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taoyaka na shinjou
慈英×臣シリーズ6作目。本編としては5作目で第二部2作目になるのかな。
私は、個人的な好みで言うならシリーズ中では今作がいちばん好きです。なんかもうそれ自体ズレてるな~というのは自覚してます。
実は私、このシリーズはキャラクターはじめ苦手要素が多くてすごく好きとは言えないんですよね(決してキライじゃないですよ。好きは好きです)。
それでも確かに面白いとは思ってるんです。新作が出たら迷わず買って読みますし、シリーズ全巻を何度も読み返しています。
ホントに本も分厚いんですが、それ以上にいろんなものがみっちり詰まっている感じで読み応えもあり過ぎるくらいあります。
正直言って読むのにとても疲れます。
それでも、1作目『しなやかな熱情』と前作『はなやかな哀情』は、個人的好みはちょっと横に置いておいても、評価としては『神』しかないだろうと思ってそうしました。←確かに好きには違いないんですが『神級に好きなお気に入り』までは行かないんですね。
もともとメインキャラクターがあまり好みじゃないので、三島と壱都が乱入して来たのは却ってよかったと思ってます。←2作目『ひめやかな殉情』での三島のように、単なる悪役・敵役としての脇キャラクターはまったく別ですが。
逆に、慈英と臣のCPがお好きな方にはこの2人や教団関係のアレコレは邪魔なのかもしれませんね。
脇キャラクターで言うなら、私はアイン(慈英に強引に絡んでくるエージェント)の方がダメでした。女性だからじゃないですよ。
ラブラブは少ないと言われていましたが、Hはいちいち濃かったです。
もうそれはこのシリーズ(以前に崎谷さん作品?)の売りだろうから仕方ないと諦めてます。
私はもともとH描写はそれほど求めてないんですが、特に好みじゃないキャラクターのHはどうでもいいんですよね。あ、ラブはいりますよ、念のため。
ただ・・・私、こういう属性とかジャンルとかに疎いんですが、壱都って『男の娘』なんですか?
私のイメージ(とはいえ具体的にどうとは説明できないくらいうっすらとだけど)するところの『男の娘』ってこういうんじゃないんだけど。
少なくとも私は、読みながらも読後も壱都を『男の娘』としては捉えていませんでした。
まあ本筋とはあまり関係ないので、単にそう感じたってだけですけどね。
三島と壱都のスピンオフはいりませんが、シリーズ続刊でこの2人が出て来る(ストーリーが続いて行く)のは一向に構わないですね。
三島と壱都がCPになって欲しいというのとは違いますが、個人的には慈英と臣よりもむしろ三島と壱都の方が好みに近いんですよ。
いつもいつも崎谷さんの小説には泣かされます。
今回も例のごとく泣きました^^;
多分、他の人はここでは泣かないでしょ?って所で泣いた気がします。
壱都が三島の痛みを引き受けるよと言ったことで、自分の中に二人せめぎ合っていた慈英が一つになった時に我慢できず涙^^;
まぁ後半は涙腺緩みっぱなしなんで、ずっとティッシュ握ってましたけど^^;
昔はこんなにすぐ泣かなかったのにな…歳、取ったよな。
あとがきを読んで少し納得して、そんなにモヤモヤした終り方ではない気がした。
確かに問題は山積したままだけど、次回作があってこそのものだろうと思うし。
宗教的な話が出てきて、ちょっと苦手だな…とは思っていたけど、さほど抵抗なく読めた気がしました。女の子のような男の子的なキャラも昔はあまり受け付けませんでしたが、なんでか嫌な感じを受けずすんなり入っていけました^^;
ぜひ、DramaCDを待ちたい。
三木さんと神谷さんの声が聞きたいな~~~~★
絶対発売されるとなんだか確信がある私って(笑)
記憶喪失後の慈英と臣。なかなか以前の二人に戻れません。
そんな二人の元に三島が壱都を連れてきます。
壱都は新興宗教の教祖でトラブルに巻き込まれ中・・・三島は、二人を頼り、慈英と臣は壱都を預かることになります。
全作から引き続き、ぐるぐるまわっている慈英と臣。
以前から慈英に比べて臣の覚悟は足りないような気がしましたがやはり・・・この時期に壱都が二人の元を訪れたのは必然だったのでしょうか?
誰もが胸の中に持つたったひとつの「神」それを絵画で表現できる慈英がうらやましいと思いました。
臣の過去も無視できなくなり・・・次作へ続くようです。
前作よりも少しだけ未来の世界。
二人がより、前に進んでいくためには必要なことなのでしょう…と思える作品でした。
今までのようにいちゃいちゃだけではなく、どことなく緊張感がある。
挿絵の絵柄がちょっと変わったかな…?オトナっぽい絵柄にガラリと変わってる気がしました。と思ったけど最初から7年経過してることだし、このくらいでアリだなとか。
あと、臣の身長が意外とでかかったのに驚いた(笑)176センチをお姫様抱っこ…。もう5センチくらいは低いと思ってました。
次は臣の母親が出てくるんでしょうか?
1年間待ちきれませんが、はやくすっきりして幸せになってほしい。
あと、この1年の合間にイチャラブの短編出たりしないのかなぁ…という勝手な希望。
短編を除く本編ではシリーズ5作目。
慈英の記憶が戻って、さぁラブラブかぁ、と思いきや、
そう簡単にはいかないのね。
記憶がなかったのは、つきあって7年のうちのたった2か月半。
でも、その間の記憶は二人に確かにあって、
傷ついたことも、傷つけたことも。
それが、二人の微妙な距離感を作っている。
「はなやか~」でサイコホラーを繰り広げた三島が再度登場です。
三島の再登場で評価を下げている
レビュアーさんもいらっしゃるようですが、
二人にちょっかいかけるわけではないので、私はOKでした。
まぁ、「どの面下げて」とは思いましたが。
思えば、崎谷作品のシリーズものって、
「ブルーサウンド」や「信号機」シリーズみたいな
主人公変わるスピンオフものばかりで、
一つのカプのシリーズものって読むの私的にはお初かもしれない。
そういう意味でも、続きが楽しみです。
第1部よりこちらの第2部の方が私は好きです。第1部はティーンズラブみたいな、若年層向けという感じだったのですが、第2部に入ってラブだけじゃなくお話も動いてきて面白いと思います。
いつまでもスキスキいわれてもねぇ、というか、年齢設定としていい年にもかかわらず完全恋愛脳っていうのもどうなのよ?と冷めてしまう部分もあったから。
相変わらず臣は甘えたヤツなので、ずばっとものをいう壱都やアインというキャラはいいんじゃないかと思いました。ただ、アインは人としてどうなの?という感じが否めなくて、あんまり好きじゃなかったです。壱都にしても、肝心なところ(慈英や臣の悩み)をそれ(直感とか霊感的なもの)で済ませてしまうのはいかがなものかと思いましたが、慈英にストレートに「いたしてやがったな」と突っ込むところなど笑えました。
メインキャラを好きな人には物足りないかもしれませんが、私は三島×壱都は好きでしたね。どちらも惹かれた経緯が似てて、慈英×臣の別バージョンという感じでした。
三島はよっぽど友達がいないんだな…
ストレートに書くと、宗教絡みの作品はヤクザ絡みに近しい理由で苦手なので、読んでて少々苦痛でした。男夫婦の間に配置される小さい女の子(といっても壱都は成人男性らしい…BL的に三島とくっつけるためとしか思えないので、女の子であって欲しかった気持ち)というのもテンプレではありながら苦手要素の一つ。超人的な壱都にも全く心を寄せられなかった。でも、作品としてはレビュー後段に書いた辺りが好きです。
壱都のことが苦手な理由のもう一つに、照映と臣以外に対して慈英が心を見せるのが嫌だったというのもある。それもこの超人めいた力のせいで。慈英の情操教育(いい年ですが)には良いのかもしれないけれど、彼の作品に影響を与えるのは臣だけであって欲しかった。
「ゲイのくせに〜」発言は心底ギョッとしました。あの慈英にこの台詞を言わせる崎谷先生がすごい。あそこまで作り上がった慈英の根っこにはこのセリフが出せるモノがあるという、造り込みの深さ。
「はなやかな〜」のレビューで、「じっくり2人の関係性を書いてきた後での記憶喪失ネタ、この後さらにこの2人のお話が読めることが確定している」と書いたのですが、記憶喪失が解消された後の2人がここまで生々しく書かれることに度肝を抜かれました。記憶喪失についてはBL作品において"よくあるネタ"と思っていた私ですが、これはこの作品にしか出せない色ですね。「いまの自分をぶっ殺したくなる」と久遠に予言された通りだよ慈英…
写真を撮るのはお別れフラグ…と思ってしまった。
ねじれたウイットの面白さは分かる。私も皮肉は大好きだ。
細かいですけど、壱都が受診したとき健康保険証はどうしたのかな?無しで手続きしたのかな?5万じゃ足りなくないかな?
銃のくだりもかなり違和感があってちょっとモヤッと。
読む前に悪い評判を色々仕入れていたので、過剰な期待も無く読めました。
私はヒトツは「男の娘」としては読まず、性を超越した存在として見てました。
あ、でも、ヒトツと浩三さんのラブラブ振りには萌えました。
浩三さん、もう嫁にもらっちゃえよ(笑)
慈英のグダグダも、臣のみを価値基準とする閉じられた世界から一歩踏み出して大人になる過程、臣をもっと幸せにしてくれる為の回り道だと思い、我慢しましたよ。
1年後の次回作では、臣とのいちゃいちゃも見られるんですよね。
そして、アインとかいう人はきっとひどい目にあうんですよね。
期待して待ってます。
あとがきに書かれていた「男の娘」ですが。
私、「男の娘」って、男性向けジャンルの言葉だとばかり思っていました。
乙女男子はOK女装もOK。でも「男の娘」は生理的に駄目です。
あと、三島×ヒトツのフラグも私としては要りませんでした。
そこはもう、元の場所じゃない。
慈英の記憶さえ戻れば、元通りの生活に戻れると思っていた臣。
ところが、事はそんなに単純ではなくて、臣の記憶だけを失っていた間の事を、臣は、そして何より慈英はしっかり覚えています。
そのことに加え、慈英にはアメリカのエージェントとの問題も持ち上がり、二人の間には微妙な距離とすれ違いが生まれてしまいます。
そんな微妙な緊張感のただ中に、三島がある人物を預かって欲しいと、臣を頼ってくるのですが、、、。
人は誰でも、変われるし、変わってしまう。
そのことに対する、怖れや希望。
「はなやかな~」でも思ったけど、慈英と臣、二人の関係が更に上のステージに進んでいくためには、こんなにも痛みが必要なのかなと、
小説って、貪欲。
一週間ほど前から前作までを読み返したりドラマCD等々で脳内このシリーズでいっぱいにして臨みましたww
内容的には面白くて楽しめたのですが、このシリーズの醍醐味的ないちゃいちゃらぶらぶ(←)は近作は割とあっさりめな感じで、あれ…これでおしまい?的な感覚でした。
今回は2人とも終始何かに悩んでいるようで読んでるこっちもハラハラ、落ち着かない感じで読了。個人的には慈英さんの嫉妬がもっとみたいな、とか。
最後の引き、まさかの続きは一年後……一応一冊完結だと思って読んでいたので読み終わってもすっきりせずにもやもやしたままでした。
あと、男の娘じゃなきゃいけなかった理由がよく解らなかったので次作辺りでわかるのかなぁ。