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一巻から引き続き、相変わらずキレッキレの東京ジャックの面々。
今回は、美しくて凶悪なプログラムと評されるコンピューターウイルスの謎を追ったりだとか、危険な組織に潜り込んだりとかしていますが、個人的に特に圧巻だと思うのが本当に電脳世界にダイブして目的達成のため駆け回り暴れ回る話。
一巻でも、克郎、電脳世界にダイブしていますが今回はとにかくメンバーが豪華…!!
前回はダイブしたのは克郎だけでしたからね。やっぱり、東京ジャックの面々がいると爆発感が違います。
さらにとってもキュートで可愛い少年少女も登場するんですよね〜(〃ω〃)少年探偵団みたい…
生意気で素直な子ども達と克郎達の絡みも可愛いし、この子たちがまあそれぞれ魅力があって、チラリと語られるバックグラウンドに、もっとこの子達のことを教えてくれぇぇ!(特にヨリチカくんのこと知りたい)となります。
この話で克郎とシーナ、そしてモズの誕生のルーツが垣間見れたりもするのですが、なんか…エモいんですよね…。
ここで、まだ胎児だった克郎達は育ったんだ。機械の母体の中で、隣にいた存在を覚えていたんだ…。
本当に彼らはなんというか、面倒くさいことは一切なく純粋にギブアンドテイク、
でもきっと、ここはどうでもいいゾーン、そしてここは好きな人間達のゾーンみたいな感じでちゃんと分かれてる。
友情とか愛情とか絆とか、ひょっとするとわざとらしかったり臭くなってしまったりしそうなものを、語りすぎたりせずにサラッと表現している感じが好きなんです。
そういう描き方が、石原先生は本当にお上手なんですよね…!
そして本編に加え、書き下ろしやカラーでの追加ページもあります。
本編ではあまりバシッとした見せ場がなかったシーナが実はこんなカッコいい男だったんだ…!って感じられたり、
何よりラストのカラー漫画…!!
漫画家さんの絵柄の変化というのは避けて通れないものだと思いますが、そして好きな作家さんなら絵柄が変化していこうと、ずっと好きですが!
大好きな石原さんの中でも特に最大に好きな時期の絵柄で描かれているんですよ…
多分、あふれそうなプールの中期〜後期あたりとかの時代かな?
この時の石原さんの、スッとした切れ味鋭めの美しくてカッコいいイラストで、カプセルヨードチンキが読めるとは…(T-T)
すき…(T ^ T)
最終的にレビューというよりオタクの一人語りみたいになってしまいましたが、いいですよね…
迸る好きは止めらんないですもんね…
「カプセル・ヨードチンキ」(新装版)の第二巻です。1998年刊行の「カプセル・ヨードチンキX」の内容に2011年雑誌掲載の新作と描き下ろしが追加されています。
第一巻と比べると画面がスッキリした印象で読みやすくなっています。また、近未来の東京で暴れる少年達のサイバーパンクな雰囲気も残しつつ、各話が非常にトリックの効いた展開になっていて、読み応えもアップしていると思います。
個人的には、最初に収録されている「心の中の美しいもの」が全エピソードを通して一番好きです。工学科の学生だった当時、物語に出てくる「美しいプログラム」とはどんなものかなぁと想像したりしました。
また、本作はシーナの覚醒が裏テーマになっていると思います。新作でそれはもう彼の新しい魅力爆発で。憎いヤツめ。シーナはハイスペックなのに残念くんだったので非常に、ひじょう~~に嬉しかったです。(それに、改めて読むとシーナ×克郎がイメージできないこともないですね!?)
今後、このシリーズは出るのでしょうか。出るといいな。ずっと楽しみにしておきます。