それでも君は笑うといった

sotrdemo kimi wa warau to itta

それでも君は笑うといった
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
7
得点
39
評価数
16
平均
2.8 / 5
神率
12.5%
著者
いさか十五郎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784861234712

あらすじ

天使を育成する施設“旺婁”(オウル)この場所で前世の記憶を消し去り、生まれ変わる為の準備に取りかかる、はずだった…。そんなまっさらな世界の中で唯一『過去を持ったまま』存在する蝣暮(ゆうぐれ)。前世で心に傷を負い死を選んだ蝣暮にとって、それは未来にすら絶望する出来事だった。彼をめぐる人々の愛のカタチを描いた渾身のBLストーリー。
他、後輩×眼鏡先輩の欲情? ラブ、恋したのは実の兄!? 7人兄弟の禁断ラブコメ♪ 含む2編+描き下ろし。
いさか十五郎、記念すべき単行本10本目にして渾身の意欲作!!
(出版社より)

表題作それでも君は笑うといった

同室の転生したばかりの新入生
前世の記憶を持ったままの天界の学生

同時収録作品それでも君は笑うといった

同級生
前世の記憶を持ったままの天界の学生

同時収録作品甘い蜜

弓道部員
弓道部先輩

同時収録作品七匹のひつじ×育成日記!

その他の収録作品

  • それでも君は笑うといった:After life(描き下ろし)
  • 予告

レビュー投稿数7

天使か悪魔かそれともなにか

いさか作品、お久しぶりでした。
あんまり積み本が多いんで外して来てたのですが
ウッカリウッカリ。ちょっと他のも読みたくなっちゃうじゃないのよ
(人´▽`*)ジュルリw
初コミックの辺では読ませていただいてまして、もともとは好き系の作家さんだと思っていたのですが、久しぶりに読むとまたいいじゃないww
絵柄も上手くなってるな~という印象だったのですが、今作に関しては
ストーリーがイイ。悩み多きワタクシとしてはなんだか少し考えてしまうお話でした。

物語は、人間が死んだあとの天の世界。
悪魔と天使を排出する学校。地上での記憶は一切なく、卒業してからの進路を決定するのが通例なのだが、主人公である受は、地上で生きていた時の記憶を残したまま。
記憶の無いものたちは、過去の苦悩など忘れているので前向きに生きているのだが、過去に縛られた受は悩み苦しみ、決して楽しいばかりでなかった過去に苦しめられている。
そんな彼の目の前に現れたのは純真無垢な男。
ただ「好き」だと好意だけを向けてくれる男に~なお話。

ま、なにが言いたいかと言いますと
もっと前向きに楽しくいきなきゃなと。。。ワタシ自信が思ったというのが結論です。
過去に囚われ続けてきた受が~な変わっていく様子も可愛く
求められれば開いてきた身体を~なくだりも良かった。
付き合い始めて~の巻末もホッコリ気分で良い作品でした
間に挟まっている短編2本。
先輩の可愛さ炸裂!
兄弟ほのぼのw

この作家さんでもう少し長編も読んでみたいなと思ってみたり

1

作者さんの気持ちが投影された転換になった作品だと思う

いさかさんというと最近短編が多かった気がするのですが、3話構成の中編モノが表題です。
あとがきで、マンガって何だろうと思っていた時に担当さんに好きなように描いていいよ、と言われて出来あがった作品、という解説がついていたことで何だか納得。
表題は悶々もやもやした主人公が苦しんであがいて救い出される姿が描かれていましたが、その後の短編はまるでふっきれたように、何だか面白い!ワクワクさせるような作品が収録されていましたので、この一冊の中に作家さんのステップアップというかふっきれた過程が反映されているのかな?と感じます。

人は亡くなると選別されて天使と悪魔に分けるための「天使養成所」で勉強する。
本来は、生きていた前世の記憶というのは全くなくなり真っ更になるものだが、主人公・蝣暮はその記憶を持ったまま転生してきている。
悔いても悔いきれない未練を残した過去にとらわれ自虐な生活を送る蝣暮に、転生したばかりの新入生・白夜はそれがいったいどんなものなかしつこく、しかも明るく懐くワンコのように付いて回ってくる。
彼の明るさにだんだんと笑顔を取り戻していく蝣暮。

生前、相手を愛していたのに愛されなかったと思い自虐で体を重ねる関係。
白夜の全てをゆるして包み込む愛は一体どっから来るのか全く持って謎で、逆に蝣暮とセフレ関係を続ける同級生の朝桐のほうが彼を理解しているようには見えるんですけどね。。。
そういう気持ちの踏み込みという部分では今一つ納得できないものもあるんですが、冒頭に書いた作者さんの仕事への転嫁したマンガだと思うと、何だかなるほどなーと思えるんですよ。
変ですね。
だから萌えとかそういう次元とは離れた印象を受けます。
しかし、妄想の余地はあり、ひょっとして朝桐と白夜は、蝣暮を苦しめた恋人の魂を持った人だったんだじゃないかな?とか・・・w
描き下ろしで、その後の転生後のアフターストーリーが描かれていますが、甘くてよかったv

『甘い蜜』眼鏡の淫乱先輩誘い受け~!!
これは滅茶萌えますヨ!!
メンソレリップ塗りおねだりとか、高校生ありえんだろ!?みたいですが、表題がストイックだったぶんはち切れていて爽快!!

『7匹のひつじ×育成日記!』今後連載が始まる5人兄弟のプロローグ
血の繋がらない5人の男兄弟が、ホモなのか?ホモでないのか?
周りの人々も癖のある人物がありそうで、コメディかな?シリアスもあったりするのかな?大変に楽しみにさせてくれます。
苦労性の次男、長兄を見ると勃ってしまうから好きなのかもしれない!と波紋を呼ぶ5男。
ワイワイしたにぎやかな兄弟に、期待大です!

4

ちょっとだけ消化不良

帯『傷ついた天使は、来世に何を見るのかーー』

表題作連作+短編2話収録。
いさかさん作品は好きで、今作も面白かったんですが表題作連作が若干ですが消化不良気味な感じがしました。
天使育成する場があってそこの生徒で一人だけ過去の記憶を持つ蝣暮[受]
この天使を育成する施設がなんかもっそい普通に学校なんですよ、もっそい普通の寮があって普通の学校なの。
個人的にはこの施設がもっと観念的なものであっても良かった気がします。
その育成学校で蝣暮は愛情のないセックスを朝桐とやって、時折おそう過去にどこかしら心を浸食されている。
そんな彼に近づいてくるのが綺麗な心と好奇心と愛情を持った白弥[攻]
過去を持つが故に前に進む事をも良しとしない蝣暮、そして何も知らずに名前の如くに白くまっすぐな愛情を向けてくる白弥。
設定としてはなかなか面白い設定なんですが、どうも消化不良気味で読み終えました。
あと何話かあったらまた違っていたかもしれません。ただこれだけだとどうも中途半端というか消化不良。
でもカバー下のあとがきマンガを読んだら、この作品がどうしてこうなったのかがちょっとだけ分かった気がしない事もない事はない気がします(ええい、どっちだ!)

「甘い蜜」はフェロモンで主人公を落とす先輩[受]が魔性な男さ加減がなかなか。

「七匹のひつじ×育成日記!」
これ好きーー、7人兄弟だけで暮らしている大兄弟モノです。
血は繋がっていたり繋がっていなかったりするけど7人兄弟中で、ちょっぴり苦労性な次男視点。
兄である長男に5男の弟が惚れてしまったと告白され、次男は困惑。
仕事(教職)中も悩むといった始末ですが結末は以外とあっさりしてるけど5男と4男がくっつきそうな気配も・・・・・なんとなく。
これ続き気になるなーと思ってたら予告マンガ入ってました、続くですよ!やったーー!!
個性豊かな兄弟揃いなのでこれは是非シリーズで続けて欲しいです、次男話も読みたいなー。

表題作の書き下ろしがあります、これは彼らの来世なのかな?多分。
この話も前世編を含めてやっぱもうちょっと読みたいけどまた出ないかなあ。

表題作はやや消化不良気味でしたが、やっぱ基本的にいさかさんは好きだな。
自分的には大兄弟モノがひじょー気になるところです。続編多いに期待

0

甘い蜜

この作品の受けの子、
この子、いい!!
淫乱ちゃんのフリして襲い受けなんだけど、
実は・・・

と見せかけて、やっぱりガッツリ、エロに貪欲。
リップクリームを、これでいいやって、自分で「面倒だ直接塗ろう」
このがさつなところに、うっかり萌萌だ。

他には、
ひつじ七兄弟の長男さんの肝の据わり具合や、三男もいい味出してる。

多分、この作者さんの作品、この本が初読みだと思うけど、ギャグセンス的には、私の感覚に合うんだと思う。

表題作も、カバー下のうそすじ位突き抜けたファンタジーなら、もっと楽しめたような気がする。

0

深かったり、浅かったり

表題作と短編が2つ収録されています。
深読みしようとするとどこまでも深読みできるので、いろんな角度から深読みし過ぎた結果、頭がパンクしました。

【それでも君は笑うといった】(3話) 萌
適性によって天使と悪魔を選出する学校、「旺婁」(オウル)。
そこにいる生徒はみな人間だった頃の記憶を失くしているのに、たったひとり、蝣暮(ゆうぐれ)だけはその記憶を持っていて…。
そんな蝣暮に興味を持って近づいて来る白弥の真っ直ぐな思いに対して、過去の記憶から逃れるために気持ちのないセックスを繰り返す自分の黒さに苦悩する蝣暮のモノローグがただただ息苦しい。夜の海で溺れているかのような心境になります。
白弥の温かく誠実なこころが蝣暮の闇を照らし、出口のない苦しみから明るい外へ導いていくような心理描写がなかなか良かったです。
ただ萌えるか萌えないかで言ったら、恋より魂の救済の方に重きが置かれていたので、きゅんとくる要素は少なめでした。

【甘い蜜】中立
「ヤリまくっている」という噂がある弓道部の先輩・井吹に目を奪われる海鷹。
挑発して来る井吹のせいで、夜も眠れなくなった海鷹は…。
うーむ。これは…。
結局身代わりってことですよね?好きだった相手に体格が似てるからってことですよね?海鷹が都合よく解釈しただけですよね?んん?

【七匹のひつじ×育成日記!】中立
「七匹のひつじ育成日記!」に収録されている第1話でした。

描き下ろしは表題作の転生後?
天使か悪魔になるんじゃなかった?というツッコミを入れてもよろしいでしょうか。

0

表題作よりも

天使育成学校のお話は、正直あまりよくわかりませんでした。設定が大きくてファンタジーなのかな?と読み始めたけど、最終的にはこの設定って必要だったのかな?と思ってしまいました。むしろ、その後の番外編の方が設定としては好みです。

そして、この表題作より、『甘い蜜』の方が好きかもしれません。弓道部好きなので、この格好だけでも萌えなのですがビッチな先輩が実は一途に海鷹くんを想っていたと言うのが可愛かったです。でも、リップは、やめて。

そして、何よりも緋辻家に出会えたのが嬉しかったです❤ヨシがリュウ兄ちゃんを好きかも!と勘違いするお話。ダメ大人のリュウ兄ちゃんがみんながさんざん悩んでたことをいともあっさり解決してくれるシーンには、拍手ものでしたね。大神先生もちょびっと登場したし、お得な巻でした。

0

闇の中の光が愛だったとは思えない。

天使、来世、死後の世界。
そしてタイトル。
とってもそそられて購入したのですが、読む前の勝手な自分のテンションが高かった事がよりマイナス要因だったのかもしれませんが

え?これで終わり?ってな
がっかりした物足りない気分で読み終えました。

人間だった頃の記憶があることはまず珍しい。
それゆえ物珍しがられる。
苦しみから逃れたかったのに死んでもなお、記憶が苦しい。

天使と悪魔を選出する学校。
そこのお話。

導入はめちゃ良かったんです。
が。結局なぜ人間の記憶があるままなのか、それは何を意味しているのか、今度どうなっていくのか、天使と悪魔は何が違うのか
何をするのか。
どうやって生きて行くのか。
など、全然わかりませんでした。

まっすくな愛情を向けられ
幸せな記憶にない塗り替えられたとしても、天使と悪魔の学校で学ぶこと。死後の世界。
それぞれの人。それとの世界観はどうなんだろう。

何が言いたいのだろう。
期待しすぎたのかなぁ。

残念でした。
すみません。

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