恋のつづき 恋のはなし2

恋のつづき 恋のはなし2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×228
  • 萌28
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
13
得点
264
評価数
72
平均
3.7 / 5
神率
18.1%
著者
砂原糖子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
恋のはなし
発売日
電子発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403522666

あらすじ

ホテルマンの多和田と人気脚本家の新山。すれ違いを乗り越えて結ばれた二人は、多和田が一時的に新山のマンションで暮らすことにもなり、まさに蜜月を過ごしていた。
そんな時、隣人の野津が多和田の仕事相手で、さらにゲイであると判明する。
自分とは対照的に誠実な野津が、多和田に好意を寄せているようなのが気になって仕方ない新山と多和田の仲もぎくしゃくし始め……?
大人気作品「恋のはなし」続編登場!

表題作恋のつづき 恋のはなし2

29歳,人気脚本家
30歳,ホテルのバンケットマネージャー

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数13

”ガキっぽいのに憎めない攻め”を堪能…!

やーー…良かった。。ワクワクとドキドキ、そして萌えを堪能する一冊でした…
自分の中で、紛うことなき神評価です。

個人的には前作より、より萌えた。。前作を超えて好きだなと思いました(皆さんのレビューを見てるとちょっと感想が違うみたいですが…;)

(以下内容に触れます)




こちら、前作『恋のはなし』の続編です。
ガキっぽい攻め × 恋愛初心者の真面目受けの、付き合い始めてからのストーリー。

なんとこの攻め、作者の砂原先生ご自身があとがきで「(自分が多和田(受)だったら)飛び蹴りを喰らわせる、それ以前に付き合わない、好きにならない、「好きかも?」と勘違いされるのすら嫌」とおっしゃっているような攻めです笑

もうね、前作で散々多和田の気持ちを弄んでましたからね。前作では正直あまり好きになれませんでした。

でもこの続編を読んで、なんだろ…新山(攻)を初めて「愛しい」「憎めない奴」と思いました。

見た目も職業も性格も完璧な当て馬、野津に嫉妬し最後にぶつける言葉。
「知生はあんたのもんにはならない。俺のものだ。終わりなんて来ないんだよ。さっさと諦めろ、くそったれが!」

…最高。

もうね〜受けと一歳しか違わない(29歳)くせにこんな言い方しかできない時点でガキっぽさ全開なんですが、取り繕うことなく見せた本音にめちゃくちゃ萌えました。

この二人、本当は相性決して良くない…どころか最悪に近いと思うんです。
全然ピタッとはまるところがないというか。どう考えても多和田は野津さんと付き合った方が穏やかで安心して過ごせるだろ、って思うんですが。

でも恋って、理屈じゃないもんね。。だめだって思っていても沸き上がってくる感情を抑えられないのが恋だから…

きっとこの二人はこれからもぶつかり合って喧嘩しながら、色んな波風を二人で乗り越え互いを理解しようとしていくのだと思います。

えっちは相変わらず攻めの言葉責めが光ってました。さすが売れっ子脚本家…!
最後のシーンの愛に溢れる優しいえっちシーンが特に好きです。言葉でいじめながらも、決して多和田を傷つけないように丁寧に丁寧に進める新山の描写に、なんだかじーんとしちゃいました。

結構前の作品なので難しいだろうとは思いますが、この二人の「その後」が見たいなあ。恋の情熱が落ち着いて「愛情」になった後の二人の日常を覗き見したいです✨

2

なぜか嫌いになれない攻め

続編が出ていると知り、今更ながら2人のその後を覗き見てみたわけなのですが…前作の方がパンチがあって好みだったかなーと思いました。
期間限定の同棲・当て馬のように颯爽と現れた性格の良いゲイの隣人と、良くも悪くも王道な続編かもしれません。

その後の2人の様子と、前作で性格が決して良いものではなかった攻め・新山がどう変わっているのかを楽しみにしながら読み進めてみると、なんとまあ不思議なことに続編の今作では私は新山の方に肩入れをして読んでしまっていたようです。
彼の性格が良くないのも前作から変わっていません。
受けの多和田に対して「こんな男やめておきなよー!」と思う気持ちも変わっていません。
でもなぜか嫌いにはなれない摩訶不思議な男・新山。

前作のレビューで多和田がピュアでかわいいと書きましたが、もちろん前作同様のかわいらしい部分もありつつ、今作では鼻についてしまう部分もあったり。
2人の間に何かあれば大体新山が悪いんです。9.5割くらい新山が悪い。
でもですね。今作も新山と多和田の両視点で語られるので、多和田のことが好きすぎるのに素直になれない、心に永遠の小学生男子を宿した新山がぐるぐるとするのがちょっとだけかわいく思えたり、一方で多和田の変わらない健気さと同時に迂闊だなと思えるところも見えてくるわけで…
そう、新山というのは両視点システムに助けられている男だと思います。

誰がどう見ても性格も価値観も合わない2人がくっついてしまったわけですから、なかなかそんなにすぐ上手くはいきませんよね。
それもまた恋愛の醍醐味なのかもと思える、焦ったさでいっぱいの続編でした。
2人に対しての萌えはあまり…でしたが、両視点がゆえの面白さはたっぷりと楽しめました。
前作の方が面白かったので評価は中立寄りです。

1

おためし同棲、そして…

”恋のはなし”がめちゃ好きだったので、つづきも読みました。
恋人になりたての2人が、はい、そうなりますよね~な痴話喧嘩で1冊という印象でした。当て馬が登場します。

多和田が近所の工事音で夜眠れないということを、初めての恋愛に浮かれる新山に伝えてしまって”じゃ、俺んち住めばいいじゃん!”になって同居を始めたものの、距離は近いのに気持ちがすれ違っちゃうという展開。そこに、多和田のクライアント野津が、実は新山のご近所でしかもゲイという設定で登場し…主に超絶えーかっこしぃマン・新山がざわざわしちゃう件でした。

もうね、どー考えても野津とのほうがしっくりくるんですよ、多和田は!そもそも、新山と多和田って水と油で相性はよくないと思うんですよね~。でもでも、恋って相性から始まるものじゃないからさ~、好きなんだもんこっちの価値観あわない人のほうがwwっていう奴です。だから一緒にいられるように努力する、なんとなく噛み合わないけど、この”努力する”という行為も恋愛における尊さで、この2人を見てるとつくづくそこを認識してしまうのでした。だから、恋愛の本質をえぐってくるいい作品だな~と思うのでした。

こういう喧嘩をこれから何度も繰り返すと思うんですよね、この2人。他人だからわかりあえなかったり不満に思ったりするのは当たり前で、そこを理解しながら、努力が努力でなくなる日まで一緒にいられたらいいんだよね~とBLだから前向きに捉えてます。

相変わらず言葉攻めとエロはキレッキレでした。そして、新山のコンプレックスをちくちく刺激するよくできた男・当て馬の野津さんにも幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした…。新山に借りがある(なんの借りじゃ?)今回ブーケを作ったアーティストってどんな人か気になるんですよね、野津の受としてw。。妄想は膨らむんですが、もはや過去作すぎて広がらないのかな…。

4

彼らなりのペース

「恋のはなし」の続編で、同居を始めたメインカプの間にゲイのお隣さん(かつ多和田のクライアント)が介入することで2人の間に新たな危機が生じます。

多和田と新山は性格が正反対であり、絆を深めていくには努力が必要なカップルだと思います。
今回の続編でそれを期待しましたが、思った以上に時間もかかるし歩みも少しずつに感じました。

なかなか歩み寄りを見せない2人でしたが、そこが2人独特のペースで”らしさ”でこの作品の個性のように感じます。
そんなすぐとんとんと旨いこといかないですよね。
多和田は遠慮しがちだし、新山は何かあるとすぐ自分の殻に閉じこもります。(笑)
それでも時間をかけて自分の気持ちとじっくりと向き合い、気持ちを確かめて歩み寄っていく2人だと思いました。
こじれる時は手のつけようがなさそうな感じだけど、少しずつ絆を深め合っていける安心感はありました。

今回は当て馬ポジションの野津が登場します。
彼は新山のコンプレックスをガンガン刺激しますが、彼自身は引っ掻き回すほどの強いキャラクターではなかったように思います。
というより、無自覚に引っ掻き回します。
私はその無自覚さが少し無神経に見えました。
知り合って間もない多和田に新山との関係性や新山個人について切り込んでいきます。
多和田への好意の裏返しだとしても、その前に失礼に思ってしまいました。
悪意がないだけになおさら厄介な気がして、個人的に苦手なタイプでした。

どの登場人物にも感情移入できませんでしたが、それぞれの個性を楽しむことはできました。
楽しめたけど、入り込むこともできなかったので「萌」評価になりました。

2

悪い男に入れあげてボロボロになるオンナの図式

恋のはなしのつづきです。

新山が多和田にぞっこんで一筋らしいことは良くわかりましたが、まだまだ二人の間に緊張感や遠慮があって初々しいです。

でも、 新山がゲイじゃないのに自分に付き合ってくれているという負い目がある多和田と、遠慮し過ぎる多和田がベッド以外ではあまり本心や恋情を見せてくれないことをじれったく思う様子がいじらしいです。

嘘はいけませんよ。
ちっちゃな嘘や隠し事でもバレれば大きない意味があると思われかねないです。

多和田の不安はとってもよくわかります。
ゲイじゃない新山は最後は女性を選ぶだろうという予感。
そうでなくても自己評価の低い多和田は、自分のような面白みのない男が新山を引き止められない、とか思うんだろうこともわかるけれど、そういう思いは新山にも感じさせるからもやもやしちゃうんでしょうね。

お互いが好き合っているからこそ、 相手に負担をかけたくないと思い遠慮しあう状況にじれじれした。
苦しいとき辛い時、一緒にいて何もしてあげられないどころかかえってイラつかせてしまうなんて…。

好きな子いじめて泣き顔見て喜ぶ新山は幼稚すぎ。
もし多和田のような友人がいてアドバイスするとしたら・・・
ズバリこの二人は合わない。
多和田は振り回され傷つけられボロボロになっていくような気がします。
だ・か・ら、お隣の外科医さんのほうがいい。
100倍くらいいい人です。
誠実な外科医で優しくて思いやりのある人ですよ。
気まぐれでヤクザな仕事している新山とは別れなさい。
けど、それでも好きになってしまうのが恋ってもんなんですかね。

8

甘いなぁ…。

『恋のはなし』の続編。

今度こそ新山がアワアワする番か!?とほくそ笑んでいたんですが…もっといじめてやれば良かったのに。(新山を)

相変わらず真面目で真っ直ぐな多和田さん。
エッチに素直?になってきたものの、多和田は前作と性格的には変わっていないように思います。

今回、勝手にイラついて空回りして、考えもなしに悪態ついて多和田傷つけて、後悔しても素直になれずまた同じ轍を踏む…そして自己嫌悪、そんな新山が見れてちょっとスッキリ(笑)
でも多和田さんは結局新山には甘いんですよね。
甘い、というか好きなんですよ、シンプルに。

もしかしたら不安たっぷりなのは新山なのかもしれません。
始まりが始まりなだけにいきがってみせても罪悪感?みたいなものが心理的に働いているのかも?

新山が多少ワガママで子どもっぽくても、その分多和田がおっとな~なのである意味釣り合いが取れているカップルなのかもしれません。

本格的に同棲を開始した二人のその後ものぞいてみたい。
次はどんな『予定』がうまれてくるのかなー。

6

続編の難しさ

前作が、とても綺麗にまとまった話だけに、
続編にそれ以上のものを求めてしまうのは、難しいんだなぁという感想。
彼らに会えて、彼らのその後が見られて嬉しかった……
くらいの気持ちで読むのがよし。

あて馬が出て来て……という展開も、想定内。
多和田は線が細く見えて、実は芯が強くて揺らがないので
よほどの大きな事件でも起こさない限り
話としては盛り上がり様がないのかなぁ……と思う。
ま、焼きもちやいて自分のポーズを保てなくなるアホな新山は可愛いかも。

とはいえ、砂原先生の筆、高久先生の挿絵は安定のクオリティ。
前作が好きだったら、軽い気持ちで読んで損はないです。

3

なぜいつも、1を読んだあとにすぐ読まない。
セルフツッコミをいれつつな今作。
エロくて甘くて好きなお話だったので、続編楽しく読ませて頂きました。
どんな時でもきちんとエロスを享受してくれる知生さん。
好きだ(・∀・)アヒャ!!
相変わらず受にメロメロな攻が可愛いですね。
受に夢中な攻が何よりの最近の好物なのでありまして
今回はまた。うん。良かった。
思わず意地悪に暴走してしまい、反省したりとかね。
大人大人してないくらいがちょうどいいのであります。
末永くお幸せにwなその後でした

3

攻をいじめたい

人気脚本家の新山と、ホテルマン多和田の恋のつづきですが、
多和田に心を寄せる医者のジェントルマンが出てきます。

その医者の登場に、新山が嫉妬してしまい、
多和田にきつい当たり方をしてしまう。
嫉妬していることを直接表面に出せないから、
「関心ない」みたいな態度をとってしまう、新山。

そんな態度に
なんとも、読んでいて、新山を一度いじめたくなってきます(笑)

でも、多和田は、そういう新山のことを分かっているんですよね。
大人な多和田を感じることができました。

1

「ぎゃふん」まではまだ遠い?

「恋のはなし」の続編です。
私は「恋のはなし」はCDでしか知らないのですが、続きが出たと知って気になり読んでみました。

晴れて恋人同士になった多和田と新山。
多和田のマンションの近所で工事があり、その騒音対策のように新山の部屋に同居することになるのだが…。

それなりの距離にいれば気付かないこと。
近くにいると気付いてしまうこと。
恋人でも他人は他人。
違う人間だからちゃんと言葉にして向き合うことは必要。

一緒に暮らし始めて最初のうちは蜜月のようだった生活も徐々に生活リズムは仕事のリズムもあってズレ始め。
欲しい気持ちはあっても遠慮やなんかが邪魔して気持ちを押しとどめ。
そんな中で多和田にコナをかけるような人物が現れて。
多和田の気持ちは新山にしかないから相手にもしていないけれど、新山は気が気でない。
それは自分とはまるで正反対な、ある意味、新山のコンプレックスを刺激するようなデキた男で。
ひょっとしたら多和田にはその男の方が似合うのではないか。
もしかしたら本当は多和田だってその男と先に出会っていたら…。
ヤキモキする気持ちがあるもののそれを素直に言い出せない新山は嫉妬としか思えないような行為に及んで傷付けて傷付いて。
ちゃんと言葉にしないそれは自業自得でもあるけれども。
自分への罰として薄着で多和田を待ち伏せるところとかなんだかキュンとなってしまいます。
なかなか恥ずかしくて言葉にしないようなところはあるけれど、この恋に必死なのは新山も同じで。
ただ、それまでの生き方のせいなのか彼のスタイルなのか多和田のような真っ直ぐさではなく、どこかひねくれていて。
それでも、そんな新山を選んだのは多和田で。
それをちゃんと新山にわかってもらえないと多和田はいつまでも新山に同じような真似を繰り返されてしまうのかなぁとか。
もちろん、新山としてもわかってはいてもどうしようもない衝動みたいなのもあるんだろうけれども。

あとがきで作者さまが新山に「ぎゃふん!」と言わせられなかったというようなことを書かれていましたが、確かに「ぎゃふん!」まではいっていないような…。
それもこれも多和田が優しいゆえに過ぎませんが。
多和田なら新山がどんなことをしても許してしまいそうです。
無茶なことをしても傷付けられても、新山の心が離れて行かない限り終わりにはしてしまえなさそうな気がします。

…前作をCDで聞いてるせいもあってか全て脳内で音声変換されてしまいます。
今作も是非CD化して欲しいなぁ。

1

呼び捨てなのに、敬語で話すって萌えませんか?

「恋のはなし」の続編ってことで、私は2冊同時にGETしました。紆余曲折を辿り結ばれた2人のその後の「恋のつづき」です。

「恋のつづき」ではしっかり下の名前呼び合う2人。何が萌えたって、多和田の“呼び捨てなのに、敬語”ってのが一番萌えました!!←
なんかわかんないけど、すっごく萌えましたw

はい、今回は2人のすれ違いが大半占めてた感じですが、私の大好物ものです。すれ違いによって傷つけ合う2人。ガキっぽい態度をとっていた新山も隣人・野津の登場によりちょっと大人な態度とった感じでしたが、結局嫉妬して、勘違いで多和田にひどいこと言って…

そんな、新山にたいして大人な目線で自分の気持ちを伝え対応する多和田は素敵で切なかったです。

ま、結局メロメロに元通りなんですがね。ちょっとだけ大人になった新山が歩み寄ったシーンは良かったです。

ガキっぽい攻×大人な受っていうのも萌えますね(*´ω`*)

1

その一言で(〃△〃)

わ~! やった!! 続編だ!!!
しかも、本作はちゃんとした「続編」ですよ!!!(←重要)

つまり、スピンオフじゃないってことです。
なんか、久々にスピンオフじゃない普通の続編を読んだ気がします。あとがきで砂原先生もおっしゃっていましたが、普通に「続編」というのはあまりないんですよね。それだけでうれしい!

前作がとても好きだったので、本作も迷わず購入。

知生さんの変わらぬ純情ぶりとエロさに萌えました。

しかも「ずっと愛してる」になる予定ですって・・・・・・。

どんだけカワイイのさ><
こういう、言葉が可愛いキャラって大好きです。見た目が可愛い子も好きだけど、やっぱ小説の醍醐味は言葉です! 言葉が可愛い!! 言葉使いではなく「言葉」が可愛い!!

こっちまで赤くなってしまうよ〃
えっと・・・つまり・・・・・・たった一言で超萌えました! ということが言いたかったのです;

1

「ずっと愛しています」になる予定

まさか続編が出ると思いませんでした!
なぜなら、1作目の時実はとってもとっても不安だったからです。
絶対まだまだこれから不安な要素が満載なカプであろうから、もうあとは妄想でいいよー、きっと色々予想はできるし、、、と。
しかし1作目の終わりが「愛するになる予定」でしたから、「愛しています」にしなくちゃいけなかったんですね(涙、、)

今回はそんな不器用な二人のスレ違いが見事に不安要素になって現れます。
気を遣うばかりについた嘘が相手にしこりを与え、
もっと弱みを見せてほしいと思うのに、気を使うのか遠慮され、
本当はすごく愛しているのに、うまく懐に飛び込むタイミングを逃す二人。
それに、あて馬のように実直で素直なゲイの男性が、智生の顧客として、慶吾の隣人として登場してしまうことが、そのスレ違いを大きくしてしまうのです。
智生も慶吾も、それぞれを愛してるのにこういうスレ違いが起きるのはもうすでに1巻で予想できたことですが、改めて本にして提示されると実に痛いのです!

そのきっかけになる男・深津、第三者なので表面しかわからないけど、彼もゲイとして智生と同じように周囲に仲間が居ないことで悩みをもっていたり、智生と共通するものを持っているようなんですね。
慶吾が、「もし出会う順番が逆だったら、、、」と考えるほどに、読者の自分もそれを感じてしまいました。
かといって、慶吾はいつものごとくただ、前作ではイヂワルのような態度だったものが「嫉妬」というものに形を変えたことが進化だとは思うのですよ。
その「嫉妬」という感情に気がつかず、慶吾を怖がっている、離れてしまうんではないか?と不安に思う智生のほうが進歩ないな~と思ったのですが、その姿はすでに、「愛している」者の姿だったんですよね。
ただ、一人になることが淋しいとか自分のことだけを考えているんじゃない。
この二人はこうやって思考錯誤して成長していく恋人なんですよね。
前作のラスト「愛していますになる予定」が「ずっと愛していますになる予定です」と期間延長しましたからww

相変わらずエチはエロいですのぉ~!
慶吾の言葉責め健在ですv
それによってグズグズになる智生がエロいから、いやらしい感じが満載になっちゃうんですねw
この智生のギャップが大好きです。
あとがきで砂原さんが異種格闘技(爆!)の組み合わせを提案してます。
是非、同人でいいので書いてもらったら、ひょっとしてすごく面白いかも?と思うのですが・・・

1

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