Citron VOL.7（アンソロジー著者等複数）

もう一周年だそうですよ

今回は「草間さかえ特集」です。
この雑誌が創刊されて一周年ということだそうですが、その割に表紙は地味？
思わず秋なのか？と思うような色遣いの表紙にこの意図は・・・？不思議です。
インタビューはこれまで刊行された作品の全紹介を兼ねて、どんな意図で作ったかとか、好みは？とかどれが好きとか、いった内容です。
全部について聞こうとしているので、若干温度の低さが気になりますが・・
草間さんの美人の定義は一重まぶただそうですよ。
それにしても全お仕事リストが一覧になっていますがその量の某大なこと！
まだ単行本になっていない作品も見受けられますので、早く一冊にならないかな～と楽しみなのです。
そしてお仕事場の写真が載っているのですが、何だか絵と同じノスタルジックな現場を想像していたら意外にもスタイリッシュ。
お手製のフィギアが、何だかかわいかったぞー。

ということで、『やぎさん郵便』は、廣瀬に嫉妬する澤の巻でした。
ラスト、市電の中で手を繋ぐ花城と廣瀬だったんですが、廣瀬がマント着用だったので、思わず股間に手がいったのかと、変な期待をしてしまった下世話な自分（汗、、）


今回自分的注目作品は
①切ない系作品が目を惹いた新人さん、町こまきさんの『こうしてまたくり返す朝』
下宿人の男性は、大家である男ヤモメの男性が好きなのだ。
でも、彼は死ぬまで亡くなった奥さんひとすじと公言され思わずキスしてしまう。
想いが通じない男に「オレはなかったことにするから」と言われ、傷心の男は「今のままでいいからなかったことにしないでくれ」と涙を流す。
ちょっとえすとえむさんっぽい感じの外国を思わせる絵で、無国籍風ですが、こういう場面切り取りのストーリーが好きな自分にはツボりました！
次回期待ですｖ
②そしてもう一本が名取いさとさんの『とまりぎ芽生えた』これは高校生の学園モノ。
主人公は、水虫で通院しているのですが←これがりあるで爆笑！
武蔵が好きということで、剣道やってみれば？という友人の一言で、思い切って剣道部に入部することにする。
そこには凛とした、憧れの同級生が在籍していて、彼にはとても嬉しいのだが、、、実はこの同級生は先生と・・・！？
ヘタレワンコ水虫少年の希望は一体どうなってしまうんだろう！？
次回期待！！
③市川けいイさんの電車が同じなり言葉を交わすようになった高校生のお話の連載がスタート。
これは胸がキュンさせられました！！
毎日のように、朝と帰り一緒になるうちに、「じゃ、またね～」と電車の中だけ友達だった二人が、一方が部活で同じ電車に乗れなくなる日が２週間続いて、互いに不安になる話。
もう、テンション上がりました！
彼が電車に乗ってこないのを、色々思いながら一切セリフなしの表情で見せるガッカリ感。
やっと再開して、携帯の番号を交換する二人は一体どんな展開が待ち受けているのか、ワクワクです！
④糸井のぞさん『コイノヒ』悪い噂のある先輩と同室になった後輩、先輩はこの後輩が好きだと告白！？
先輩の友人の生徒会長の髪型が笑います！コレハヒゲがないとちょっと・・・ｗｗｗ
さて、おいておいて、この魔性の先輩、後輩は一切気がなさそうなんですが、一体どういうつもりなのか？
痛いのかな？それとも？気になります！

新たな展開を見せたのが、北別府ニカさん、と宇野ジニアさん。
元カレが子連れで登場し、主人公の胸中は複雑に、
そして鬼専務はコメディ路線突っ走りだったのが、いきなりシリアス展開にキスも登場！？
汀万里さん、久々に先生登場で生徒にとうとう告白されますが・・・？謎が解き明かされる日がまちどおしい！
前回、大学生に親切にした会社員の話で多いに期待した彩景でりこさんですが、今回のはまだ続きがあると思ってもいいのか？不完全燃焼です

一本、今回で最終回を迎えたのが桃山なおこさん。
少し間があいたりして、また展開が静かだったのもありハラハラさせられましたが、今回の最終回！！
滅茶気になります！単行本まで待て、、、なんでしょうか？
連載中は不発な感じがしていたので、是非一冊になった時点での巻き返しを見たいです。

雲田はるこさん、えすとえむさんは安定しています。
久々に乙男塾で阿仁谷さん、登場ｖ３０代板前の乙女な腐男子です。

読み切りが少なく連載が多いので、続けて読んでないとわかりにくいという作品が多いのがちょっと難点ですね。