雀影
プロの本気のストーリーもの。
ここでの虎徹オジサンは、不本意な枕営業に身をやつしつつ、バーナビーの若さや潔癖さに恋してる設定。
虎徹が日本人の血が濃い混血であることを、最大限に生かすとこうなるという、お話。
バーナビーは、虎徹が年齢の割に若く見えることに興味をそそられます。
骨格そのものの細さ
肌理の細かいしっとりした肌、
薄い体毛
混血することであらわれる、微妙な色の瞳
虎徹が無意識でする、唇を舐める仕草から目が離せなくなって・・・
絵は、意図的にコピック書きのようにざっくりと描かれていますが、要所要所の瞳の光り方や、唇などのパーツのエロさはさすがにプロ、
半端ないです。
委託書店価格2100円となかなかなお値段ですが、ここはぜひ、虎徹オジサンの八重歯の魅力を、皆さんにも堪能して頂きたいです。
タイバニについて私はあまりハマらず、毎回ブルーレイにただただたまりタンスの肥やし状態でいたのでしたが、鳥人さんのタイバニ本を見て一気にはまりタンスの肥やしは解消されるほどにすっごい良かったです。
二人の関係がけして華やかに描かれていくのではなく、じわじわと気持ちの葛藤が描かれてお互い悩んだり悩んだり悩んだりで最後までいきます。
鳥人さん曰く、『作風的に未成年の方が読んでも多分あまり面白くありません』とのお触書もあります。
しかしなんとも受け虎が健気に切なく描かれているのです。
兎への思いを本人へは言えず募った気持ちを兎のスーツに伝えるシーン。
その光景をサイトーさんが見ていて青くなったり、サイトーさんに圧力をかけようとしたりと、本当に切ない!
終盤のHシーンも虎の気持ちのなんといじらしいことか。
さすが!鳥人さんの手にかかり本当によく料理されていると思います。
ただ表紙と違い、中の絵は荒めに仕上がっています。
荒めですがデッサン狂いはない方ですし、見せ方が本当にうまく、それをも気にさせないストーリーです。
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