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ベタコテに濃ゆ~い男達の愛の話もいよいよラストです!
さすが最終巻。
そして、長年に渡り執筆されてきただけあって実にいいエンディングを迎えることができたと思います。
1巻を初めて見た時には、ギョエー!みたいな宝塚風の絵も(w)すっかり見慣れてしまって、むしろ何か病みつきになるというか、最近あっさり可愛い系の絵が主流だから逆にこんなくどいものも美味しいですのよ☆
実に6年かかっての完結ですから絵も進化して、多分見やすくなったとは思います。
近寄ったと思うと離れてという実に焦れるすれ違いを繰り広げてきた花ちゃんと高顕の二人に、とうとう太郎ちゃんを卒業する出来事が訪れます。
しかも二回も訪れます!!
以下多少のネタバレすみませんm(__)m
実家へ戻った高顕を追いかけてきた花ちゃんを襲った豪雨による土砂崩れ。
それに巻き込まれた花ちゃんは記憶喪失になってしまいます。
果たしてそれは元役者の花ちゃんの演技なのか?
記憶を失った花ちゃんがまっさらな状態で高顕を愛すれば、それは本物の愛になるはずでした・・・
しかし、記憶の戻った花ちゃんを次に太郎ちゃんの命を奪った癌という病が襲い・・・
この巻のこの記憶喪失の下りは本当よかったです!!
まっさらな状態の花ちゃんが高顕に惹かれていく。
しかし、高顕は花ちゃんを受け入れようとするが、本当は好きな人がいるという高顕の言葉に、そんな彼を受け入れることができないと苦悩するのです。
立場が逆転です。
心に太郎ちゃんを忘れられない花ちゃんと、それを一途に求めた高顕の立場がここで逆転したからです。
これで、互いの気持ちを本当に理解して解り会える、真に愛し合える2人になれると思った矢先に発覚する病魔。
この展開はよかった~v
みせますよ、のめりこませますよ。
本当は一気にこのラストの大波瀾でもよかったのかもしれないけれど、それぞれを成長させなくてはいけない、
何があっても互いが本当に必要な半身であると深い想いになるまでの気持ちを深めないといけない。
1、2巻で展開された出来事はどれも必要だったのですよね。
個人的にお気に入り、冷徹イケメン眼鏡やり手Mgrの真宮寺がフェイドアウトしてしまったのが残念、、、代わりに高顕の異母兄が出てきてドロドロを見せてくれましたがw
やっぱり、この巻も更級が突然出てきて、おいしいところ作ってくれました。
本当にいいアテ馬というか振られキャラでステキww
記憶を失った花ちゃんも、更級を見ただけで気持ち悪い、、、とか言ってました(爆!)
描き下ろしの『更級日記2』で猫の格好して、猫トイレ使わされている姿は天然ドMでおいしかった~♪
後書きを読んで、本当は「花とゆめ」掲載作品だったのに、花ちゃんを高顕とくっつかせるのには少女雑誌ではダメだったと、そんないきさつがあって麗人で執筆になったということが書かれていました。
たしかにそうかもしれません。
しかしこの全3巻。
非常に満足で価値ある作品だと思いますよ。
そうそう、太郎ちゃんですが名香智子さんの描かれるキャラに似ているんですv
少しお値段も張りますが、「花とゆめ」世代の方には、ロマンものがお好きな方には是非に!!