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demian syndrome
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
幼馴染だった城一郎と崇。
父親の仕事の都合でアメリカへ渡っていた城一郎は崇に会いたくて日本の高校へ編入してくるのだが。
城一郎の気持ちとは裏腹に崇はその再会を快く思っていないようで・・・。
今回は「再会」から「再開」までといった感じでした。
離れていた間に崇の気持ちもどこか離れてしまっていて。
以前のように「お友達」したいと思う城一郎の願いはそう簡単には実らない。
城一郎は素直な気持ちを打ち明けるけれど、崇の口から出るのは売り言葉に買い言葉のような傷つけるような言葉で。
それさえも、城一郎にとっては「言わせてしまった」と自分のせいだと思っているところもあったりして。
城一郎が素直な気持ちを語るのにはアメリカでの出来事もあってその時後悔しないようにっていうのがあったりして。
そういうふうに前向きになんとかしていこうと思う気持ちがあって。
崇は崇で思うところがあっての行動なんだろうけれども。
結果的に自分のせいで城一郎を傷付けてしまうようなこともあったりして。
少しだけ歩み寄りが最後には見られてよかった。
これで崇が動かなきゃお話が進まないしね(笑)
そんな2人はさておき、気になる人物NO.1は佑先輩でしょう。
そんなに線が細いわけじゃないけど綺麗でなんか含みがあって。
この先、2人を引っかき回してくれるといいなー。
沖さんにハマったきっかけでもあるデミアン症候群
小学生の頃、仲が良かった二人だけど中学に上がる頃に二人に変化があり、そのまま友人としての関係も、離れた距離だけ遠くなったようです。
中学3年間をアメリカで過ごした城はあることがきっかけで、日本に帰って東に会いたいという気持ちが強くなります。
しかし、いざ帰国してみると「名高」は母親が再婚し「東」と名前が変わったように以前とは全く別の人間のように冷たくて、昔のように接しても東は冷たく突き放すようでした。
しかし、寮で同室になってしまい、嫌でも一緒にいる時間が増えてしまいます。
冷たい東を威嚇するように(??)城は東に話しかけます。
東自身も以前の自分とは違うと思いつつ、城のことが気になるようで・・・。
城はアメリカでの3年間で、東は城のいない3年間で、お互いが知らないところで心に傷を負っていて、この後二人はどうなるの?という1巻です。