恋のあな -貴族は突然やってくる-

ほっこりカプ

エチはありません、キスが一回だけ。
恋愛というより、互いをわかりあえて理解しあって共に生きていきたいと思える相手。
そんなゆる～い関係ですが、だからこそ心があったかい。
タイムスリップモノという意表をつく設定ですが、何せその本人の適応の高さがすごいんで（笑！）無問題。
萌えがどこにあるのかな～？なんて探さなくてもなんだかほっこりくるキャラがそれだけでいい、って感じです。

ただ華族という家柄だけで実情は傾きかけている公家の次男坊・隆和の趣味は広い庭で野草を見つけること。
そんな彼にも家の為に縁談が来るのだが、庭に見つけた穴に入ったところ、なんと大正時代から現代へタイムスリップ！
隆和を拾ったのは、同居していた彼氏に振られて別れたばかりの会社員・祐一。
過去からやってきた事実にビックリしながらも、そのイケメンぶりについ家に置いてしまい、同居生活が始まる。

この隆和が適応力いように高いです！！
元々無頓着でカチコキのカタブツという風の人でもなかったので、好奇心が勝った人なんでしょうね。
彼が逐一色々なモノに驚いたりする姿は愉快だし、すでに電化製品もＰＣさえも使いこなすという頭のよさにビックリｗ
マックのフライドポテトがお気に入りという設定がかわいいｖ
祐一は、彼氏とわかれたばかりで淋しかったんだと思います。
その元カレは不遜で自由人でいい加減ということだけはわかりますが、祐一と合わなかった理由がイマイチ？
でも、祐一自体がちょっとのんびりした少し女子っぽい柔らかい人だったので、天然風味の隆和とはお似合いです。
彼は妻に向いている！？
同じくして隆和の友人で華族の馬渕も隆和の後を追ってきて現代に来ている。
彼は祐一の元カレの元にいるという偶然ｗ
そして、この二人は自分達の家の行く末を知ることになるのです。
そこで、選ぶ二人の選択。
少し隆和はのんびりしたところがあるし、自分で運命を受け入れようと思ってたりするので祐一に何も告げずに行ってしまう。
一方祐一は、隆和とのおだやかで平和で満ち足りた日々が忘れられずに・・・
二人とものんびりした感じの人達だからこの結末がとてもほほえましいものに思いました。
隆和のお父ちゃんも潔いよ！
描き下ろしの漫画でビックリしました（爆！）

で、もう一本祐一の元カレと馬渕の話があるのですが・・・
この元カレがどうしてもよくわかんない！！
一体どういう人なんだろう？馬渕のどこに惹かれたんだろう？
不思議不思議なお話です。