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tatakau sebastian
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
久々に読み返すと同時に初出一覧を見て驚いた。
レーベルこそ普通のウィングスコミックだけど・・・そうか、戦う!セバスチャンは『Dear+』に初めは掲載されていたのか。すっかり忘れ去っていた事実です。
ということで、BLではないにせよ1巻の前半はその辺を鑑みてか仄かにBLの香りが漂っているように感じた。
主人たるデーデマンにキスをねだられれば、なんお感情もなくキスをするセバスチャン。
それは恋愛感情とか主従愛とかそういうもの抜きにした「旦那様を動かすための一手段」とでも言いたげなもので。
だからと言ってデーデマンも「セバスチャンつれない!」と悔しがるでもない。
はっぱりBLとは程遠い作品であります。匂い系とも言い難いが、あえて表現するなら匂い系(1巻のところ)なのかと。
この作品の売りは、最強の執事ロード=セバスチャンとIQは高いがどこか螺子が飛んでいる我が儘な主人デーデマン11世の無理難題を執事らしく叶える・・・という出だしだった筈なのに、いつの間にか主人を主人と思わずに振舞いつつ時には立て、訳の分からない謎の生命体ハイジと戦いつつ、周りを巻き込み、面倒事に巻き込まれ。
いったいこの屋敷の間取りはどうなってるんだ?とか何度壊れてもすぐに再生するお屋敷など、突っ込みどころ満載なハイテンションのコメディというかギャグ漫画であります。
今現在刊行されているコミックの『♯』と1巻を比べると、テンションの高さやぶっ飛び方がかなり違う。
1巻はまだ手探り状態のようで、まだ大丈夫?ここまでやってもOK?という雰囲気が漂いモノローグではいる『フラン○フルト最強のセバスチャン』という言葉が読んでいて「え?どこが?」と思うのだけど、話数を重ねるごとにテンションがあがり、セバスチャンの万能ぶり、デーデマンの無能というかおお馬鹿っぷり、ハイジの人外ぶりに拍車がかかって来て面白くなる。
闇の人ユーゼフさんが登場する辺りから、本当にテンションが上がって来て読んでいて楽しくなります。
1巻の半分ぐらいまでの絵の古さや、中途半端なテンションの高さに耐えれればあとは2巻3巻・・・・とセバスチャンと愉快なデーデマンとその周辺の人たち、と楽しめる作品になるはず。
簡単な登場人物紹介など
セバスチャン
フラ○クフルト経済を裏で牛耳っているという噂があり、最強と謳われる美形執事。
デーデマン
ご主人様だが、威厳はない。頭身がどんどん縮んでいる。
ヘイジ
謎の少女型生命体。見た目は幼女だが頭を撃ち抜かれても死なない最強生物で時に脱皮する。
使用人Aくん、Bくん、ツネッテ
デーデマン家の使用人。常識的な一般人だがいつの間にか普通でないデーデマン家に慣れ、普通ながら普通ではないスキルをみにつけつつつある。
ユーゼフ
黒魔術的な意味で闇の人。ペットはドラゴンとか魔物的なもの。外見年齢と実年齢に大きな開きあり。
これは一話が短いギャグ漫画です。(先に進むと長くなるが)非BLです。匂い系です。
が、ギャグというのは難しいですね…
笑いのツボが合わないとまったく面白くないのですから。
残念ながらわたしのツボとは違ったようです(汗
主人公のセバスチャンはデーデマン家の執事、28歳。
彼はフランク○フルト(ここは本編でも伏字)最強の男と呼ばれておりますが、主人のデーデマン25歳を含めた濃い家族たちに疲弊させられる毎日。
顔には出しませんが…最強の男ですからね!
個人的好みはセバスチャンよりもお隣のご主人、ユーゼフですねえ。
キラキラ金髪のイケメンで変な人なのですが、この変な人という辺りがツボです。
ユーゼフ×彼の執事とか、ユーゼフ×デーデマンとかだと楽しかったのにー。
ここが非BLの寂しさ。
そして笑いはちょっと合わないこの作品でどうにも気になったのは、デーデマン家の教育係の59歳の女性。
…これがどう見ても70代くらい見える。
昔は59歳もこのくらいのイメージだったのかわかりませんが、ちょっとギャグよりもそこが衝撃でしたね。