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「ずっとそばにいる」───それは彼を束縛する絶対の約束。
bashing renai
ずっしり詰まってます。
15年前の作品なので、さすがに絵柄に古くささを感じるし、女の子が重要な役割を演じているところも「少女マンガ」色が濃いです。
エチシーンもほとんどありません。
だけど、ストーリーは、いつの時でも変わらない、
現在のBLの原型は、既に全部ここにあるって感じです。
好きだからこそ、あと一歩が踏み込めない真崎。
好きだから、対等の関係でまっすぐ向き合いたい村上。
お互いの好きの気持ちが強すぎで、表裏を間違えた磁石のように、反発し合い、引き合う二人。
幼馴染み・同級生ものがお好きな方に、このすべてのBLの原点とも言える作品を、おすすめ。
新装版。1995年冬水社で活躍されていた頃のあべ先生の作品です。
デビューから追い続けさせて頂いているんですけど、本当に懐かしい作品です。当時読んだ時、痛くて暗いシリアスなお話なのに、あべ先生の独特な雰囲気のある絵柄と丁寧な感情描写に魅せられ、何回も読み返した作品でした。不思議と読後暖かい気持ちにさせられたんですよね…。
お話は、高校生真崎×高校生村上の学園ものになります。最近あまりないタイプのお話かなあとは思います。
真崎は、誰よりも村上を理解し大事に思っているんだけれど、誰にでも優しい優等生振りが誤解を招き…独占欲の強さから嫉妬やら憤りやらが自傷に向かってしまう村上。
『ずっとそばにいる』…触れたら火傷しそうな位、美し過ぎて恐ろしくもある不器用過ぎる少年達の想い。弱く真っ直ぐすぎる2人の恋の熱が胸にグッときます。
昔の耽美ものの美少年を彷彿させる部分が多いかも?なので、今のあべ先生作品を想像して読まれると、ギャップがあるかもしれないし、苦手なお話だと感じる方もいるかもしれません。
絵柄に関しても驚かれる方もいらっしゃると思うんですけど、私の意見ですが、当時の作家さんの中でも、新人さんの中でも絵の綺麗さはピカイチだったかと思います。デビュー当時から繊細で綺麗な絵柄と丁寧な感情描写で注目されていた作家さんだったので…もう出版されてませんが、『ぱふ』という雑誌のトップ記事で紹介された事もあったかと。大分昔をの事なので記憶があやふやですが、小さな出版会社ですけど、自分がご贔屓で読んでいた冬水社の作家さんが紹介されたと、当時凄く嬉しかった思い出があるので(笑)今は磨きがかかってより一層美しい絵柄になってるのが、時代というか力量というか凄いなと驚かされます。
うまく言えませんが、王道な話と言われればそうだと思うんですけど、古さだけで終わらせて欲しくはない作品かと思うので‼ 当時のBLという時代を感じさせてくれる作品でもあるし、あべ先生が好きな方なら先生らしさを再び発見できる作品でもあると思います。エッチシーンに関しては薄いんですけど、あべ先生にするとあるほうかとは思います。
いろんな意味で興味深い作品ではあると思っているのでオススメします。
なんと!1995年に描かれた漫画だった!
新装版で、カバーと、中身の絵がだいぶ変わってた!
圭ちゃん綺麗すぎないか??
真崎くんが座った途端に膝枕!!
なんてあざと可愛いんだ圭ちゃん。
圭ちゃんの黒歴史壮絶すぎる。
ほんとにゲス野郎だな。
成美ちゃんに甘えちゃう圭ちゃんかわいいな。
しかも、成美ちゃん慣れてるせいか大人な対応。
嫉妬に駆られる圭ちゃんかわええのぉ
渡辺先輩、好みやわ。
キス上手そうだし。
圭ちゃん煽っちゃダメなのに…。しかも、真崎くんなぜそのセリフ!?それは切ない。
渡辺先輩身を引いたの偉すぎ
と思ったら、諦めてなかった。
悪ふざけ良くない。自分の気持ちちゃんと伝えないと良くない方向にどんどん進んでいくだけ。
ラスト、生徒会長、当て馬、どんまい。
原稿無くした1ページエピソードめっちゃ面白かったです笑
あの時代から、こんな王道が!!神や!!と拝みながら読みました。シリアスな感じが多かった!
主的には、もっと2人のラブラブシーンが見たかった!!ってことで萌です!
ここまで読んでくれてありがとう。
◾︎真崎勝矢(委員長)× 村上圭介(高校同級生)
リニューアル刊行なんでしょうが、表紙を描き直すより昔の扉絵とかから持ってきたほうがよかったのでは。今更言ってもなんですけどね。そもそも新装版のこちらですら10年近く前の発売です。
表紙も中身の絵柄が全然違います。困ったことに中身の絵柄の方が好きで、表紙が残念に思える。このころの美人キャラは美人の説得力がすごい。力強い美人。輝く瞳が、黒髪のツヤベタが、豊富なトーンが美しい。
1コマだけ描き直したのか(あとがきを見るに原稿がなかったページがソレっぽい)違和感があって、キャラクターが誰か分からないコマがありました。それもかなりのメインシーンで。新装版刊行の失敗としか思えず…お話自体は萌ですが、新装版には中立をつけざるを得ない。