人誌第12巻。
表紙から見てとれる、無邪気なレノと優しい目を向けるロジェ。
なのに12作目は、そんな内容じゃなかったです。
ロジェは、聖堂でジェフに報復します。
文字通り『体を張って』やり返すのです。
レノを守る為なら手段を択ばない、寧ろ、どんな方法をしてでも相手を叩きのめす。
彼を想うがあまり、人には出来ない方法を取るロジェ。
自分の体を好きなようにされ、顔を痛めつけられる。
そんな時、聖堂のドアが開き、ロジェはやって来た神父様に助けを請います。
その後ろには、ロジェを想う先輩の姿。
ロジェは先輩にお願いし、神父様を「その」タイミングで呼んで貰ったんです。
勿論先輩は捕えられたんでしょう。
医務室で手当てをして貰った所にレノがやって来て、泣きながら怒りながらロジェを抱き締める。
けれど、レノは、ロジェを拒絶します。
「お前の報復の仕方が怖い」、そして。
「僕が居るのにそういの、汚い」と。
涙を浮かべてその場を去るレノ。
自分のやり方が又失敗してしまったのかと呆然とするロジェ。
お互いを愛するが故に、違う方向へと向いてしまう気持ち。
そしてレノは次の日、友達に言われて気付かされます。
「恋人でもあるまいし」、その言葉が大きく重たくのしかかる。
自分の発言によって、ロジェはきっと傷付いたに違いない。
僕を思ってした事、けれど、汚いと告げた事実は消せない。
お互いを思って居るだけなのに、どうしてすんなり幸せだけを掴まえさせてくれないのでしょう。
次が最終話になる予定だそうです。
レノにもロジェにも満ち足りた気持ちが溢れる事を願うばかりです。
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