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class mate nojosou ga kawaisugite furue ga tomaranai ken
高校生男子の、Hな妄想と夢がいっぱいのこの本、全編にわたって、女装子の男の娘ちゃんと普通の男の子とのHなアレコレ、ではあるのですが、男の子同士がHなアレコレすればBLかといえば、そうとも言えない、っていうのが私の気持ちな訳で。
なんでそう感じるのかというと、
「そこにラヴがないから」
確かに、ここに登場する男の子の方は、男の娘に好意以上の恋愛的な気持ちを持って、Hな妄想を膨らましたりしていますが、はたして男の娘の方には恋する気持ちがあるのかしら?
男の娘ちゃん達はあくまでも妄想される対象物に過ぎなくて、彼らの人格とか感情って、ある意味無視されてる。
その辺が男性向けの男の娘物と、女性向けのBLの違いなのかなって感じる。
正確にはBLというよりは男性向け女装ものです。
どの話も実際にはエッチにまで持ち込んでるようなことはありません。最終的にも妄想内では結構エロイことになってますが。BLに出てくる男たち以上にちょっとした事でエロイ方向に動揺します。
その位攻め、というか女装を見ている方の子たちは完全にメロメロにされちゃってますが、「女の子としてかわいい」と思ってるのか、「その子がかわいいから男でもいい」なのかというとやっぱ前者だと思います。
でも、女装をしていない時にもしているときにも出てくる女装君達の「本当に普通の男の子」である雰囲気は演技以外ではまったく崩れてこない所があり、そういう所は生半可なBLよりもBLらしく感じます。男の娘本は性格まで女の子になってることが多いんで。
もちろん、ルックスは男にしては美人さんの子が多いですが、でも間違っても男に見えないような子は出てきません。特に3篇のシリーズものになってる「RD」の藤村美春などは、ヘタレな河村圭以上に男らしい勇ましい様子が出てきます。
まぁ、そういうとこが逆にスパイスとしてよけい女装を可愛く見せてるんですねぇ・・・
「こんなにかわいい子が女の子のはずがない!」
という金言をまさしく絵にしたような本なのです♪
・・・やっぱ、腐女子向けじゃあないかこの本。でも萌えますよ、ええ。