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カ、、カレー！？
表情があるはずなのに、無表情に見える動きのない絵は今一つ苦手ですが、これも読んでみなくちゃ分からない。（ARUKUさんの例もあるしｖ）
しかも、意外と好きな人外ものだし～ｖ
ということで初読みの作家さん。
確かに人物の動きや表情が感じられないんですが、その書き込みはとても丁寧で、特に背景なんかも細かく手を抜いてないって感じで、その仕事の仕方に好感が持てました。
この本の舞台が田舎で登場するもの天狗、もう一本は西洋の時代物なんで、若干絵に古さを感じても、その設定ゆえに許せてしまいます。
ストーリーの見せ方も、実に解りやすく、単純明快、かといって軽すぎず、スベった感もないので、多分絵がもう少し魅力的になったら、話自体が化けるのでは？と思いましたｖ
ひょっとして、時代モノが得意な作家さんなのかな？と思いますが・・・
表題は、田舎で一人暮らしの父親が亡くなり、帰省している主人公・征の元に二人の男がやってきて、「カレーを食わせろ！」という！？
父の死の感傷に浸る間もなくカレーを作って出すと、「まずい！ぶっ殺す！」と脅されて、今まで父親が作っていたと言うカレーの味を求めて試行錯誤するのですが、その男達は実は天狗だったのでしたｗ
現代と過去が妙に入り混じった不思議空間というのに田舎は良く合います。
すぐキれる天狗は”月若”、それをなだめる優しい天狗が”夜見丸”
切れた月若をなだめるのに、夜見丸は月若にキスしてたーーー！！
どうも色々あるらしくて、この二人やってるな？感がありありなんですが、優しい夜見丸に征は惹かれて行って、また夜見丸も征が好きになって・・・
いいのか！？月若・・・
月若にとって夜見丸はただの性欲処理機械なのか！？
そんな点はあいまいですが、月若気にしてないからいいんだろうな～って変になっとくしちゃってｗｗ
そして、彼等がカレーを好きになった理由というのが、征の父親が子供の頃の出会いになるのですが・・・父ちゃんは大丈夫だったのか？とかフツフツと疑問がｗｗ
カレーがあったからよかったのかな？（汗、）
主役カプより、この月若がとってもお気に入りキャラでした。
変人ですよ！！そのうちネットで彼等のエチ写真を流出させるに違いないと（爆！）
もう一編が、金持ちの伯爵と、娼館に売られた少年の話。
このタラシの伯爵が、全然男との経験のないまま出された少年を何とか堕とそうとあの手この手を使っていくのですが、どうも、この伯爵若干天然のようでｗｗ
そして、この少年を引き取り屋敷に住まわすようになって、少しずつ行為に慣らしていく姿が丁寧に、おかしく２話に渡って展開されていきますが・・
とうとう合体まで至った時・・・伯爵攻めなんですが、これ絶対将来逆転するよねｗｗ
と、期待を抱かせるのでした。
そうなった時が見たいもんだよｖ
どこかにものすごく萌えた～！的なモノはないのですが、とにかく丁寧さへの好感度が高く、おまけ萌え評価です。
絵にもう少し魅力が出たらもっと楽しめると思います。
なぜカレー？？
カレーを食べないと村を滅ぼす… 何じゃそりゃ！？
Ｈで済むならそれでいいんじゃないのかな…
天狗とカレーの組み合わせが斬新でおもしろい☆
天狗同士の事情は気になるけど、フツーに天狗×人間のラブで
好きあってても中々最後まで進展しないのが良かったです。
同時収録の伯爵×少年の話も中々進展しないカップルで、ジレったかった～
男娼として買われてきたのに男を受け付けない少年に「気持ち悪い」と言われた伯爵。
友達作戦、諭し作戦･･･どれも失敗ｗ
そんな二人の攻防がおもしろかったです。
サクサク読めるので、いい気分転換になりました。
