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何があっても、離れない。強い絆で、信じあいたいんだ――。
(がっつりネタバレ内容です)
忠告その1
文化祭前夜、ひょんな事からギイのいる隣のクラスに差し入れをする羽目になった託生。
その差し入れを持っていくのを赤池くんに手伝ってもらう道中で、「朝比奈には気をつけろ」と忠告を受けることになる。
以前から赤池、矢倉は最近の朝比奈に対するギイの対応の冷たさを見て何かあると勘が働いた
様子。
忠告その2
一方、ギイのほうも担任の松本先生より、文化祭当日の混乱を避ける為に参加自粛を忠告されていたが、何とか1日目だけは出てもいいと了解はもらえていた。
しかし、文化祭を思いっきり楽しもうとしていた矢先に託生のバイオリンが盗まれてしまう。
速攻でギイがバイオリンを取り戻してきたものの、たまたま議員秘書としての仕事の都合で祠堂を視察に訪れていた乃木沢が、偶然に盗難騒動解決の顛末を知る事となる…
今回は乃木沢×蓑巌の歳の差カップルが再登場。
両想いを確認したはずなのに、蓑巌くんのほうにものの考え方の違いの迷いが見られる。
しかし大人の乃木沢氏のほうが蓑巌くんの事をベタ惚れ気味だし、この二人は今後も多分上手くおさまるかなって期待はあるけどね…
ちなみにこの巻は最終巻の手前にあたる。
ここまでたどり着くのに時間がかかったのと、今までのほんわかしたイメージからすると異色な秘密も出てきただけに、文化祭二日間の話もきちんと読みたかった。
運動部vs文化部対抗の演劇合戦の当日の様子も見たかった。今までの準備の流れで面白そうと思っていたのに…
渦中の朝比奈くんもチラチラ登場するものの、ギイの冷たい拒絶でどうなるかも見ものだったのに…
最後部分は、ギイから朝比奈に対する忠告その3の意味合いもあったのにね。
いろいろと残念。