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脱いだら凄いで済まされない筋肉の描き方嫌いではないです。でも顔が綺麗なのにそんなにムキムキなんて~と思うのもまた本音。
表題作『恋愛進化論』彼らの場合・俺が反抗した場合、は幼い頃から使える同い年の執事というか世話係攻めと女にだらしのない我が儘なお坊ちゃん受け主従逆転ものです。
抱いてやろうと思っていたら、自分が抱かれる方だったという雅宣からすればまさかの展開。
私にとってもまさかの展開!雅宣が受けか!律朗が攻めか!
てっきり律朗がツンデレ受けだと思い込んでいたので、この展開は!?と思ったものの、律朗の女に手を出すなら我慢もできるが、男にまで手を出すとは!それならいっそ自分が、というむき出しの独占欲が読んでいて楽しかった。
主人にお仕置きをするという名目での、ドSな責めっぷりもこれまた。
始まりは無理やりでも、そこに愛が見えるのならそれもまたひとつのきっかけではないかと。
2話目の俺が反抗~でも更に律朗の独占欲が強まり、雅宣は一生律朗から逃げられそうにないね、お幸せに!という結末。イタすシーンは濃い目ですがお話はさらっと読めて面白かったです。
『恋愛進化論』~僕らの場合~
天然うぶうぶなお子様に振り回される大人の話です。
うぶうぶなお子様・克己の出来ない子ぶりが愛らしい。ちょっと思いこみが激しいかな?と思ったりしないでもないけれど、その庇護してやらないといけないという気持ちにさせられる幼さが効いているように感じました。
自慰もしたことないようなお子様、役に立とうと必死で家事をするけれど大失敗するお子様、実は自分たちのしているエチが最後までしていないと気がついたお子様!
攻の伊能の振り回されっぷり、良いお兄さんっぷりが楽しかった。
『さよならのかわりに』あとがきによると、裏テーマ蛇の交尾とのこと、その一文を読んでなんだか納得してしまった。イタすシーンの濃い話です。
失った、手に入らない物のせいで埋まらない心の穴を埋める。
それが拾った男とのセックス、名前を名乗らない男を好きだった男の名前で呼ぶ。激しく求めあって、一時は心は安らぐけれど本物ではないと言う悲しさ、母親から過剰に期待されるお見合い話。
何処の誰ともわからない男に身をゆだねている事が知られたら?という恐怖など、シリアス路線で笑いの要素いっさいなしです。個人的感想ですが、川上さんの絵は軟らかいと言うよりも鋭い雰囲気に感じるので、こういうサスペンスっぽいお話の時はゾクーとする。ちょっと怖い。でも、悦びと狂喜紙一重って感じの話が好きでした。
『つまりこれが愛だろう』
ホスト×女装癖のあるフリーデザイナーという組み合わせ。流行りの男の娘的な話ではなく、女装子の話と言った方がしっくりくる感じです。
片思いしていた男に女装時に出会い、なんだか良い雰囲気に。片思いの彼への気持ちを思い出のように、でも今も引きずっている。そう思っても、でも・・・なんだか違う。
片想いの相手に出会ったことで、なんやかんやと言いながら自分に付き合ってくれているホストの同級生への恋心に自覚するという、十年愛ものぽい話でした。