召しませv甘ぁ~いお菓子の国へv

お菓子擬人化計画(アンソロジー)

お菓子擬人化計画(アンソロジー)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×27
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
33
評価数
8
平均
4.1 / 5
神率
12.5%
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス Cita Citaシリーズ
発売日
価格
¥848(税抜)  
ISBN
9784832287532

あらすじ

お菓子☓お菓子が恋をした★ツンデレ駄菓子~淫乱ショコラ恋愛事情まで★ぜ~んぶ読切スウィーツ擬人化だよ★
カバー&マンガ:こうじま奈月/夏水りつ/CJ Michalski/春野アヒル/北沢きょう/佐倉ハイジ/本庄りえ/藤河るり/紅蓮ナオミ/糸井のぞ/内田つち/三国ハジメ/上川きち/松本花
(出版社より)

表題作お菓子擬人化計画(アンソロジー)

その他の収録作品

  • カバー表:こうじま奈月【チョコレート×アイスクリーム】
  • カバー裏:夏水りつ【読切4コマ「黒棒さま」】
  • 扉ページ兼ピンナップ【カラー】:松本花「サクラ学園ドロップ組」
  • こうじま奈月「生クリームの不満」【チョコレート×アイスクリーム +生クリーム】
  • 夏水りつ「黒棒さまスペシャル」【黒棒さま×えびみりん、かりんとう×えび満月】
  • 佐倉ハイジ「スウィーツ絵本 プリンくんの憂鬱」【バニラビーンズ×プリン】
  • C.J.Michalski「柏(ハート)モチ」【柏餅;柏の葉×餡入り餅 & 桜餅:塩漬け桜の葉×道明寺餅】
  • 本庄リエ「京菓子の事情」【五色豆×干菓子】
  • 糸井のぞ「お菓子たちの25時」【遠足菓子:チョコパイ、ミントタブレット、ポテトチップス、柿ピー、すこんぶ、バナナ、他】
  • 北沢きょう「スウィーツ絵本 チョコレートちゃん」【ビター(カカオマス)×ホワイト(サーシャ)】
  • 春野アヒル「コンビニスイーツ戦線24時」【プリン(プディング)×杏仁豆腐】
  • 上川きち「お芋騒動」【のり塩ポテチ×塩ポテチ、芋けんぴ、コンソメポテチ】
  • 紅蓮ナオミ「溶けるもんか」【ココア×マシュマロ】
  • 内田つち「綿とリンゴ」【綿あめ×りんご飴】
  • 藤川るり「クレープ王子」【クレープ生地×生クリーム 苺、バナナ、チョコレート】
  • 三国ハヂメ「えびせんくんとまかろんちゃん」【マカロン×えびせん】

レビュー投稿数7

どこもかしこもイケメンお菓子カワイイお菓子

申し訳ないのですが、やはり自分の好みがあるのでアンソロジーとなると、これはちょっとなぁと思う作品があるものなのですが、この本は全部良い感じでした!

コミックを読んだことのある作者様も、初めての作者様の作品もありましたが、聞いた事のない洋風のお洒落なお菓子ではなく、身近なお菓子を題材にして、それでいてちょっと捻ってあるというもので、短くても大満足な作品ばかりでした。

黒棒の息子がかりんとう…
客が男前!
糸井先生のチョコパイとすこんぶのイメージはこんな感じなのね(笑)
ポテト会…確かに芋けんぴもポテト…
日サロに行くマショマロ、健気?!
クレープもクリームもいい笑顔~

他にも本の裏表紙にまでツッコミを入れる状態の楽しさでした。アンソロジーが苦手な方にも読んでみて欲しいと思いました。

0

ベタ甘な一冊

表紙から甘い匂いがしてきそうです。
そして表紙だけでなく、中身も最高に甘いですよ!
最初から最後まで甘々。甘党には堪りません。
読むとお腹が空くので、一種の飯テロかもしれない。

様々な漫画家によるお菓子達の日常。お菓子ならではの悩み。
お菓子達が実際にこんな会話をしているのかも。
そう思ってしまうほど、リアル(?)なお菓子達が描かれています。

私はこれを読む度、チョコレートが食べたくなります。

0

これは意外と・・・!

普段擬人化ものはあまり積極的に買うほうではないのですが、
好きな作者さんがたくさん参加されていたので買った一冊です。
これを買ったそのときは実はそんなに期待していなかったんですよね。
いくら好きな作家さんがたくさん参加されているといってもアンソロジー系は
失礼ながらハズレも多く入っていることが多いので。
でも期待していなかったぶん、思わぬ良い作品に出会えた気がします。

特に好きだった作品だけ書きます。
【黒棒さまスペシャル】夏水りつ
(黒棒×えびみりん)
褐色の肌の黒棒様がかっこいい!!着流しで素敵です。
何故か花魁なえびみりんw親の借金のカタに売られたそうです。
花魁になってしまったえびみりんを買いに来る黒棒という設定。
これは設定勝ちですね~!
この擬人化にそれを当てはめて考える夏水さん素晴らしいです。
黒棒様はでかくて絶倫で、えびみりんは大変でございましたw
なお、このカバーの裏にも四コマがありました。
子猫に囲まれた黒棒様が可愛いw

【柏モチ】CJ Michalski
(柏×モチ)
ミチャさんらしいショタ受けな内容でした。
ちなみにモチの中に詰まっているものは○ンコですが、
○には何が当てはまるでしょうか。マやチではありませんw
答えは本の中でご確認くださいませ♪

【溶けるもんか】紅蓮ナオミ
(ココア×マシュマロ)
紅蓮さんなのでアホエロなんですが、
びっくりしたのが、同時にかなり切ない話だということです。
セックスメインではありません、愛メインです!!愛!
ただのアホエロに終わらないこの切なさに、
紅蓮さんの底力を感じるのでした。

他にもまだまだ素敵な作品がいっぱいあります。
一つ一つレビューするととんでもない長さになるのでここらで割愛させて頂きます。
色んなテイストのお話が詰まっていて、意外と楽しめた一冊でした♪

2

特徴を捉えた秀逸擬人化!


「ココアに抱きしめられるっと溶けちゃうよ~」

ということでお互い愛し合いすぎてるのに
溶けてしまうという理由で未だひとつになれないココアとマシュマロww
これがもー切なすぎて一番印象に残ってます(笑)!!!
ほんと幸せになって欲しいこいつら!(*´д`*)

たいがい擬人化本ってジャケットの美麗さに騙さr(ry いやいや
外見と中身の差に驚かされるのですが、これは期待を裏切らなかった!
特徴を捉えたスイーツたちが日々奮闘します(笑)
ほぼギャグですがその中に切なさも下ネタもエロもあり(笑)
オススメの擬人化本です。

2

「絵がキレイだからOK」って擬人化本じゃない。

余りにも多い擬人化の中で一枚も二枚も上な所があります。

まず、他のもの以上に擬人化される対象をよく理解している。
「お菓子」自体が非常にどの作家さんにも読者にもおなじみのものだからでしょうね。
「誰かの考えた設定にみんなで相乗りしたな・・・」
なものが普通である中、しっかり理解できる設定を各自で組んでいます。

しかも絵がキレイなだけじゃない。
絵の魅力が高い方をそろえていると思うのですが、それだけじゃなく各自の「得意技」のある人をそろえてて、そのジャンルの強みを発揮してます。
知る限りではCJ.Michalskiさんの放牧され過ぎっぷりなシモネタ三昧、
春野アヒルさんのツンアマ、紅蓮ナオミさんのアホエロ。
他の方もきっとこういう感じのネタ展開はお手の物なんでしょうね。

さりげなく既出本の宣伝も混ざってるんで
あらたに作者買いしてみようかな・・・と思う作者さんも数人見つけた本でした。いい本です。

1

ちょっぴり薄くって、お値段が高いのが購入を戸惑わせましたが

購入してしまった。
アンソロジーは毎回申し訳ないのですが、あまり期待せずに買います。
その方が外れた時の衝撃が少ないから・・・。
しかし作家陣は花音などで活躍される名前の知った作家さんばかりで、BL源氏物語と同様「買って良かった」というアンソロジーでした。
・・・毎回こうだと嬉しいのにな。

お菓子でBLとかそんなこと考えたことがなく、擬人化本は流行りにのって色々読みましたが、やはり自分の中に「コレとコレを擬人化して、攻めで受けで」という思考が薄いため、読みこそすれ自分の脳内でどうこうというのが皆無なのです。
なので、こうやって擬人化を本を読んで色々補完いたします。

自分的にツボだったのが『お菓子達の25時』遠足に持って行くお菓子の金額は300円!
じゃぁ、誰(お菓子)が連れて行かれるか!?というのを会議するというお話です。
お菓子達も「我こそは!」と連れて行かれたがる姿が微笑ましい。
300円という限りある金額の中で、あれやこれやとお菓子を選び頭を悩ました頃が懐かしい。

『溶けるもんか』ココア×マシュマロ
暖かなココアに抱きしめられると溶けてしまうマシュマロ。本懐を遂げることが出来ず、何度もエチしようと頑張るけれど、溶けてしまって・・・という。切ない(?)お話ですが、筆者が紅蓮ナオミさんということで、何故か笑えてしまうのでした。

『クレープ王子』クレープ×クリーム
攻めのクレープが半裸(ズボンは着用)にトレンチコートで、クリームを挟み込む時に、「ほら」とコートの前を開いて迎え入れるという、一見したら変態さんじみた行動なのですがクレープがやたら男前なので、その変態さんぽい部分がうまい具合に消えている。
クリームさんが恥じらいながらも、しっかりとクレープの分厚い胸板に包み込まれているところが萌えです。面白い発想だぁ。

そして夏水りつさんの『黒棒さまスペシャル』
単行本の中にも登場していましたが、絶倫な黒棒さまに泣かせられるえびみりんさんの遊廓もの!ツン気味のえびみりんという組み合わせは、無理を承知で書いてしまう。
これだけで一本話が読みたいっ!

他のお話も面白く、なかなか楽しめる作品でした。
佐倉ハイジさん、北沢きょうさんのみ漫画ではなく文章にイラスト(全ての頁にイラスト有有り)を付けるという形での参加でした。

1

不覚

正直評者はこの一冊を舐めて掛かってました。
何しろ表紙がこうじま奈月さんです。
と、言う事は内容のバランスが多少拙くても
表紙の力で乗り切ろうとする思惑があったのでは
ないか、とつい勘繰った訳です。
しかし、評者の勘繰りは良い方向で裏切られました。
執筆陣全員が先読み不要の「良くぞ!」と思う
オチをきちんと用意されていたのですね。
展開にも無理はありません。擬人化前後の属性を
上手く融合させた上での展開をきちんと魅せて
戴いたので評者はかなり満足しております。

甘いと言うだけで満足させようとしない一冊です。
歯応え腹応えもしっかりございます。

1

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