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akuma wa hohoemu
◾︎成瀬翔太(美容師)×市井寿史(学生)
かわいい悪魔、いとしい悪魔のスピンオフです。
情報が小出しにされていたので、期待が高まるこの2人のラブでした。ただ、ちょっと肩透かしを食らった感じ…
もともと先生はコマの中の書き文字の量が多いのですが、この一冊は特に顕著です。翔太がぶっ飛んでるからだろうか。
市井の見せ場があまりないので、彼のかっこいい瞬間ももっと描かれてるとなお嬉しかったな。大好きな人がいるけれど、しっかり遊んでる攻めは好きです。そして本命には手が出せないという。
成瀬家次男・翔太は、ヒサシのカットした髪も捨てさせない(なにに使うんだ?)、寝てるヒサシに「翔ちゃんが好き」と睡眠学習までする明るいド変態。18歳になったヒサシを美味しくいただくことを夢見るているのに、弟・楓太にとんでもない爆弾を仕込まれてて叶わず…笑いました!
ヒサシは見た目は怖いけど心はピュアで、ピュア発言の時は風船っぽい姿に変身、翔太も風船顔でヒサシへの変態願望をクドクド語ってるし、ギャグ作品と思ってサラッと読み始めたら…
成瀬家の美貌DNAは人間を狂わす魅力があり、翔太は周囲を思い通りにすることに冷淡で自分を見失いそうになる。そんな翔太に気づいてくれたヒサシ(純粋に心配しただけだろうけど)は翔太にとって唯一の光なんだと思う。
ヒサシを手に入れるために手段は選ばない翔太は怖いくらい病んでる!
同じ美貌DNAを持っていても自分を貫けてる長男・雷太、図太い三男・楓太が特別なだけで、病んでる翔太が一番普通というか繊細なのかもしれない。
風船顔スタイルが多いし、翔太は変態愛を語りまくってるし、ギャグ漫画に間違いないけど、背筋が寒くなる意外と深い話でした。
美麗な絵は他の作品より少ないかもしれませんが、それでいて心の闇をえぐり出してるのがすごい!斑目先生、天才!悪魔シリーズの中で一番好きです!
「タクティクス」
格差のある二人、受けを手に入れるために罠をはる攻め。こちらは終始、美麗な絵で病んでる執着が楽しめます。
『かわいい悪魔』の楓太の親友と、楓太の兄のお話です。楓太の兄の翔太も、楓太と同じく腹黒くて悪魔で、兄弟だなと思えます。
とにかく、翔太の、寿史への溺愛振りが半端ないです。遊び人のチャラ男なのに、寿史が18歳になるまでエッチはしないとか、寿史を大事にするところは好きです。それに、寿史を振り向かせようと、わざとストーカー女に刺される腹黒さも萌えます。
ただ、寿史とできないから、寿史のストーカーと寝るとかは、いらなかったかな…。あと、(前の2冊では気にならなかったのに)絵もゴチャゴチャしていて、読みにくかったです。
翔太の、愛ゆえの変態っぷりも好きだけど、やっぱり楓太の方が好みです。
ストーリーもあるって言えばありました。キラキラな絵とてるてる坊主化な絵との比率が悪すぎるのか、字が多すぎなのか、読みにくいったらなかったです。
斑目先生は初読みだったので、どの作品も同じ傾向なんでしょうか?
攻めの翔太は受けの寿史がMAX大好きです。初エッチを妄想しまくって、悶え転げたり、憎い弟の写真を破ったり、感情の起伏が激しくてそこはとても面白かったです。
受けの寿史は、実なんでもお見通しなんじゃないかと思わせる一面もあって、なんだかんだでエッチはないので続編が出れば読んでみたいな..、レンタルでもいいかな、そのくらいです。
エロなし、ゴチャゴチャし過ぎてる、絵の落差がスゴい。
万人に受けるとは到底思えないのですが、それでも神評価にしました。
それは、他にはないくらい攻めの翔太が病んでます。
受けの純朴少年 寿史が大好きで大好きで、寿史との会話の中の何気ない言葉を下ネタ全開に変換したり、寿史のものを収集したり、寝てる寿史に囁くとこだったり。
翔太はビジュアルは文句ないのに、色々残念すぎてたまりません。なんか読みたくなるそんなBL です。
ありとあらゆる物を手に入れていそうな次男翔太の痛さ全開です。
寿史に対するマニア心をくすぐる収集癖の数々。
何人いるのか分からない恋人たち。
裏表の激しさ。執着・執念。
手段を選ばない非人道的な所などなど。
だから自業自得と言えなくもないのですが、寿史の今後の教育に期待します。
楓太が寿史を通して意趣返しする所は、無邪気さ故に、寿史の笑顔が(小)悪魔に見えました。
成瀬家の日常も垣間見え、長男雷太がどうも自宅通勤みたいで、理由が知りたい。
その時は来るのか? 少し期待したいです。
とりあえず、尾形の苦労を労いたいと思います。
同時収録「タクティクス」
ひどい男です。
いくらチカトが頑なに恋愛感情を認めていなくても、あんな追い詰め方は耐えられません。
チカトには知らぬが仏。鈍感力を養って欲しいと思います。
「かわいい悪魔」のスピンオフ。
麗しき変態悪魔、翔太お兄ちゃんのお話。
ある意味分かり易くオレ様ぶりが清々しい弟の楓太と違って、歪みっぷりが半端ない。
その強烈さは魅力的ではある……
一口で言えば、翔太にとって昔から寿史が救いで、とてもとても大切で、
今も好きで好きでたまらない、って話ではあるんだけれど(笑)
ただ。
2作目の「いとしい悪魔」でも思ったのだが、それにも増して読みにくくなっている。
作者の崩した絵は好きなのだが、分量のバランスの問題、ゴチャゴチャし過ぎ。
シリアスとギャグの配分も、イマイチ。
ギャップが面白いんだと思うのだけれど、それはもっとたまにじゃないと生きないと思う。
魅力的なキャラと設定なのに、勿体ないなぁ。
同時収録は「タクティクス」。
本編はコメディ色が強いが、こちらはイタ切ない話で良かった。
受けの方が必死にすがっているようでいて、実は攻めの戦略というお話。
「かわいい悪魔」が面白かったため、購入しました。
こちらは「かわいい悪魔」のスピンオフ作品ですね。
とても面白かったです!
「かわいい悪魔」でも、市井くんはお気に入りのキャラクターだったので、読むのがとても楽しみでした。
成瀬楓太の兄・翔太は楓太同様、かなりの鬼畜でした(笑)
楓太は猫かぶりを辞めてからは、分かりやすく凶暴になりましたが、翔太はあまり表に出ないところが怖かったです。
市井くんに手が出せないため、セフレがたくさんいるのですが、彼らに対する態度がかなり酷いのです。
市井くんを手に入れるために自分から怪我をするあたりは、ちょっと狂気じみています。
翔太から八つ当たりされた仕返しに、楓太が市井くんにメチャクチャな「お付き合いの仕方」をレクチャーしてしまったため、Hまでの道のりは険しそうです。
翔太の今までの行動の報いなのでしょうか・・・(笑)
ホラーに近い執着愛でした!
ヒサシ好きーー!によって醸し出すオーラ―、行動。
すべてが怖い(目がいっちゃってる)・・・でも嫌いじゃないっていう作品ですね(^^)
とゆうかヒサシに対しても下ネタ連発してますが
ヒサシはいいのだろうか!?
私的に、タクティクスが良かった!
しかし、イケメンばっかりだなーと思いながら読んでたんですけどっ
攻めがすごいことしちゃいましたね!
もう、ここまで来ると変態・・・w
なんか新しいドアを開いちゃった感じでした(*^_^*)
描き下ろし、只今絶交中はわろたーーーー!(^^)!
睡眠学習って・・・効果はあったのでしょうかね?
凄く気になりますw
全体的に、えち度は少な目なのに
なぜこんなに変態なのだろうかと、読み終わったあとに笑ってしまう作品でした!
面白かったんだけど期待ほどではなかった、というのが正直なところです。
理由その一
受けの寿史。
「見た目は怖いのに中身は乙女」ってタイプなんですが、デフォルメによって乙女化された絵が多すぎる上、シリアスっぽい絵のときも、頬に斜線を入れて照れ顔にしておくなどしてるから、「見た目は怖い」という設定がいまいち生きてない気がしました。
これだとなかなかギャップ萌えできない。可愛い顔はたまにでいい。素のときの怖い顔をたんたんと書いて欲しかったです。
理由その二
こっちも同じです。
攻めの翔太はなかなか複雑なキャラなんですよね。
自分勝手な変態なんだけど、実は兄弟のうちで一番の寂しがり屋っていう。
ただもう、ひたすらデレが多すぎる。「寂しい人」ってことを示唆するモノローグの量も多い。能弁すぎて、こちらもギャップ萌えができなくなっちゃいました。
なんだろな、ものすごく萌える素材なのに。
最初から全開フルスロットルで一ページごとに上がったり下がったりするような展開は、最初はいいんだけど途中から疲れてきてしまうんだよなって思いました。
枠外の文字量も無駄に多い気が。すべての感情を会話かモノローグで説明した上にギャグが追加されてて、非常に過剰です。「分かってるって!」と言いたくなりました。
「文字ではまったく説明しないけど絵では説明されている」みたいな部分、欲しかったです。
『タクティクス』
この短編は好き。
鬼畜な攻めがたまりません。
ただ「やっと言ってくれた…」は要らなかったな~。
そこも、分かってるって!と言いたくなってしまった部分です。
そこ言葉で説明しなくてもストーリー展開だけでじゅうぶん説明できてたのになぁと、非常にもったいなく思いました。
斑目ヒロさんはギャップ萌えの名手だと思うのですが、この本ではちょっと親切になりすぎてきてるような気が。
この本を読んだあと旧作を読み返してみたんですが、旧作だとやっぱり説明セリフが少なくて、これだよこれ!と思いました。
でもドラマCD化の際には、この過剰なモノローグが生きてくるんだろうな~と思うんですけどね。