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「この恋は事件だ」
koi to keiji
作家さんの新作発表
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なんなんでしょうね、書店でちゃんとBLの棚に並んでいるから手に取ったのに、フタを開けてみて「これって別に男女でも成立するじゃん」と思ったときの、あのがっかり感。絵づらだけの問題で、特に受けがどう見ても女の子にしか見えないようなのは、それでもまだ耐えられるんですけどね。沙野風結子さんが以前「赫蜥蜴の閨」で主人公の極道者に言わせてました。「わざわざ男抱くからにはこのぐらい歯応えがないとつまらん」(ちなみにこの時彼が抱いていたのは沙野作品でも屈指の男前、攻めでも十分通用する受けです) ーそう、そうなんです。こちとらBLが読みたくて、時に恥を忍んで肌色率の高いコーナーにわざわざ足を踏み入れているのに、「なんちゃってBL」や「自称BL」「見かけ倒しBL」でお茶を濁されたくないんです!!
その点で、西田作品にはまず期待を裏切られることはありません。絵からして、どう間違っても女には見えないがっしりした腕や肩、厚い胸に太い首を持つ野郎どもしか出てこないし、「設定上は繊細な美人なんだろうなぁ」と思われる受けでも、ことごとくちゃんと男の顔とカラダを持っている。そのふたりが画面狭しと絡み合うシーンはお世辞にも美的とはいえないかもしれないけれど、妙な生々しさをもって迫ってくる。まるで1週間張り込み続きで風呂にも入ってない土田(本作の攻め)の汗とか、靴下の臭いまで感じられそうなほど。(是非ともくさやの代わりに●ァブリーズと対決して頂きたい)
そしてなにより本作では、「これぞBLでしか聞けない」一級品のセリフを聞くことができます。受けのハルキこと雪村は警察キャリアのエリートでゲイ。ひそかに片思いしていた土田(ノンキャリ警部補、ノーマル)と、紆余曲折の末ようやく恋人同士になれたけど、土田は骨の髄まで刑事。迷わず恋より仕事を取るため、これまでつきあった女たちに次々と振られてきた朴念仁。事件で重傷を負った雪村が「一緒にいてくれ」と縋ったにもかかわらず、やっぱり人質を連れた容疑者追跡の方を優先して行ってしまう。
独り置いてきぼりの雪村は泣くのか、「もう別れる」と怒るのか・・・そのどちらでもありません。傷ついた身体で土田の度肝を抜く「●部警察」ばりのど派手なカーチェイスや狙撃の腕前まで披露してくれたのはご愛嬌。無事事件も片付き、合わせる顔がない風情で戻ってきた土田に「お前が今まで女に振られまくってきたわけがよくわかった」と雪村。「ああいう重要な時にこそ、うそでもいいから仕事よりもお前が大事だと言え」と。
本当は、そんな器用なうそがつけない土田だからこそ好きになったのだし、もしもあの場面で土田が雪村を選んで仕事を放棄していたら誰よりがっかりしていた自覚もある。だから雪村は言うのです。「ありがたく思え。俺が男で、警察官だってことを」
絶対に男女のカップルでは成立しない展開。これぞBLの醍醐味、みたいなものをいつも存分に味わわせてくれるから、「近頃BL臭が不足気味」だと自覚症状があったら、迷わず私は西田作品を読みます。
大好き!好き!
西田東さん最高です。
隅から隅まで楽しくて、なんだろ、すべてが好きとしか言いようがない。
天才です。
表題作は刑事もの。
びっくりするネタも仕込んでくれてますので、そのへんは読んでのお楽しみですね。おおっ!て思って、思わず最初から読み返してしまうほどでした。
主役二人ともキャラクター造形が素晴らしいです。
あと肉体美も素晴らしい。裸のお尻に見とれてしまう。筋肉のきっちり乗った体は美しい。
ギャグ絵はいちいち面白い。棒人間の使いどころとか、天才的だと思います。
好きなシーンは、たくさんありすぎて困りますね。
攻めを仕事に送り出した受けが、シーツ洗うのやめとくかってベッドに一人で寝ようとして、でも攻めの残した足のニオイには耐えられずシーツの向きをかえる場面とか、ニヨニヨしつつも笑えるし。ニヤケてる受け様が可愛すぎです。
あと、お仕事関係の描写が地に足がついてること。背広を着てる人間が仕事をするときのスタンス、ここの部分のバランスの良さが西田東さんの魅力なんですよね。真面目なんだけど、絵に描いたようなリアリティのない真面目さではなく、生活してる人間のときに不真面目にもなる真面目さであるのが本当に本当に魅力的です。
『ツーガイ・ズ』
こっちも良かったなァ。
変人受けがきっちり変人なのも、ちゃらんぽらん攻めがきっちりちゃらんぽらんなのも、出会ってそれがいい方向へと変化するのがイイ。
金魚の使い方、涙の使い方、ココゾ!っていうツボをつかれて切ないです。
さらに、どんなに切ない作品でもギャグを忘れないのが西田作品のいいところですね。
おまけ漫画はいつものクオリティでした。
ぐにゃぐにゃ漫画のあのクオリティは、低いのに高いという不思議さ。
このぐにゃぐにゃ絵が大好きなんです。
分かりやすいトレンディドラマみたいな刑事ものでした。それもなぜかバブル期のドラマのような印象があるのは何でだろう。 だ が! そこが良い!!
これは褒め言葉です♪私は基本的に分かりやすい作品が好きなので。
メガメでオールバックの雪村(受け)が髪を下ろしてチャラい服装で潜入という、もうそのギャップの時点で萌えます(*´∀`*)しかも雪村の照れ顔がまたキュンっときますね♪
また、攻めキャラの土田のさっぱりした性格も好きでした~!感情を素直に出せる人間も魅力的ですね。
~以下ネタバレ注意です。
雪村が倒れて、救急車で運ばれようとしているとき、雪村がわざと「ついて来てくれ」と言うシーン。
土田は容疑者を追うように命令が入り、現場に向かわなければならないんですが、
雪村はわざと「一緒にいて欲しい」と言います。
そこで土田は雪村と一緒に救急車に乗るのかと思いきや、やはり、というか救急車には乗らずに、仕事を優先するんですよね。
そりゃ警察官が公私混同したらおかしいし、仕事を優先するのは当たり前でしょうけれど、なんとも切ないシーンでありました。
その後、土田が雪村に対して悪かったと思っている時、
雪村がこう言うんですね。
「ありがたく思え―俺が警察官で男だってことを」というセリフ。
同じ警察官としてそして男として、土田が取った選択は理解できるからこそのセリフなんですよね。自分が死にそうになっていてもそれを見捨てて仕事を優先しても、その選択の意味が分かるからこその。
まさしくこのカップルがカップルとして成立する真理はそこだと思えるセリフでした。
うーん、奥が深い!!!!!
西田東氏ではベスト3に入る作品です(私的に)。
表紙が黄色・・・! さすがです。
しかし
ハルキがカッコいいのは美形だから・・・にしても
なぜ土田さんがカッコいいんだろう。
その辺を読んでみて欲しいです。
西田氏の作品は 遠くに去る人を追いかける全身のコマが
大好きです。
ノンキャリ刑事×本庁キャリア警視ものです。大好きジャンルを西田さんの漫画で読めるとはなんという贅沢!しかも受けはクール美人の健気受けで大好きなタイプ。メガネだし。
元々ノンケ×ゲイでもあるので、受けの健気さが可愛い。好きな所は1週間張り込みで汚れてる攻めを受けがお風呂で洗ってあげる所。犬か!(笑)最初「お前動物臭いぞ」とか言ってたのに攻めがすぐ仕事に行ってしまうとその臭い匂いのシーツで寝て攻めの温もりを感じたり、攻めが疲れてる時はイカせてあげた後自分は寄り添って寝るだけでいいんだ、とか…献身的で乙女な性格の受け。
しかし!ここで終わらないのが西田作品の良いところ。カッコよく男前な受けの姿も最後にバッチリ描かれてます。皆さんおっしゃるように「ありがたく思え。俺が男で警察官だってことを。」という決めゼリフはBL名言集(?)みたいなものがあったとしたら絶対に入れたいセリフです。
2つ目の話は軽めの短編でしたが、攻めの泣き顔が印象的なちょっと変わったパターンで萌えました。おバカ攻めも可愛い。
◾︎土田(刑事)×雪村ハルキ(警視,32歳)
何度も言うけど、西田先生の作品はどこまでも男と男です。
あ〜職場でやる警官と警官、最高ですね。最近そんなニュース(男女でしたが)もリアルであったりして、あまり大っぴらにワイワイするのも気が引けますが、創作物はそれはそれとして楽しみたい。
土田も土田なんですが、雪村も存外子どもっぽいのが可愛くて。髪下ろした雪村の幼さよ。電話に出ないだの出ろだの出るだの言った後の土田の笑顔可愛い。でも、俺もお前も男なんですよね〜(何度も言う)
男が読みたくて読んでるから大満足必至。
双方の部屋がしっかり出てくるのですが、その差がものすごく彼らの立場の差を表しているようで沁みます。雪村の広い部屋に広いベッド、土田の散らかった部屋で身を寄せ合って寝る2人…
萌2〜神
表題がもっと読みたかった気持ちもあるけど…神で!
腐友さんのオススメで作家買い。数ある西田東さんの作品の中でこの作品を選んだのは、刑事ものだから。
好きなんです、刑事もの。
攻めはノンキャリの刑事(土田 表紙左)・受けは警察庁のキャリア官僚(雪村 表紙右)です。
警察組織のキャリア・ノンキャリ話というと、「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」が決めゼリフの、あの伝説のドラマがつい思い浮かんでしまうのですが、あのドラマと違って、会議室の住人であるキャリア官僚と、現場のノンキャリ警察官との間の屈折した感情や軋轢の描写はあまりありません。ていうか、この世界会議室ないかも(汗)
といって、ノンキャリ×キャリアという設定は生かされてないのか?というと、さにあらず。
「会議室VS現場」ならぬ「恋VS刑事(=仕事)」というせめぎあいの中で、キャリアの雪村がノンキャリの土田を支えていく構図。これ、ある意味キャリアとノンキャリの理想の関係性かもしれません(笑)
キャリアが支える側のほうが、現場主義で風通しも良くなりそうですし・・・やはり、キャリア受けでしょう。
現実社会でも推奨したいですね(笑)
しかしこの2人、とにかく可愛い(≧▽≦)
なんでしょうね? チビキャラ化もないのに。
恋愛に関してはシャイで真っ直ぐに気持ちをぶつけられない雪村の気持ちを、わんこ土田が無邪気にじゃれついてほぐしていく、というのが定番の流れなんですが、わんこモード入った土田の可愛さに、すごく惹き込まれる!
土田にほだされてデレる瞬間の赤面雪村がまた、セクシーだし可愛いし。
2人とも好き。というか、2人セットで可愛さ倍増!的なカプだと思います。
一方で、仕事面ではお互いに我が強くて衝突も。
雪村のほうが命令する立場ですが、黙って言うことを聞く土田じゃない。男同士ならではのせめぎ合いも、ぬかりなく描写されています。
この2人、見た目も男っぽいし、体格差もなくて、いろんな意味で対等な雄同士のカップルなんですよね。
キャリアとかノンキャリアとかいう立場にこだわらず、対等な関係を築き上げていく2人が、見ていてすごく心地いい。
これでこそBL!
リアリティーよりもギャグと熱血で突っ走っていくような、作品の勢いにやられました。
ところで、情報登録では土田×雪村になってるし、後半はたしかにそうなるんですが、1度目のセックスって、ためつすがめつ、何度眺めても攻め受けが特定できないんですが・・・
最中の「想定と違う」という土田のセリフも、思わせぶり。
もしかしたら、もしかしたらこの2人、リバ??
続編も出てないようですし、この謎は永遠に謎のままなんでしょうか。
勢いがあって楽しく読めたので、萌×2。
同時収録は「ツーガイ・ズ」。イケメン詐欺師が新薬の機密情報を狙って、製薬会社の研究員に近づくものの――という、こちらも笑えるコメディです。
やっぱり外れない、外さない、今回もやられた!って感じです。
ツンデレキャリアがよかったなー。
なんだろう、すごい可愛いんですよ!
キャラも可愛いんだけど、二人のやりとりが、恋愛への態度が、この可愛さは西田作品ならではの可愛さで、普通の可愛いとはちょっと違う?
言葉が上手く出て来ないな~。
事件を追って怪我をした為に事件捜査でない安全課配属になり、夜回りをしている時に出会った警官の土田とゲイだというハルキ。
人なつこい土田とツンデレのハルキが初めて関係した翌日、ハルキは実は本庁のキャリアだったという事を知ります。
土田は仕事バカっぽいんですが、それに命を掛けているというより人が好きっていう印象を受けます。
だから気になる人は放っておけない。
多分に土田にとってのハルキはそういう人の一人だったのだと思うのですが、ハルキの想いを知ってしまったからと言って、彼の姿勢に何一つ変わることがない。
ハルキにほだされた部分はあるでしょうが、ここはやはり同じ警察であること、互いの立場が仕事がわかりあえることで、まさに男同志の関係になれるのでしょうね。
だからといって決して冷たいわけではなくて、彼等は充分に情熱的。
ハルキはキャリアだけど、現場をわかっているよくある頭デッカチのキャリアじゃないっていうところがいいのですね。
命も惜しくないほどに事件に突撃する土田と、愛する人を失いたくないと恐れるハルキ、この二人が解り合うのもまた事件を通してという部分が絆を深めるのに役立って、甘さを演出していました。
どうしてもハルキに会いたくて執務室に訪れて、熱に突き動かされるまま求めあう姿とか、エチシーンがことごとく対等なのが好みでした!
やっぱり働く男はこうでなくちゃ!!
ひょっとして、この二人リバありなんだろうか?なんて期待してしまったりもww
『ツーガイ・ズ』西田さんお得意のシリアスを装った終わり良しのコメディラブ作品。
借金返済のために暴力団の産業スパイをやらされることになった元ホストが接近する対象はゲイ(しかもネコ)だという。
何とか彼に接近するのだが・・・
ちょっとカタブツで天然気味の会社員。
人情にもろそうな元ホスト。
愉快なお話でした♪
巻末のおまけマンガもお忘れなく。
今回はタコに変身していた(爆!)これが実は楽しみだったりもするのよねw
ラブコメディというジャンルに組するのが最も適している作品ですが
やはりそこは西田さん。
ただのコメディでは終わらなかった。
とはいえ序盤はおもいっきりにやつける展開のオンパレードですのでご安心をw
特に第一話目は全て分かった上で最初から読むと・・・ヾ(*´∀`*)ノ
ハルキの正体は読んでからのお楽しみということで。
続編でのハルキのある行動は
刑事としての土田と、恋人としての土田どちらも愛するハルキ自身にとって
とても悔やまれる行動だったのでは。
だからこそハルキはこの行動の罰を受け止めると言っています。
この独白のシーンは西田さん独特のそれまでのイチャイチャラブコメの流れを切る、大きな賭けのようなものなのに西田さんはその後数ページでまた違和感なくラブコメのテンションへと読み手を引っ張っていってくれています。
このあたりはさすがです。
読みきりの「ツーガイ・ズ」はシリアスぽくしてオチがwのパターン。
西田さんの描く長髪男性、結構すきなんですw
巻末おまけもたっぷりと。
今回はタコ、ですw