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おまえ・・・カワイイなv
momoiro otokonoko
男の娘から出てくる「男の子」の部分に萌える作品。
男の娘とか女装子好きな男は大体そういうとこ好きなんで、この本は腐向きとは一概には言いがたいかなー?
BLコーナーに隔離されて置かれるには一寸惜しい。
「桃色男の娘」
5本のオムニバス。その男の子の部分は
・デート中に男の子とばれちゃって連絡が来なくなる
・女の子と付き合ってると誤解されて嫉妬される
・女のこの方がいいのではないかとぐじぐじする
・・・とかそういう部分で存分に可愛らしさが出てきます。
男だから一人称は実は「俺」だったり「僕」だったりするし、
エッチの時にはがっついたりするわけでそこも実は可愛いところ。
ちなみに表紙裏でなぜか攻めサイドが女装させられてます。
まぁこの女装はさすがに腐ってないと萌えられない「上級者向け」だなぁ・・・とか。
残りは短編二本。
「愛おしい人」
荒れた父親の元で食堂でバイトしている子をアイドルにスカウトする話。
・・・シンデレラという感じ。
ハッピーエンドではあるけど、P数の割には深さはあんまり。
ちなみにキスどまり。
「君を待つ間」
アイドルグループの一員でかっこよく見えるが実は気弱なアホっこにメンバーの兄が家庭教師とついてついた。ふわふわしてかわいいのに実はどS
・・・という所で話が終わった。こんな短編で終わっちゃいかんっ。
恋愛以前で終了しているというのもあるけどこの二人はもっとかけるはず。
というわけで釈然としない短編2つが男の娘に燃えた空気を冷ますけど、
男の娘本としては「買って良かった」とは思えます。
男の娘モノをまともに一冊読んだのは初めてで、普段は「BLに女はイラネ」派で、受けが余りにもオンナノコっぽいのは苦手で、さてどうなるか?と思いながら読みました。だけど、これが意外と楽しめたんですよね〜。
5編全部、見た目は完全女の子。「受け」。平らな胸の描写はあるけど、股間描写はナシ。
あとがきにて作者様が『男の娘と女装少年の違いがよくわからず』とおっしゃってますが、私も混乱してます。でも作者様の男の娘ラブ!が伝わってきます。そこが良かったのかも。
「Act.1 郁」
出会い系で知り合った年上男性涼二さんとお付き合い。掲示板に「男」って書いたのに彼は勘違いしてて…郁ちゃんは地毛でもすごいロングヘアで完全女の子チック。結局涼二さんが郁が男でもいい、とH。
「Act.2 ミーヤ」
幼なじみに恋してるミーヤ。普段は短髪で、女装の時はウイッグ着用。言葉も男っぽい系。結局両片想いが実ってH。
「Act.3 ナナツ」
女性モデルの仕事をしている。彼氏はモデル仲間。ナナツだけは攻め気質あり。襲い受けH。
「Act.4 夏紀」
リストラされ離婚した男の家に突如現れた出張メイド(♂)。ミニスカートやスキンシップで誘ってくる。『何でもしてくれるのか?』『…はい喜んで』とフ○ラ。メイドっ娘の正体は?
「Act.5 のぞむ」
男の娘喫茶のウェイトレスのぞむはストーカーに後をつけられて…ルームメイトの夢二が助けてくれる。『好きなヤツを守りたい』だって。両想いになりました。描写はキスまで。
結局攻めさん達は皆、彼女達が実際は男である事を理解し、受け入れております。全部甘いハピエンで、読後感は悪くない。
「愛おしい人」
虐待父と暮らすミツジくん。芸能スカウトの岩崎に見染められてさらってもらう話。サラッと読めちゃうけど考えると怖い話ですよ、これは。
「君を待つ間」
↑のミツジの入ったアイドルグループの一員リュウジの物語。
グループの中でリュウジだけが高校卒業が怪しくて家庭教師をつけてもらうけど、その先生が可愛い顔して超スパルタで、というお話。
「桃色❤︎男の娘〜番外編〜」
郁ちゃんが涼二さんを海デートに誘うが、涼二さんはビキニから郁ちゃんのモッコリがはみ出たらどうしようと妄想でハラハラ。でもいちご柄トランクスのセパレートで大丈夫、というお話。
(私は涼二x郁のCPかと思って読んだけど、もしかしたら違うかも。)
リアルでは結構男の娘萌えしてる私なんですが、これは男の娘萌えのツボとはズレてる気がしました。
「男」だからいいのに!
外見もしぐさもしゃべり方も全部女の子にして、なんの抵抗もなく「男に恋するゲイな受け子ちゃん」にしてしまうのは、なんかチガウ…萌えない…。いくら一人称を俺にしようが、胸をぺたんこにしようが。なんかチガウ。これなら男×女でいいやんと思ってしまいました。
さらに攻め様たちがなァ…。けっこう簡単に受け入れてる人ばかりなのが非常に残念。
もっとこう…「めちゃくちゃ可愛いけど男!男は無理だ!でも可愛いしときめく!うおおおおお」←こういうアホ可愛い葛藤を読みたかったです。
他の作品もツボにはこず。やけにあっさりしてるなァ…と思いました。