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oresama gattai keikaku
イケメンのバストアップのイラストの三部作、
私は順に「やらしいあしながおじさん」「痴漢ダイアリー」が好きで。
中では、この「俺様合体計画」は、ちょっと格落ちしてるんだけど。
久々に読んだら楽しかった。
◆表題作「俺様合体計画」
タイトル、何じゃそりゃ‼︎ なんですが、学園の憧れ、久保田先輩に誘われたら確実に貞操を奪われる‼︎ と、覚悟した斎藤は、妄想が先走って襲い受け。
久保田先輩は、図書室の本の整頓を手伝って欲しいだけだった⁈
期待が大き過ぎて、エッチなパンツをはいてる斎藤が恥ずかし過ぎます♡
◆「穴」
これは、「やらしいあしながおじさん」収録の「アパートの覗き穴」の二人のその後。番外編。
穴から覗かずとも真近に見たいと言う速水の為に、アナニーを披露するハメに…。
◆「年上だけど。」
後輩に片想い中の先輩は、遂に告白。ヤリチンだと思っていた後輩の心情は実は…。という、ほのぼのラブストーリー。
◆「痛くてもいいの」
タイトルそのまま。痛くてもいいからと早急に挿れたがる勝彦。
卒業を控えて、焦りが隠せない。ド天然さは、佳門先生にありがちなキャラクター。
◆「桜の花が咲く頃に」
本編では、この作品が一番好き。
憧れのバスケ部、部長の先輩が卒業してしまう。
先輩は、背の低い自分でも大丈夫だと入部を認めてくれた。先輩が居たから頑張れた。
そして、頑張ってレギュラーにもなれた。
先輩が卒業する前に、感謝と告白をしたい…。そして。
という、ほのぼのと温かいストーリー。沢山の生徒達に囲まれて人気の先輩が、
気付いてくれて、優しくて。
想いが通じるところが、とても好きです。
絵が旧いんですが、とても優しい。
◆「不器用なキス」
これも、美人で可愛いのに、自分のトロ顔が不細工だから彼氏に見られたくないと悩む、アホの子のお話。ジタジタしてる天然ちゃん。
◆「セーラー服にも負けない。」
女子校に転任しちゃった憧れの教師を追って、セーラー服を着て女子校に潜り込む天然ちゃんのお話。セーラー服着た男子生徒を犯しちゃう先生はダメな大人です♡
◆「淫らなサンドイッチ」
天然ちゃんやアホの子たちのジタジタが多めのコメディの中で、グッとダークネスなストーリー。
私は、これでエッチな意味のサンドイッチという言葉を知りました。
書記の沙輝は、憧れの生徒会長の為に、不良たちを説得しようと試みる。
しかし、返り討ちに遭い、その身体をいいようにされ、犯され、蹂躙される。
嫌々ながらも快楽を植え付けられた沙輝は…。
あまりにもダークで救いが無いので、私は苦手。
本作だけでなく、佳門先生の全作品の中でも異色作だと思われます。
非常に好きな作風です。
頑張る受けくんがみんなそこはかとなく変態で、シュールな笑いに満ちみちていて(笑えないけどニヤッとしてしまう)、絵はシュッとしてて綺麗。
ストーリーは分かりやすいんだけど、独特のツボをついてくる作風なので、趣味が分かれるんじゃないかなァとも思いました。
私がツボをつかれた部分は、「受けが必死に右往左往してる」って部分ですね。とにかく受けが可哀想。片想いをこじらせて、妄想して先走って、おバカな行動を取って、とことん空回りする。でもすべて自業自得。BLには意外とこういう受けくんが少ないから、新鮮なんですよねぇ。
以前のペンネームで出されていた作品を再録して新装版として発売されたこちら。
新装版3作の内の1作目という事で、中身も2005~06年となっていて、今と画が全然違う事が分かります。
初期の頃の絵柄があまり好みじゃないのは仕方ありませんが、その中でもぶっちぎって好きな作品を。
◆『淫らなサンドイッチ』
このタイトルだけで、「あぁきっと3Pものだろう」と心躍りました。
予感的中!心躍って小躍り!(←
風紀を乱すものを排除するのに躍起な生徒会書記の沙輝(サキ)と、生徒会資料室を悪用する諸悪の根源・蓮と赤西のお話。
サキが一生懸命になるのは、密かに想いを寄せる生徒会長の長野の役に立ちたいから。
だから、蓮と赤西を排除できるのであれば、どんな事でもする。
それが「裸でお願いしろ」という無理難題でも……と、生徒会長を思い慕うがあまり、本当に無理をしてしまう所から始まります。
「化けの皮を剥がせば一緒、お前も淫乱」という言葉でどんどん暗い底に落とされていくサキが、不憫で有りながらも魅力的に見えます。
惹かれてはいけない相手に惹かれてしまう背徳感。
けれど体は欲してたまらない飢えの感覚。
それが蓮と赤西によってまんまと利用され、気持ちが負け、欲するまま彼らの言いなりとなる敗北感。
『体は正直』なんて言葉がぴたりと当てはまる人間になる不憫な男。
そして、ラスト。……何とまぁ!
ありがちかもしれないけれど、そこまで考えて居なかった私は、サキの瞳が僅かに大きくなる瞬間に心がグッと持って行かれました。
うわー……と。
他の作品には、正直あまり萌えられなかったので、特に『淫らなサンドイッチ』がぶっちぎったのだろうと思います。
正直萌え不足!(というより最初にかなりキテる佳門さんを読んでしまった影響も無きにしも非ず・笑)
又こんな暗さを秘めた作品を、是非今の佳門さんで描いて欲しいと思いました。