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期間限定・恋人契約!!
joushi no koibito
いやー。魅惑のノンケ殺し♡ 細っそりとした美形の部長に、「恋人のフリをして欲しい。」という、
何やらワケありのお願いをされただけで、浮き足立つ鳥野。
ゲイのフリをして、お見合いを断るという、何とも隙だらけの作戦だったけど。
そうやって一緒に過ごすうちにどんどん部長のことを好きになって行く。
本当はそもそも部長も鳥野のことを憎からず思っていて…。という、なかなかにハッピーな、
ラブコメディとなっております。
何が可愛いって、このちょっぴりツンデレな部長の思わぬ可愛さと、脱いでもすごーい綺麗なその細腰♡ ノンケの鳥野がついつい触ってしまったり、ガン見してしまうのもやむなし。
桃李さえ先生の最近の絵柄と違うこの感じ、顎の細さも、何だか可愛い。
決して小さくは無い、細っそりとした躰が背の高い鳥野の腕の中にすっぽり収まってしまうところも
萌えます。
しかし、お互いに夢中になり過ぎで、弟の目の前でリビングでエッチはいただけませんね。
ヒヤヒヤしちゃいます。
そんな兄貴を見張りに来た弟の大河くんも陸都くんという男の恋人が出来て、ラブラブ・ハッピーに♡
いや、めでたいけど、陸都くんは、世界のホテル王のご子息。大河くんは老舗旅館の息子。
後継者どうなる問題はあるんだけど、知らん。っていう。
本当は、見合いを断る部長の代わりに弟が跡を継ぐ、で終わっておけばいいものを…。
ややこしくしてしまうっていう。まぁ、全員幸せって事で!
同時収録は、同じ年の従兄弟が、いつのまにかオレより大きくなって、イケメンに成長して、
ウッカリ迫られドギマギしてしまう。そんな「夏休み」「春休み」。
気持ちは少しだけすれ違うけれど、お互いに想いあってるっていう。こちらもラブラブです♡
あとがきで、表題作の2人について補足されていて。
部長が綺麗過ぎるので、上層部に枕していると他の社員が下世話な噂をしているという…。
いやー、男なのに? 部長のフェロモンどんなけ?っていう。
表題作の方は、鳥野くんが柔軟な頭の持ち主でいい子です。疎遠になっていたとは言え、彼女持ちで、男の人とは付き合ったこともないのに美人な上司に恋人の振りをしてほしいと言われ、同棲ごっこをしているうちに本当に好きになってしまいます。美人と言うのは性別までも乗り越えて好きな人をゲットできるんですね、羨ましい。部長の弟も同姓の恋人がいるのですが相手はホテル王の御曹司。兄弟揃って美人です。後半でそっちの話になるのかと期待しましたが、さらっと終わってしまいました。
もうひとつのお話は、いとこ同士のお話です。でも、小さいときは女の子みたいに可愛かったいとこが大きくなって自分よりも背も高くなってイケメンに変身しています。しかも、中学生くらいの時は可愛いいとこについつい手を出して襲ってしまった主人公が二年後に再会すると襲われる側に!
絵も綺麗だし、台詞も少ないし、さらりとライトに読める一冊です。
桃季さえさんの初ピアスです。でも、エロさより上司の可愛さが目立ってたような気がします。
上司の神木部長は、目の保養になるほどの美人さんです。そんな部長に呼び出されたのは部下の鳥野で、頼みがあると言われます。その頼みとは、弟が滞在する1週間だけ恋人のふりをしてほしい、というものでした。
そして、戸惑いながらも、2人の同居生活が始まります。
上司命令だったのに、どんどんツンデレ部長にはまっていく鳥野が面白かったです。
一方の部長も、初心な反応とか、鳥野に恋人役をお願いした本心とか、可愛くて萌えます。
最後は、メロメロになった鳥野が婚姻届を持ってきてプロポーズして、ごっこから本物の恋人になって、バッカプルになったのが萌えます。
部長の弟が、兄がゲイなのも寛容で不思議だと思ってたら、実は弟も恋人が男で、熱いプロポーズをされてるのが微笑ましかったです。
もう一つ短編が収録されてるんだけど、表題作含め、サラサラ~と読めて楽しめる内容になってます。
大きく分けて、2つのストーリー入り。
メインストーリーは・・・。
普通なら、男の上司に恋人になって~と言われたら
ぶっ飛ぶところですねw
でも、日頃から憧れている上司に、事情があってお願いをされれば・・・
と言うことで、なかなかに喜んでいる部下とのお話、となっています。
この部下がなかなか面白い!
上司の色香にどんどんはまっていって抜けられないほど?に(笑)
ちょっとした言動がとても面白く描かれてました。
しんみりな感情に浸るところはほぼなく
クスクスと笑えってさらっと読める楽しい作品でした。
「上司の恋人」
元々美人で好きだと思ってた上司に(この編に男だからとかそういう逡巡はなし。だってピアスだし)
「見合いをさせられそうになったので、恋人になってくれ」
と告げられることから偽装恋人をすることになった話。
・・・なぜ男にそれを依頼する?BLだからですねそうですね。
ツンデレ、とありますがエロエロ展開満載のピアスレーベルにおける
「ツン」なんて「表情が鋭い」位の要素でしかありません。
だってツンを表に出すとエッチまで遠くなりますからね?
しいて言うなら見合いさせられる前に好きな人と一緒になりたいのに、その好きな人相手に恋人を偽装してくれ、と言ったり追い出しちゃったりすることですが、どっちかというと「性格がネジれてんなー」と思わされます。
いきなりぶち込んでることも多いピアスにしては「まずは体のほくろの位置から」という結構まっとうなエロ展開で、しかも神木のルックスが個人的に「あー、確かに美人だよね」という書かれ方をされてるので、鳥野同様に駿也にメロってしまいました。
でも本当に部長なのか?と思うくらいウブウブな若者に見えるのは・・・まぁいいか。
そのカムフラをするきっかけになった弟ですが、なぜ男同士という状況で冗談だと思わないのかと思ったら・・・お前もかっ!という事です。
「夏休み」
2年前に性欲ごと愛情を押し付けたいとことの再会愛。
でもそのいとこ、天志は2年たったら別人のように背が伸びてイケメンになっていて、さらには男同士で寝まくるような人になってた、と。
でもその根幹は実は2年前の別れたつもりもないのに別れになってた事という。
どっちも「いると思っていた相手の恋人」は「実は自分でした」という種明かし系BLなんですが、それ以上に年相応に肉骨のついた感じの攻め受けの体のきれいさがエロBLとしていいと思うのです。