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ひとりぼっちの魔法使いが初めて知った温もりはとても儚くて、とても切なくて…
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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かわいい系って苦手という認識があるのですが、何故かこの魚猫さんだけは好きなんです。
まるっきりのおとぎ話だからでしょうか。
受けちゃんはショタ風でまんま女児みたいなんだけど、ファンタジーな分性別を超越しちゃっているっていう感じなんでしょうね。
今回も、かわいらしく切ないそして胸暖まるお話が展開されてキュンとさせてくれます♪
死をつかさどる暗い西の森に迷い込んだものは生きて出ることができないという、
その森をつかさどるのが見た目は子供なのに200歳を超えていると言う魔法使いのリーリエ。
彼が森に迷い込んだ子供・ユアンを酔狂で自分から離れられなくなる魔法を掛けて、一緒に暮らし始めます。
穏やかに過ぎていく日常。
しかし15年経ち、ユアンの魔法が解けるかもしれないというリーリエの危惧は的中し、街に戻り家族と再会したユアンをみてしまったリーリエは?
リーリエが無表情でとても感情が薄いように見えますが、純粋で天然なんです。
そしてツンデレキャラでww
ユアンはワンコのようであり、でも時には頼りになるリーリエの保護者のような面を見せ、従順で素朴な子ですね。
今までずっと一人ぼっちだった生活にユアンが来たことでまた一人ぼっちになってしまうことが哀しい、それを思うリーリエの苦しみと悲しみがキュンとさせます。
ここまで潔いおとぎ話だからこそ、萌えがついてくるのかな?
ハッピーエンド後のお話で、ユアンがリーリエを抱きたいと思うのに、リーリエがそれを拒否する話はちょっと哀しいリーリエの過去が明らかになります。
そして、何かにつけて彼等を影から見守る東の森の魔法使いカミューユの存在も重要。
リーリエを育てた600年も生きた先代魔法使いとのお話は胸にジーン時手ちょっと琴線に触れました!
リーリエの頭はロングなのに手入れをしないから鳥の巣頭ww
最初見た時、マントのフードの毛皮かと思ったよ(爆!)
色々なこだわりを捨てて、優しくなりたい時にピッタリの一冊です