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おとぎ話の様な出会い方をした洋館のお姉さんは実はお兄さん、しかも相当ダルダルで刹那的な生き方をしていたしワガママけど美人。それを少しヤンキー空気も入ったガテンな男の子がガッツリ愛しまくるという話、というと簡単にまとまるでしょうか。
10も年上ですが、年を取っていることが差として出ているというよりむしろ過去の唯一愛情らしきものを残していったような相手に対して余計に屈折している、という感じ。魔性すら覚えるルックスです。
どうにかして親しくなろうとする裕基に対し、単に残念という事では離れないとみるとバラバラと後ろ暗い過去を語ってそれでも離れる気はないのかといってきますが、もうこうなるとなんというツンデレ。裕基でなくても押し倒したくなるわ、と思います。
そうトラウマになっていた野田に対しても結局鉄拳とまっとうすぎる説教によって強引に折り合いをつけ、ガツッと強く抱きしめる男らしさはさすがガテンだなぁとか思わされます。
そして、そこからとげが取れたいばら姫、三上の可愛さときたら!ジャージを着ていても何しても萌えてしまってイケない想像してしまっては
「おさまれ!えいえい!」
なんてやってる裕基にすごく共感できる次第です。
年相応以上に屈折した性格に年よりずっと幼い愛情表現がちゃんぽんになって出てくる三上がかわいすぎて仕方ないですわ。