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natsuiro no daria
この作者さんの昨年オークラから出た単行本、話は好きだけど絵が不安定で・・・なんて書いてましたが、あれ?こんな絵だっけ。。。
今回も実は絵がネックでした。
こんな白っぽい絵の作家さんでしたっけ?
線が細くメリハリがなく、かつ全体が白っぽいので読んでいて目がすべっちゃうんです(涙)
その見えにくさに目が物語を追いかけるのをあきらめちゃう。
前回感じたセリフの多さは、今回はコメディじゃなくてしっとり系のガッツリ心を読ませるお話であり、物語上の彼等が核心を話さないのは当然なので、さほどうるさくは感じませんでした。
あそこが良ければここが悪くで、微調整が難しい!
表題はガーデンプランナーの大和が以前急病で運ばれた時担当になった見た目を裏切る鬼ぶりだった医師の椿に再会したが、覚えていないと言われ、しつこく椿に食い下がるお話。
最後まで好きとか愛してるとかいう言葉がなかった気がしますが、思いだして欲しい一存で、通いつめる執着自体がすでに恋情?
一方椿はヘタレのツンツン、意地っ張り。
この意地っ張り具合が、恋人になっても続いて、だからこそたまに見せる本音がこぼれる時がかわいい!っていう設定。
もう一本は同じ会社を基本にした、少し過去にさかのぼる大和の上司・桐谷と会社社長の息子・湊のお話。
これは幾分わかりやすいか?
母親が仕事で多忙中の湊の世話を頼んだのが、母親が信頼できる人だからと連れてきた桐谷。
てっきり、母親の再婚相手と思っていたら好きになってしまい・・・
お母さん、何で家事が出来ない人を世話役として送り込むか?の意図がよくわからんww
ラストは、系列の花屋の店長と店長の亡き妻の弟の話。
弟、一人でグルグルしてますww
悪くないお話だと思うのに、絵がすべって中身に集中出来なかったのが自分にとって大きなマイナス点でした。
一生けん命描かれている作家さんに悪いが、何か作家さんの強い熱を感じられない気がしたんですが・・・思いすごしならいいです。