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“健気・一途・淫乱な恋人をプロデュース”
なかなか、アホアホでエロエロなファンタジーでした。
絵がきっちりと可愛くて、キャラの髪型とかいっそ古くさいくらいにリーマンな所とか。
このちょっと古くさい絵が、より一層、あっけらかんとしたアホエロさと、卑猥さを醸し出しています。
エチシーンも、結構ガッツリたっぷりですが、描かれているのは基本的に受けの子の方だけ。
袋ちゃんのしわしわとか、きゅっとなった具合はしっかり書き込まれていても、サイズ的にかわいらしいので、ぼかし少なめでもエグくならずにすんでいます。
他愛のないお話ですが、程よくエロ可愛いので、お手軽でいいです。
どーんとアホアホでエロい短編集でした。
ここまでアホエロだと、公私混同はなはだしい社内セックスも、ぜんぜんokって気分になるから不思議。
や、でもアダルトグッズを販売してる会社だし、これは商品のチェックというお仕事なんだよね!(んなわけない)
絵は、細い線で細部まできちーんと書き込みしてあるのがオオッて感じでした。なんという鮮明なタマ!
さらに、基本はアホエロなんですが、キリッとヒネリを効かせたごくごく短い短編も色々あって、どれもなかなか面白かったです。
エロエロなのに、エロだけじゃ終わってない。
小説でいうところのオチ重視のショートショート。
『刻のまにまに』みたいな作品、かなり好きです。
あ、でも『めろめろん』の公私混同エロは地雷でしたね~。
あんな教師、絶対にヤダw
でもその他の作品はぜんぶ好きです。
表題作は脇キャラの続編読みたいな。
読み始め、このままこの会社の話ベースが続くかと思いましたが、描き下ろし合わせて5本とカバー下4コマだけ。
あとは別話の短編集でした。
男性向け専門アダルトグッズ販売会社でくり広げられる、社長と社員の公私混同ラブストーリーとでも言えばいいのでしょうか?
アダルトグッズのレビューや宣伝文句を書く為に社長自らがアダルトグッズを使い、社員で恋人の体を使ってお試ししちゃうというトンデモな話ですが、そこには確かな愛があるので問題ない。
お試しと称してエッチしているのも、他の社員は見て見ぬ振りと言うか暗黙の了解というか。
みんな良く出来た社員さんたちです。
収録されている話が多いので、バラエティに富んでいて色々な組み合わせの攻と受の話を読むことができますが、話によって本当に出来上がったふたりの日常のヒトコマを切り取ったような話があり、慣れ染めが気になるなぁもっとこのふたりの話を読みたいのにここで終わりかーなどと思ってしまい、ちと物足りない部分が勿体なくって、勿体なくって。
こういう短編の話の続きを求めてしまう無い物ねだり的な気持ちは、いつまでたっても捨てきれずに「ここで終わりなんだから、はい終了~」と割り切れなくって。
こちらの作者さんは昔から割と可愛い柄を描かれる作家さんですが、ブツの筋などがけっこうリアルでそのギャップにいつもちょっと恥ずかしいっと戸惑いを感じちゃうのですが、それに加えて今回の作品集はえらくプリっとした大きめ乳首を描かれていてですね、凄く凄くそこに目が行ってしまった。
ふちだけでなく、余すところなくプリッと。
だからと言って乳首攻めが凄く多いわけではない。
イタすシーンは愛あるものばかりなので、幸せラブラブエッチなのですが、いかんせん頁数が少ない話がのでイタすシーンの前後が少ないのが物足りない。
でも、話が多く収録されているので色々な攻受が出てきて、社会人だったり学生だったり幼馴染だったり、極道系だったりと設定も豊富で萌え要素は沢山あり、自分的にこの話はツボだなーという作品も何本かあったので満足です。
一番ツボだったのが幼馴染の話。
地味キャラが眼鏡を外したら、あら不思議!実は美形でした。というネタの逆を行く。
なぁーんだ、地味キャラが眼鏡を外してもおめめは小さくって地味なままじゃないか!
でも、あれ?好きってことを意識したとたん、眼鏡をかけた顔も、眼鏡無しの素顔も可愛く見えるぞ!?
あれれ?可愛いじゃないか、うわーどうしよう!と意識してしまう話。
しかも、作画でもさっきまではまつ毛無かったのに、恋心を自覚したとたん可愛く見えるという次のコマではまつ毛が増えて可愛いお顔になってる、とかあったり。
愛は盲目とはよく言ったもんだ。
この本、表題のシリーズが4本+1本、そして短編が8本!
短編の一本一本が短すぎて、合計13本の作品が掲載されているというのは、あまりに詰め込み過ぎで、実を言うと頭がついていかない(涙、、)
短編自体、割とエロ特化しながらおいしいところ突いた作品でコンパクトにまとまっているので、完結した作品として楽しめるのだが、その後が知りたい~という展開ではない。
しかし、それはそれで短編としては優秀なんだと思います。
本の構成として、やはりシリーズものに、附属短編はせめて3本とか4本とかそのくらいのものにして欲しかったというのが正直なところ。
表題シリーズにも、何気に次のカプを匂わせる登場人物があるので、いっそ、それが作品になるまで待って一緒にしてくれたほうがありがたかったというのが正直な感想です。
この作家さん、嫌いじゃないし面白いので本当、それが残念で・・・
表題は男性専門のアダルトグッズを開発販売する会社のお話v
K・I・Iという会社名は「健気で一途で淫乱で」w
社長の玄蔵さんの男の趣味=恋人の喜多村くんそのもののこと。
製品のテストといいつつ、仕事中でも行為に励む二人は社内でも容認。
なんて寛大な会社なんだーー!って他に社員はたった二人の合計4人。
そこへ新入社員の新卒君がはいってきて・・・
おバカエロ炸裂の公私混同はなはだしい愉快なシリーズ。
余り中身はないですけどねww
この本の中で好きだったのがドエムリーマンアンソロに載っていた『感じる言葉』
ドMを生かして社内クレーム対応係、しかもそれでは足りなくて上司にののしられて快感な社員。
キャラ的に萌えをもよしたのが野球部の坊主頭がまぶしい『少年吐息』
黒髪坊主が、かわいらしいオメメが、野球って尻がデカくなるから恥ずかしいと恥じらうその姿が・・・鼻血出ソー!!でしたww