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互いを想う気持ちが溢れる――
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
かなりスローペースな…料理人と芸術家のお話、2冊目です。
1冊目…かなりの美人が天才芸術家で、
天才肌ゆえに(というかその反動で?)相当ヌケてて、
ワンテンポから更に2歩分くらいズレたその言動は、
なんだか危なっかしげなワルツでも見ているような初々しさがあって、
それはそれでかなり印象的だった。
ボケキャラゆえの魔性とすれば、これ以上の萌えは無いくらいの。。。
が…2冊目に入って、このストーリー展開…なんか糖度少なすぎじゃない?!
まったり淡々と進むのが富士山BLとはいえ、
艶めいた恋愛の甘さが低い・・というか、少なすぎる。
ラストあたりで、やっとこさ本当に結ばれて、さあこれからよっっ…て時に、
あ~ららら、もう終わっちゃったよ…これってアリ?!な状態なんです。
そこはそれ「天才陶芸家」設定なのですから、インスパイアされた瞬間とか、
それまでの人生とか、自信の作品にたいする評価とか、
家族との関係とか…いろいろいろいろあるんです。
とりわけBLではよくある「父親との確執」は、
リアルでもありそうなくらいに、それらしかった。
それでもやはりBLだから、恋の甘さを、もっともっと見ていたかったのが読者の本音。
お仕事BLには、膨大な仕事描写に匹敵するくらいのロマンス要素が不可欠なのねぇ。
ブラックコーヒーに砂糖を入れたくなる人の気分って…こうなんだ、きっと…。
第2巻。完結篇です。
第2巻は、凪紗と父親の確執などがメインのお話。
普段は、天然系の凪紗何ですけど、仕事面では情熱家。
天景を好きになったことで、作風も変わり始め、陶芸家として何かを掴みかけた凪紗。
好きな人を思って出来た作品だからこそ、天景の元において欲しい…自分の気持ちを大切にしたい所なんですけど…作り手と売り手の考え方の違いで、父親と揉めてしまいます。
父親も、作り手を経験しているので、息子の気持ちも分かっているんですけど…結局、可愛さの余り意地になって引けなかったみたいな…結果、親バカさんでした(笑)
そういった、モノを返しての人と人との繋がりの大切さ…を丁寧に、お話に絡めて描かれているのは好きなんですけど…もっと、そこから2人の恋愛に絡めてきてくれたら面白かったかなあと⁉
最後の方が駆け足気味で、2人の結ばれ方があっさりで、恋愛面が全体的に薄目になっていたのが残念でした。
もちろんドキドキ♡するシーンもあったんですけど…1巻ほど2人が絡むシーンが少なかったので、萌的にも下がってしまいました。
ここからって…で終わった感じなので、2人のラブがもう少し読みたかったです。
キャラ的にも好きだったので、本当におしい作品でした。
恋愛が薄くなった為か、恋人同士というより、人と人とのふれあい、つながりの大切さ、仕事場のスタッフ、家族達の人間味の良さがじんわりしみてくる作品でした。
一巻の終りで天景の攻めスイッチが入ったと思ったので、もっとぐいぐい押していくお話を期待してしまったのもあると思うんですが、かなり大人し目で終ってしまった感があります。
落ち着いて包容力のある天景らしいといえばらしいんですが、もう少し強気の天景も見たかった。
凪紗と父親の確執、凪紗の陶芸のことに重点が置かれているので、恋愛物としては少し物足りなさを感じました。盛り上がりが少し足りなかったような。
それでも相変わらず凪紗に振り回されている天景の大人な所が見れたし、しっとりと落ち着いた作品としては楽しめるところもあるので、評価は萌。
2巻では芸術家としての凪紗の方が多く出てきますが、相変わらずボケボケ街道突っ走ってます。
そんな凪紗に振り回されながらも天景が最後まで男前を崩さなかったのが良かったです。
何度か天景が凪紗を抱きしめるシーン、傷付きやすいくせに無防備で、真っ直ぐすぎて不器用な凪紗を包み込むその包容力が素敵だなぁ(//∀//)
凪紗も安心しきった顔してるし。
凪紗の周囲や過去が全く語られなかったのも良かったと思います。
その分好き放題に想像できるので。
恋愛感情に戸惑って泣くぐらいだから、これが凪紗の初恋なのかなぁとか、男同士の恋愛に偏見や躊躇がないのはゲイの友人がいるからなのかなぁとか。
お父さんとの確執も、今回はお父さんが折れてくれたから丸く収まったけど、陶芸以外はまるでダメな凪紗だから、今後もお父さんの冷徹なまでのマネージメントは必要でしょう。
そしてまた2人はぶつかるんだろうなぁ。
でもこれからは天景がそばにいるので、そんな凪紗をあやしつつ宥めつつ諭しつつ、うまくやっていけると思います。
そのお父さんですが、おそらく凪紗の恋心には気付いているのではないかと。
天景のお店のスタッフも2人の気持ちに気付いてますね、絶対。
きっと2人の周囲は、当人達以上にヤキモキしながら2人の行く末を見守っていたんでしょうね。
読後感がこんなにほっこりと温かい作品は久しぶりです。
欲を言えば、描きおろしのような、その後の2人の話がもっと読みたかった。
またどこかで2人に会えるといいな(^-^)
お預けつづきの1巻からの流れでいくと、もう少しテンション高く情熱的に愛でもささやいてくれるんではなかろうかと・・・思っていたのですが、とっても控えめに大人しくまとまったような…。
いい年した大人同士の恋だから!
と思えば、これはこれで面白いですけどね。
ただ、ちょっと物足りなかったかな~という感じです。
一応、ノンケの男性同士なので、もう少し相手が男であることに対する葛藤とか、過去の恋愛について触れるとかしてほしかったかも。
受の両親との角質も、陶芸のことだけでいいのかな…?とか。
キャラクターが個性的でリアリティあったぶん、展開にももう少し現実的な問題を取り込んだ要素がほしかったかな…と。
とはいえ、色々書きましたが嫌いじゃありません。
だからこそ、尚更惜しいと思うのかも…。個人的に85点。あとちょっと…!
好き嫌いで言ったら好きなんですが、あっけなくあっさりと終わってしまって、ちょっと肩すかしをくらったかんじ?で残念な気分もなきにしもあらず。
受けの天然さで話が進んでいくので、攻めは振り回されるだけで終わっちゃったような気もします。もう一冊ぐらい続いてくれたらよかったのに。そのへん、読み足りない、楽しみそこなったような物足りなさも。
受けの父親との確執も、ちょっと?
このはなしって、陶芸家っていうアーティストである受けの創作環境の問題がメインだったのかなと。それよりも一巻からの、突拍子もない天然アホの子な受けと、常識人だけどそんな受けを受け止めてあげられる攻めの、ちょっとしたエピソードが、もっと読みたかったかなと。
だから描き下ろしはかわいかったです。
総合評価は、とりあえず萌えだけど、内容的には中立かな?
富士山さんは絵柄が不安定で、ときどき寄り目すぎたり、人体がへろへろ軟体動物になってて怖いんですが、それでもハッとする表情があったり、決めるところの顔がしっかりと決まってて、やっぱり好き。