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嫌なら死ぬ気で暴れろ!
iroaku
作家さんの新作発表
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「色悪」というとビッチとか色に絡んだ悪行や罪とかトラウマを連想するのですが、それは主人公の母親の背負った罪であり、それによって主人公が苦しめられるという二次的なモノであり、題名からこの本編内容を連想すると、「え?」ということになるかもしれない。
作者さんが後書きで書かれているように、連載という形式に苦しんだと思われる部分が見てとれる。
一応これで主人公・日輝が背負う母親に関する重荷という部分は取り払われた結末であるが、肝心の攻め受けの関係についてはやっと一歩を踏み出した部分であり物足りなさはいなめない。
夫である父親に虐げられたあげく使用人と駆け落ちをし、あげく相手が死んでしまい家でアヘンに溺れる生活を送る母親。
常に死にたいと漏らし、息子である日輝に暴力をふるう母に「お前なんか消えてしまえ」と言われ、同じ日に吉原でもその言葉をあびせられ自暴自棄になる日輝の前に現れる闇医者の大弥。
再び母親の主治医として再会する2人だが、大弥は母の治療をするでもなく日輝を冷たくつきはなし・・
母親の事も、傲慢で不遜で対面ばかりを気にする冷たい父親との確執もあるようで、かなり日輝はうっ屈しているようだ。
自分から生きたい、変わりたいと努力しなければと、踏み込まない大弥の存在も謎のまま。
いったい2人はどう転がるのでしょうか?
反響があれば続編が・・・ということですが・・・見たいような、どうでもいいような、微妙なラインです、、
ただの大弥の過去編みたいなものでなく、題名にふさわしい展開と困難が待ち受ける内容であれば期待したいかも?
本編以外の短編はそれなりにまとまっている。
幼馴染の恋人にしか髪を触られたくない、恋人に他の人の髪を触って欲しくないという独占欲からくる嫉妬のお話、、これは意外な受け攻め設定だったが、ひょっとしてリバも!?ありなんだそうだww
『ナツ色』は本編のパイロット版だそうです。
登場人物は似ているのですが、どんな部分の設定が本編に繋がる部分を見せているのか?それを知らなければ全く違う話に見えるのですが・・・
表題がまだ小石を一個取り除いた程度の進展だったので、物足りなさが満載。
絵は荒削りだけど、シリアスを一生懸命にという作者さんの熱意は見えるのでそこは評価したいところだ。
好きですねー、センチに走りすぎないシリアス作品っていうの。
甘味成分の少ない攻め様はかっこいいし、簡単に弱さを見せない受けもやっぱりかっこよかったです。
エロシーンが少ないのも、むしろ良かったんじゃないかなと思います。ファーストシーンが遊郭で、そこで受けが攻めにフェラを強要させられるから、どんなエロエロ展開が待ち構えてるのかなとちょっとウンザリしてたもんで、そうじゃなくて良かった。
ラストはちょっと走りすぎかな~と思いました。
単純に、枚数が足りなかった感じ。
続編が欲しいとまでは思わなかったんですが、最後にもう一回気持ち通じあわせた状態でのエッチがくると思ってたから「え!ここで終わり?」と思いました。