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daisuki daikirai
初読み作家さんです。
全部で6つの短編が収録されていますが、「EVEの卵」はこの本が発行より更に7年前の同人誌を大幅加筆修正されたもののようです。それ以外の作品は1995~1999年に発表された作品です。
絵柄は綺麗なんですが、まるで少女漫画のようなキラキラした感じがしました。もしかしたらこの時代はこんな感じだったのかもしれませんが…。
収録作品中、4作品は高校生同士のカプのお話で、傾向としてはカプの片方がやんちゃなタイプが多く、ドタバタコメディの雰囲気の作品でした。
似たような展開の作品が見られたので、もう少しお話に幅があれば良かったかなと思います。
あとの2作品は多分小学生(?)x近所に住む従兄弟の大学生の年の差・ショタもの、アパートで一人暮らしする浪人中の若者x隣人のお話。
全体的にほだされ系とか片方が流されて…という展開が多く、ほだされた方や流された方にいま一つ愛情があるのかな?と思ってしまったのが、萌まで感じられなかった原因かなと思います。
一応、口では「好き」と言っている作品もあるのですが、本当にそうなの?と思ってしまう。説得力が弱いと感じてしまいました。