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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
記憶にある限りでは多分BLに触れた一番最初の本だったと思います。ここからすっかりハマってしまいましたが依田先生の本にはやはり何にも変えられない良さがあります。
みずみずしく少年らしくしかしどこか大人びた、洗練されすぎていない雰囲気がとても大好きです。これくらいが私のような昭和生まれにはちょうど良いのだと思います。もちろん最近の本も好きですが。
1〜3巻まで続いていてメインカプは二組いますがやはり最初のカプが好きです。正直委員長と伸哉の二人をずっとメインで見ていたかったです。
最近依田先生の個人ホームページがなくなってしまい悲しくなったので読んでからかなり経ちますがレビューするに至りました。先のことを考えて新刊はほとんど電子で購入するようになり、紙の本も本棚ひとつに収まるまでしか持たないようにしていますが、チョコレート・キスだけは何があっても手放さないと思います。なんなら晩年も読んでいると思います。大好きです。
依田沙江美さんの紡ぐ物語って、ほんとに一筋縄じゃいかない…っていうか。
読みようによっては、なんか回りくどいような、描写を小出しにして読者のほうに推理させるような描き方をするかたですよね。
本作も正にそんな感じ。
内容は男子校が舞台で、生徒たちはガチの恋愛をしてる子もいれば、際どい戯れ遊びを楽しむ子、全くそういうのと無関係な子たちもいて、でもそんな子たちも「そういう」空気があることを楽しんでる、みたいな設定。
そんな中に、1人の転校生がやってくる。
可愛らしいタイプの加納伸哉。
クラスでは委員長の油野怜一郎がお世話係になって。油野は秀才でなんでもできる頼られタイプ。
で、油野は加納を色々守ったりサポートしたりします。
カップリングのタイプ分けや展開の進み方、生徒会風景など、少女マンガ的王道系の古典的BLの匂いで進んでいきます。
校内でのキス、恥じらい、気持ちの揺れ、独占欲、不意に溢れる涙……などなど、もうむず痒いような甘酸っぱい高校生CPの恋愛模様が繰り広げられるのです。
さて、本作は新装版でして、巻末に以前は未収録作品だった「内緒」というSSが収録されています。
これがですね…
え〜〜……っ……⁉︎
油野がどう考えて伸哉に接してたのか、の真実がそこで語られまして、ここ衝撃的です。
救い?は、油野は実際本当に伸哉を好いていること。これが無かったらとんだゲス野郎じゃないか。
でも、私は新装版の方を読んで良かったと思ってます。
これから読む方は絶対新装版をおすすめしますよ!
名門男子校で繰り広げられる、甘酸っぱい青春ラブストーリーです。転校生の伸哉と委員長の油野が、ゆっくりと恋を育てていく様子にキュンとなります。
何と言っても、油野がカッコイイです。伸哉の危機には駆けつけるし、さりげなくナイトのように守ってくれるし。そもそも二人の出会いが、困ってる伸哉を油野が助けたことだし、始めから縁があったんだろうな~と思います。
一方、伸哉は天然でおっとりしていて可愛いです。嫉妬して、思わず泣いちゃうところなんて、可愛い絵柄と合っていて保護欲を刺激されます。
二人の周囲の友達もみんなイイコで、友情面でも楽しめます。
ただ、キャラの見分けがつきにくいことがあって、時々これ誰だっけ?となることがあって、読むのに少し疲れました。
ちょっと今時とはかけ離れた感じのする名門男子高校、
そこを舞台とした高校1年生同士の、ほのぼのかわいい恋のお話。
CDがとても素敵で、
もっと楽しめるかな~と思ってコチラの原作コミックにも手を出したのですが、
う~~ん、
残念ながらCDの方が、キャラが魅力的だったなと感じてしまいました…。
絵はカワイイなと思うのですが、
クールでちょい腹黒な攻めが、メガネを取ると意外と受けの子に似ていたり、
当て馬の年下キャラが受けと似ていたり、
ここはハッキリ区別した方がいいのでは?と思う主要キャラが似ているのが、
どうもムムム~と思ってしまったのですよね…。
あと、
わたしが単にCDを先に聴いていたせいなのかもですが、
これは大事なエピソードなんじゃ?と思う話が、意外とあっさりで、
日々の細々とした出来事が次から次へと描かれていて、
ちょっとテンポが合わせにくかったのです…。
好きなら、
そこが堪らなくイイ!となりそうな気もするのですが、
わたしには、物語が単にゴチャゴチャしているように感じてしまって…。
すみません…。
でも、CDにはなかった、
オカマ言葉を使う安藤の、油野への恋心の始まりが読めて、
昔の小さかった安藤と、乙女なのに大きく成長してしまった今の姿との違いが、
ちょっと切な可笑しくていいな~と思いました。
あと、
攻め・油野の企みが、最後に載っている「内緒」でしっかり語られているのも、
読めてよかった~~
うん、やっぱり話は結構好きなんです、
でも残念ながら描かれ方があまり好みではないみたい…
続きとか、違う本とかを読んだらまた印象が変わるのかな…?
名門男子高校を舞台にした、高校生の恋。
東京から転校してきた喜怒哀楽の素直な伸哉と、実はくせ者の委員長怜一郎。
この学校併設の中学からホモはウジャウジャいるらしく、全くそこは問題にならず、
普通に告白したりくっついたり失恋したりしている模様(笑)
学園ものなのでキャラクターも多いのだが(私は変なオブジェを作っている関くんが好きw)、
絵の見分けがつきにくいことがあるのが残念。
依田さんの作品は可愛い絵柄を裏切る、毒というか哲学的な深みが
サラッと描かれているのが特徴だが、
この作品も、それぞれの登場人物が語られない背景や内面があることが、
垣間見えるところがいい。
精神的な面が重視の話なんだけれど、でもプラトニックではなく、
甘くでコーティングされているんだけれど、
中には実は生々しい何かが…、という感じの作品です。
一巻の最後では、二人が次期生徒会役員になることが匂わされていますが、
さてどんな展開になりますことやら。
これは新装版なのだが、表紙が書き下ろしで、巻末に同人誌から短編が二編収録されてます。
本編ウラ話的な「内緒」と、ギャグの「カホ学残酷物語」。
「内緒」は、欲望に正直な委員長の腹黒さが読んでいてふふふという感じですが、
意外に天然な伸哉がそれを上回っていて、再度ニヤリ。
人物が一緒に見えます。
私は最後まで混乱していました。
全員がそっくりさん。
作者さん もっと髪型とか体型とか変えてください。
これは新装版ですね。
これでも見やすくなっているのかなあ。
この人がこれで・・・・あれっ??違った!
考えながら読んでいたので話の内容がうまく入ってこないです。
学園王道ラブストーリー。
生徒会の中で何組もカップルが誕生する話です。
あるあるパターンでした。
生徒会で青春。頭のいい子がつどう会。
私は 中立で。
王道学園ものはあまり好きじゃない私ですが、依田沙江美さんの描かれるものは特別枠です。大好きです。
なんだろな、キャラが本当にいいんですよ。
天然の可愛い受けくんと、優等生の委員長というコンビ。
たんたんと続く学園生活の中、事故のようなキスを繰り返しながら少しずつ近づいていく二人の距離にたまらなく萌えます。
受けがちょくちょく泣くんですが、泣くタイミングがいちいち可愛いのもツボ。とくに、「天野さんを好きだったの」のあとの涙がたまりません。可愛すぎて死ぬわ!と思いました。
さらにツボなのが攻めの委員長の性格ですね。
お話が進むなかで、かなりの腹黒っぷりがチラチラと見えてくる。腹黒のチラリズムも萌えです。
あと、レイプ事件の真相が判明するシーンは、いつ見てもニヤケちゃいますね。
中高一貫の私立男子校を舞台にした学園もの。
カバーイラストが一新された新装版。
かわいい容姿の転校生と、クラスの委員長が出会い、恋して、結ばれるまでを、五葉庵という茶室を根城にした生徒会活動を絡めて描いた、学園ものの基本的とも言える王道な展開のストーリー。
ちょっと天然で奥手な受けの子と、ちょっと腹黒で策士タイプの攻めの子が、年相応に悩んで、年相応のセックスに至るまでの、不安な気持ちや期待する気持ちが丁寧に描かれています。
旧版との違いは、カバーの絵と、油野視点の同人作が加わったことぐらいですが、この短い作品で、油野の伸哉一筋の悪党ぶりが知れて面白かったです。
古いほうは手に入らなくて未読だったので、嬉しい新装版。
内容は、BL的によくある腹黒い優等生攻め×天然素直な転校生というカプなんでしょうか。
でも、依田さんの手にかかると、ちょっとくせがあって、それが味になってるかもしれません。タンタンとしているけど、独特ののりがいい。依田さんのファンだったら楽しめると思います。
アホの子受けが好きなんで、たのしめました。
アホの子というか、天然ボケボケ、でも一生懸命な受けを、攻めと一緒に可愛いと思える人なら楽しいと思います。
名門男子校に途中転入してきた加納が、面倒見のよい委員長の油野と出会って惹かれて、恋人になるお話。
日常的な学園生活の中で、男子高ならではの設定の上、ほのぼのと進む展開は王道かもしれませんね。
新装版には、同人作品の「内緒」と「カホ学残酷物語」が同時収録されています。
何と言っても注目してしまうのは、委員長油野のさりげない誘導によってまんまと加納を手に入れてしまう事でしょうw
「好き」とか一切言葉にしないで加納の気持ちを自分のものにしてしまうその手腕は、実に狡猾?
加納がまっすぐでひねてなくて拗ねてなくて、それが危機を呼んでしまうのだが。
加納が上級生に襲われたのを助けたことで、油野ははっきりと加納を意識し、加納は油野を特別と意識して。
部活・学園祭・生徒会と、色々な行事を一緒に過ごすことで関係ができあがっていくのはとても自然な流れです。
油野が一見余裕そうに見えて、本当は加納にベタ惚れというのがいい。
クールで優等生なのにww
加納はごくごく普通の男の子だし。
何もかもが、突出するような突飛な出来事があるわけでないところが気に入っている。
ともすれば、こうした学園モノは依田作品はどれも似ているような感じがするのだが、まあ、それも特徴といえば特徴なのでしょう。
同人作品で、油野の腹黒さが暴露!?
「2巻」では同じ学園の違うカプの展開になります。