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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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単行本、お久しぶりです!の中村かなこさん。
ちょっと切なくて、でもクスっと笑わせるところもあって、まっすぐで一途な登場人物達が大好きになる作家さんです。
今回の見どころというか、思わず注目してしまったのが表題作に出てくる”親ビン”こと覚王山!
いかつい顔にロングの黒髪・・・あれ?何となく~と思いきや作者さんフォローで、あのパタ●ロに登場するバン○ランがモデルだとか・・・!?
一緒なのは黒髪だけですからーーー!!(爆笑)
これがね、またいい味出してるキャラなんですよ。
個人的に主役よりこの覚王山がお気に入りv
彼の漫画が表紙はずした本体にあって、更に彼が好きになるというww
でも、主役は喰っちゃってなくて本当にいい役割をしてるんで。。
子供の頃に傷付いた経験とそれから色々な複雑な家庭環境で、人と交わることを全く拒否してきた高校生の輝(かがや)
彼が住む町の別荘にやってきた作家の知立が、輝と出会い、彼と友達になりたいと強引に入り込んでくる出会いから始まり、そして後半は知立のトラウマを何とかしてあげたいと必死になる輝の姿で綴られます。
最初、知立のワケアリが全く明かされていない状態の時は知立が輝に必死で友達になろうとする姿に、彼はさびしいのかな?なんて思ったりもしましたが、その執着と惹かれた理由が自分には今一つわかりませんでした。
でも、物語の流れとしてはスムーズに入ってきます。
色々を拒絶する輝に、知立が「挑戦」という言葉を使うのがなんかすごく好ましかったです。
そうなんです!挑戦なんですよ。やってみなけりゃわからないです!
でもそれが知立の一番の乗り越えられない壁だったと解った時、映し鏡だったのかな~なんて思ったり。
人と交わらないことから裏番と呼び、しつこくしてくる覚王山がよかったーー!
彼も輝と友達になりたかったんだよねwwそれがちょっと不器用で、不良なりの方法だっただけでww
社会人になった輝が乗ってる車が派手でビックリしたり(笑)
再会した知立の髪が伸びて別人みたくなってるのにもビックリ(笑)
何か色んなところに芸が細かくて、クスっとさせてくれました。
全体を通して切ないのに、そういったスパイスが効いて重苦しくなってないのがよかったです。
『0点商店街』
さびれた商店街にショッピングセンター建設が持ち上がって店が買収されていく中、賢明に商店街を盛り上げようとしている文具店の息子・円。
買収を進める開発会社の人間としてやってきたのはその昔仲良くしていて転校してしまった木曽崎だった。
何かこれは愛情というより、強い友情のような感じも受けます。
頑張ってるけど折れそうになりながらも必死で前向きな円が気持ちいい。
木曽崎は、結局のところ健気だけど不器用だったんだよねw
商店街を舞台にした、人情あふれるイイ話しという感じでしょうか。
激しい萌えとか、突出した萌えがあるのではないですが、等身大で心にしみてくるほのぼの感がとても心地いい作品でした。