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jinsei ha barairo da
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
どこかで絶対に見覚えのある絵と思っていたら、「われら混線合唱団」で有名な高橋由紀さんの別名漫画でした。
少女漫画の頃からそこはかとなく漂っていたBL感が、花開いた感じがします。
城多見グループの会長・城多見和人(天然執着攻め)×1億の借金持ち・宮代弥生(単純強気受け)
いきなり1億円の借金持ちになってしまった弥生が、借金取りから逃走中に、一度だけ巡りあったカズから、借金を全額代わりに返済する代わりに、自分のものになれと迫られて──。
口が悪くて手も早く根が単純で、お金に汚い。それでいて、芯が腐ってない。真っ正直なタイプの弥生。
ホモになりたくないので借金返済の為に、チュー1回千円で、舌を入れたら5千円として、自分でも働いて返済しようとしているんですが、中々返済できない。
守ってもらいたくないのに、結果的にカズに守ってもらう自分にイライラしたりと、ちょっとづつ愛も育っているような、いないような感じです。
小説の「お金がないっ」と似たような設定でありながら、こうも違うのはキャラの性格故でしょうね。
借金があるから言う事を聞くとか、悲壮感とか、そういうのは全くありません。
無理強いするよりも、弥生の心から手に入れるという正当性がよかったです。
カズはお金持ちで、グラサン取ったら美形という定番設定で、無表情で天然気味ですが、弥生に対する愛と独占欲は人一倍。
人とピントがずれた感じが面白いです。
弥生が事故で記憶喪失になる話があるのですが、13歳の記憶の時の弥生は素直で優しくてびっくりです。
口の悪さで隠れて、いまは見えないですけれどね。
記憶回復後のラブ度ゼロには、笑ってしまいました。
ケンカップル好きに、お勧めです。