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このカバーの雰囲気から、この中身を想像しろって言われても、それは無理。
厚い唇をへの字にして、上目遣いで睨みつけるような男の子達が、とにかくひたすらやりまくる本。
とにかくやる。
意味も無くやる。
バカバカしい理由をこじつけてやる。
電車の中だろうが、
学校のトイレだろうが、部室だろうが
どこでも構わずやる。
そんな、801マンガらしい801マンガ。
絵がちょっと昔風の固くてシュッとした絵で、ボカシの入れ具合も、あんまりクッキリ描かないで、なんとなく点線で表現式なので、やりまくっていても、生々しく、汁汁しくて嫌って事はないけど、
でも、やっぱり裏切られた感じ。
表紙が一人だけっていうのがすごく新鮮で一見BLってわからない。
初めて目にする作家さんだったのですが、もう筆を置かれてしまっている作家さん!?
確かに、表紙を開けると扉のイラストは、昔流行ったとんがった口にしゅっとした線の絵で、出展を見ると05年とかかなり昔の作品でした。
作風はジュネっぽくて、何か小野塚さんっぽい感じがします。
でも、こういうの嫌いじゃない。
ツンデレ先輩と鬼畜後輩
卓球部のエースの先輩が怪我をしてしまった為に卓球部にスカウトされた後輩。
全国大会に出られたらというその約束は・・・
素直にならない先輩に鬼畜攻めをする後輩。
だけど二人の想いはとっくに決着がついていて。
高校生が身体で責める、玩具を使う、その攻めはとてもエロなのですが、何か高校生の突っ張った感がとても全面に出て、不快感を与えない。
むしろ、二人の行為を見てしまった先生が「お邪魔しました~」的にとがめるでもなく、、な態度に??
おおらかな先生だ(汗、、)
シリーズとして長いのが、冒頭の『アイス』『シロの指』『アンフェア』の幼馴染の性春を描いた3本連作。
どうしてこれが表題にならなかったのかな?
ツンデレ陽ちゃんは幼い頃誘拐されかけたのを救ってもらってから、いつも幼なじみのシロと一緒。
陽ちゃんはシロをワンコだと思っているけれど、実はシロにうまく操られて思いのままにされてしまう。
ツンデレも過ぎていつの間にか取りこまれてしまっているという、鬼畜好きにはたまらない一本でした。
「好き」とか「愛してる」じゃなくて、あくまでも「お前はオレのもの」そういう関係が好きです。
『どうしようもない僕ら』も学生モノ
電車通学で惚れてしまった相手が痴漢で嫌な目に合っているのを見て守ってやると言ったはずが、ついムラムラしてしまい・・・
なミイラ取りがミイラになるお話。
『愛人』これはちょっと不条理かな?唯一大人のお話です。
この結末を快と思うか不快と思うか。
読者の大人度を試されるような作品。
もう復帰しないのかな?
今描くとどんな作品を描くのだろう?
ちょっと今どきの流れとは違うけれど、今なら描ける作品というのを見てみたい気がします。