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前作「THE神田兄弟」の続編であり完結編なのですが、これがもう前作に引き続き神!もう超神!
前作レビューと被りますが、厳密に言えばBL関係ではなくニアホモ分類。
同じバンドのボーカルとギターで、安アパートに2人で貧乏生活してる兄弟のヒロと拓。
インディーズバンドとしてライブハウスではそれなりの人気がある彼等。
この兄弟は異様に仲が良くベタベタしまくってるんですが、それが妙だという自覚をお互い全く持っていません。
恋愛的や肉欲的な要素は皆無で、あくまで「行き過ぎた兄弟愛」です。
お互いに強烈なブラコンなんだけど自覚無し。知らない人が見るとゲイ?ってなる位に仲良し兄弟なんだけどあくまで兄弟愛。
バンドの他のメンバーがそんな兄弟にもうすっかり慣れちゃってるのが読んでておもろい。
この話の面白さはそんな兄弟を中心として繰り広げられるバンドマンガとしての部分にあります。
BL要素は無いので、普通に(普通にっていう表現が正しいのかは疑問だけど)ロックバンドマンガとして充分読ませる名作。
一般誌や青年誌で連載されていてもおかしくない、そんな作品で、ロックバンドマンガとしてももっそい読ませます、面白いです。
どっかでこれを実写化してくれんか、いい素材がここにありますよーーーと言いたくなる様なそんな名作。
BLの枠をとっぱらって、というよりそもそもBL要素がネタ程度なので是非、復刊してもっと多くの人に読んで欲しい名作中の名作。
神田兄弟を始め、彼等を取り巻く他バンドの面々やミュージシャン達も魅力的。
最後はメジャーにのし上がって、兄弟が住んでいたアパートに青年が引っ越して来る、そんなラストもいい余韻の終わり方で良いのだなー。
BL読者以外にも読んで欲しいし、実際読める内容のホント名作。
もう入手は困難なのが悔やまれる所。
しつこいですが、普通にロックバンドマンガとして面白いんですよー!
復刻…難しいんだろうけどして欲しいなあ。どこかで見掛けたら絶対面白いから読んで読んでーー!!じたばた!!
※蛇足だけど脇のリボルバー青山は、読んでてどうにも若い時の及○ミッチー王子が浮かんでしまうです。
これはきっと読んだ方なら同意してくれる筈!