ラヴァーズワールドエンド(Lover’s World End)

lover’s world end

ラヴァーズワールドエンド(Lover’s World End)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
7
評価数
3
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
松木加斎 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784047268722

あらすじ

ストーリーテラー・松木加斎、待望の短篇集!
「この人が死んだら俺は嫌だ
俺はサトイさんが好きなのだ
――その日から 俺は人を撃てなくなった」

愛した相手はベビーフェイスな”殺し屋”。 
アンダーグラウンドな世界に生きる二人のせつなすぎる恋を描いた
全篇描き下ろしの表題作「ラヴァーズ ワールドエンド」を始めとした、計6篇の作品を収録。
.(出版社より)

表題作ラヴァーズワールドエンド(Lover’s World End)

殺し屋
殺し屋

同時収録作品桜色のリグレット

卒業生
卒業生

同時収録作品4年目の浮気

部長(36)
リーマン(26)

同時収録作品ボクと彼氏のヒミツ

同時収録作品桜色プレリュード

受験生
受験生

その他の収録作品

  • 架空の庭
  • あとがき

レビュー投稿数2

タレ目のオッさんの色香

タレ目のオッさんなのに、
ちっさいおっさんなのに、
でも、凄腕の殺し屋。
表題作は、若い殺し屋が、そんなオッさんの色香に、ついうかうかっとはまってしまったばっかりに、世界をまたいで逃避行になってしまったおはなし。
このオッさんの、どこにそんな魔性の色香があるのか、この絵柄とストーリーからは窺い知れないところが、この作品の魅力なのかも。

他に、表題作とは全く趣の違う、高校生や大学生、サラリーマン等のほんわか甘ラブ物と、全く異質なSFファンタジーっぽい物など、バラエティいろいろ。
可愛いお話は絵も可愛い。
でも、私としては表題作みたいな絵の方が好み。

1

バラエティに富んだ一冊

実はこの表題は描き下ろしです。
短編集なんですが、04年から現在までのものがちりばめられていますので、その絵の変化は面白いです。
シリアスだったり、ショタ風だったり、表題においては松本ケンタロウさんか、中村明日美子さんか、みたいな画風も見られます。
しかし、初めて読んだ『ハッピーエンドにしちゃわない』がとても気に入った作家さんだったので、とても期待していたのですが、それは裏切られることはなく、帯の「ストーリーテラー」の代名詞はウソじゃないと思います!

表題は殺し屋のお話。
サトイさんとパートナーを組んだラッセルは、いつの間にかミスをするようになる。
サトイさんを好きになってしまったから、愛する人ができると死が怖くなる。
組織を抜けるのは難しい。
そんな緊迫した設定もありながらも、ハッピーエンドに持って行っていることに対し、そのぬるさを指摘するより、BLらしくこんな展開を用意したことに嬉しくなってしまう。
巻末の4コマが更にそれを補足して、妄想世界が広がるのです。
すごくピンポイントで描きたいものを抜き出している手腕は、さすがだと思いました。

他の作品においても、
『桜色のリグレット』彼女がいながら、地味な同級生と身体の関係を持っていた高校生が、卒業を迎えた時のこの切なさ。
すごく胸を掴まれてキュンキュンしました!
別れで終わっているけれど、きっとその先の桜の下でのハッピーエンドがまたどこかで展開されているんだろうな、と予感させます。
『4年目の浮気』マシーンと呼ばれる感情表現の乏しい彼氏(上司で部長)が、ヤキモチを妬くさまにキュ~ン♪♪
『ボクと彼氏の秘密』ラブラブな恋人が自宅に持っていたのはセーラー服!
恋人がコスプレマニアだったというコメディな一作
『桜色プレリュード』恋人は頭がいいけど、僕は・・・でも一緒の高校へ行きたいんだ!
そんな健気でかわいらしい恋模様が、ショタ風味を漂わせながらキュンしちゃう作品
『架空の庭』一番シリアスでブラックな大人な作品・・禁忌モノです。
04年の作品と一番古く、同じ作家さんの作品!?とびっくりです。

今後の作品にも期待です!

5

この作品が収納されている本棚

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