新撰組異聞 月下去来

真崎春望×新撰組×吸血鬼――妖しくも艶やかなコラボレーション！
未完に終わっていた真崎春望の幻の傑作が、描き下ろしを加えて15年ぶりに復刊！ふたりの美しい男たちが織り成す、激しく切ない物語・・・。

新撰組の副長・土方歳三はその死の間際、己の魂を犠牲とするかわり、志半ばで病に死んだ盟友・沖田総司との再会の宿願をかける。
それから百二十余年後――。土方の宿願は成就し、沖田は平成の世に転生する。かつて命をかけた函館五稜郭の地で、いま再び巡り合った土方と沖田。・・・しかし、再会と引き換えに土方が払った代償は、あまりにも大きかった。土方は人間の魂と失い、地を吸う吸血鬼へと変化していたのだ――！
吸血鬼を化した土方を人間に戻すため、二人は再び宿縁の地・京都へと向かう。

＊『LCミステリー（学習研究社・スコラ刊/1991年創刊・1997年休刊）』にて連載、雑誌休刊により途中終了となってしまっていた作品に、描き下ろしの続きの内容を加えた、１巻完結の読み切りファンタジー作品となります。

著者：真崎春望
（出版社より）