哲学男子（アンソロジー著者等複数）

お手軽な入門書的ぐらいの気持ちで。

まず購入動機ですが、純粋に哲学にちょっとだけ興味がありまして。
しかし、どの本も物凄く堅そう。
おまけに、興味があると言ってもほんとうに「ほんの～り」程度。
なので、内容的にどうかな？と思いながらもこちらを購入しました。

私としては、
・哲学者の名前
・有名な言葉
・どんな生立ちだったのか(逸話などが軽く分れば良い)
の3点ほどが分れば満足。

薄い本ですので、内容的にはそこまで深くはありません。
一人に付き2頁。
その中に私が分かれば良いな、と思った上記点を含め人物の簡単な逸話を文章で、人物の生活や哲学持論を表した四コマが1～2本。
出身地やどういう思想だったか、などなどがさらっと書かれています。
そして、この手の女性向け萌え入り本によくありますが、本来の容姿云々を素っ飛ばした人物の美化100％超えのキャラクター化、その振り幅の広さはあっぱれです。
一応、その哲学者の思想なんかを反映したキャラ付けではあると思いますが中には「どういうイメージでこうなった？？」というのもチラホラ。

本書を読んで「なるほど」と思った事は・・・
「あの」哲学者と「この」哲学者は親交があったのかー
この人とこっちの人は活躍した時代が被ってたのか！
己の無知をさらけ出すようでアレですが…意外と哲学者って意外に沢山いたんだ！
あとは簡単ではありますが人物相関が分かったことでしょうか。

4コマはクスっと笑えるものあり、意味がはなっから分からないものあり、オチが「？」だったりと描く作家さんによってバラつきがあります。
ぶっちゃけ4コマのクオリティはそこまで高くはありません。

こちらの作品はお気軽にお手軽に哲学をほんの少し齧ってみようかな？ぐらいの気持ちで読むのがちょうどよろしいかと。

萌えを求めて購入したのではないので、中立です。