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お母さん多恵子が亡くなってから二ートのひきこもりになった吾郎が首を吊ろうとした時現れた、中身が多恵子で外身がおっさんの、おっさん多恵子!
今までの2巻で、段々とおっさん多恵子を多恵子と認め始めた吾郎なんですが、この3巻で強烈な試練が!!
お笑いに飛ばそうとしているのか、ギャグ満載ではあるのですが、それを仕掛けるのが2巻で登場した旅行会社に勤める吾郎の甥のトカレフだった為に、彼のシモネタ←かなりお下劣で、シモネタスキーの自分でもツボをはずす暴走にかなり付いていけない!
振り方はいいと思うのですよ。
おっさん多恵子の中身は多恵子だけど外身のおっさんは一体誰?という疑問を投げかけるトカレフ。
ひょっとしたら・・・という数々の妄想はネガティブ発想で、それは多恵子をかなり貶めている。
まだ、そこまでは赦せた!
二ートの吾郎にバイトとして旅行会社でジーサンツアーの添乗員をさせるところもまだ赦せた。
思わず介護になってしまい、ジーサンで勃起してしまった吾郎とか、そういうシモネタ振りはクスっと思わせるのだが・・・
そこの旅行社で、出逢ったそのドジっぷりまで多恵子にそっくりな女子社員・ミクちゃん。
彼女に、生前の多恵子を見てしまい、おっさん多恵子がおっさんにしかみえなくなってしまい、いままで培ってきた、やっとおっさん多恵子が多恵子に見えてきた過程はもろくも崩れ去ろうと!
そしてトカレフのバカノリで、家にミクを連れてきて家族ごっこをさせるのだが・・・
ここで何だか許容範囲を超えてしまったのです(涙、、)
家出する多恵子を必死に探す吾郎。
しかし戻ってきた多恵子は何だか変わっていて、しかも外の人・おっさんが現れるようになって・・・!?
一体どうなる、おっさん多恵子!!
全体として、トカレフのせいでノリが好きでなかったが、端々に”やっぱりおっさんでも多恵子”な場面は吾郎とおっさんの愛が垣間見えてほっとさせてくれる。
テニプリ宮下も、吾郎と同じ様で同じでない妻を亡くした変な人も、多恵子の両親も、トモの授業参観に行くおっさん多恵子も、ところどころに、この路線で貫いてほしいと思うエピソードやギャグもあるのです。
しかし、おっさん多恵子が饒舌ではありません。
彼女は一体どう思っているのか、まったくしゃべらせなくているから、彼女の意志はどこにあるのか?そこが全く見えなくて、不満な部分でもあります。
ドジっ子で乙女な多恵子、なだけでは不満足です。
3巻に入って、女子にも注目されている作品ということでBLをかなり意識したコマも現れてもいます。
でも、これは違うのだー!!と真っ向否定で主張しております。
ま、そのあたりはちゃんと理解しているから、いいんですけどね。
外身のおっさんがヤバそうな人なんで、またあらぬ方向にとんでいってしまわないか、その点が心配です。
できうれば、たまに暴走はするけど基本ほっこりでいってほしいです。