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作家さんの新作発表
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なるかな?
ならへんかな?
BL定番のお約束を、SとMと乙男でギャグにかました本。
直接的な絡みとかは何もないけれど、ダダ漏れてくるBL臭。
この寸止め感が絶妙でなんとも言えません。
美形執事や美形編集の超弩S格好いいのはいうまでもなく、一見アルパカなボディガード滑村さんや田所顧問といったおじさま方もとっても良い味だしてます。
そして、スランプの陰陽師が呼び出してくる式!
いろいろとモロパクリ感満載。
あんな式が家の中にいたら、いやだぁ。
四コマ漫画もギャグも大好きなのですが、四コマなのでどうしても一話としての起承転結はありません。小話を読んでいる感覚ですね。
コメディーは合う合わないがシビアだと思いますので、ギャグのテイストさえ合えば楽しいと思います。
ギャグですが、しかし、ストーリーがないというわけでもなく、カップリング萌えもあります。カップリングはいくつか入っているのですが、むしろ1冊のストーリー漫画に劣らぬくらい良くできた組み合わせと言うか、どれも面白い。
どれか一つは好みの組み合わせがある…と思います。
しかしギャグテイストにするためにどうしてもぶっ飛んだというか、かなり個性的なカップリングになっていることは間違いないです^^;
個人的にはヤクザな執事(用心棒?)とその主人である坊ちゃんのお話がおもしろかった。これ一組でストーリーものとして一冊読みたい!と思ってしまいました。
しかし、他にも鬼畜な編集者とヘタレ作家・乙女ヤクザと正統派(?)ヤクザの組み合わせも面白いです。
何よりなかなか普通に笑えるので、BLということを抜きにしてもギャグマンがとして面白い~という感じでした。
まりお氏、本当申し訳ないが普通のストーリーマンガより、こうしたギャグマンガが絶対面白い!(ゴメンナサイ)
ギャグものって、キャラ立ちしたら結構それで押せちゃうところがあって、ツボさえはずさなかったら割といけると思うのですが、でもやっぱりセンスって重要だと思うので、これはある意味ほめてることになるんだと思う。
しかし!!
ギャグははずさないといいつつ、この本の中で一本だけ、陰陽師ものは陰陽師自身がスランプと自らいってるだけあって、若干他のものよりインパクトは弱い。
式神にかみつくペンギン(?)やらクレ○しんちゃんまがいのものやら出してきてそのキャラのギャグをしゃべらせるだけで、どうにも身動きがとれなくなったようだww
でも、そんなスべった部分を見るのも実はすごく面白いのデス!
◆ヘタレの小説家・葛木と、彼を苛めぬく鬼畜の担当編集・新城。
苛められてるくせにほのかに新城を好きらしい葛城はどMなのかw
◆お金持ちの四鳳院家に突然執事として現れた明らかにスジものっぽい謎の執事・穂村と、どうみても執事っぽい謎のボディガード・滑村。
彼等にいじられてツッコミ入れる御坊ちゃまが八尋。
◆踏まれたい兄貴10年連続№1の、かわいいモノが大好きな乙男なヤクザの若頭・比良坂と、彼に惚れられているオラオラな親分の息子。
それぞれの設定がBLにありがちな定番設定であるものを、すべてまっとうな展開をひっくり返してお笑いに変えている。
多分、そこがこのギャグマンガのいいところなんだと思う。
だって、自分で普通のBL読んでいてもこういうギャグ展開は絶対想像してしまうもん(爆)
本編の後に描き下ろしでつく、ショートとか4コママンガで構成されたおまけ巻満載の本。
こういう本もあってもいいじゃないか♪
雑誌掲載で見かけて、好みの絵柄でギャグ、というのと、ちょいちょい小ネタ入っていて、更には大爆笑・・・という点に惹かれ、コミックスも購入してみました。
シュールで、際どいお話もあるので、好みは分かれるお話だと思います。私は今のところ胸キュン萌えはないもの、ギャグ4コマ漫画として楽しく読む事ができました。
オチが面白くて、4コマ目でうっかりがっつり爆笑させてくれます。
また、色々なキャラクターが出てくるのですが、どのキャラも面白くて気に入っているのですが、特に好きなのは、スランプ中の陰陽師と乙男ヤクザさんです。
2キャラとも、飄々淡々としながら、どえらく面白い・・・という感じがなんともツボでした。