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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
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失礼ながら、石田さんの作品で久しぶりにそこそこ満足できました。
ただ、表紙になっている二人のお話は、まだ完結していないですよね。
若き実業家の結城は、英国で友人の執事をしていた雪彦を口説き、自分の執事兼バトラースクールの講師として日本に呼び戻します。
お話の中心は雪彦の完璧で華麗な執事っぷりです。
結城はそんな彼に惚れ込んじゃったわけですが、お仕事最優先の雪彦にとったら、結城との色恋沙汰に発展するのははるか先のお話のようで・・・
彼らの恋(?)の行く末がどうなるのかを読みたいのなら、ちょっと期待はずれではあります。
以下続刊していただいて、フォローしてくださいね。
その分、コミックスの後半は新米執事の押しかけ女房話をしっかり読ませてくれました。
男同士じゃ押しかけ女房にもなれないなら、執事になってずーっとご奉仕しちゃいますよっていう、外見に反して大変たくましいおぼっちゃん・輝と、変わり者の旦那様・柾貴のお話です。
まぁ、それだけなんですが、健気に頑張る輝にとっても好感が持てます。
輝は結城のバトラースクールの卒業生という設定なので、ぜひ学生時代のお話も読ませていただきたいわけです。
□執事は主人に跪く
雪彦は英国でのビジネス相手の執事として、結城の前に現れました。
客と雇われ執事の関係はそれ以上でも、それ以外でも無かったのだけれど、トラブルが起こったことによって雪彦は雇い主を見限り、結城は「もし帰国するなら連絡を」と雪彦に申し出る。
もちろん下心有りですが、そこはあくまで紳士的に。
帰国した結城の元を訪れた雪彦にバトラースクールの講師を依頼するが丁重に断られる。
しかし、そこで引き下がるのではなく雪彦が引き下がれなくなるように差し向ける結城も策士でした。
きっとこう持って行けば、雪彦は断らないだろう、とでもいう感じでしょうか。
雪彦はまんまとそれにハマるのではなく、自ら乗るという感じで引き受ける。
これでひとまず雪彦が再び英国へ行くことはなくなったわけです。
主人に傅くはずの立場、けれど己を安売りしない完璧な執事の姿勢を貫く雪彦のツンと取りすました態度がプロフェッショナルで、プライドを持って執事という職に着いているので、主人と執事という身分の違いにきっちりと線引きをしている。
そしてちょっと腹黒で計算高い表情。
この曲者めいた表情が良かった。
美人さんの人の悪い笑みや、企んでいる笑み、そしてツンと澄ました表情はほんと素敵です。
彼を落とすのは一筋縄ではいきませんね。
その証拠に結城と雪彦の関係は、全くもって恋人以下。
ひとまずは雇い主と雇われ人という関係に落ち着いたようですが。
それ以上でもそれ以下でもない、しかも雪彦は嫌なら逃げ出す手もある、と考えている。
いつでも逃げようと考えている雪彦をどうやって繋ぎとめるのか?
いかにして結城が雪彦を捕まえるか?
恋人未満の関係でふたりがこれから先どうなるのか?
ちゃんとくっつくのか?というのが読めることを信じています。
『執事は恋を企む』では『執事は主人に跪く』の後半にちらっと出てきた、ツリ目のお坊ちゃん輝とその親戚の柾貴の話。
輝は結城つくると言っていたバトラースクールで執事としての心得を習った生徒で卒業生。
そんな成りたて執事の輝は大好きな柾貴の元へと押し掛け執事として勝ってに乗り込んできて・・・
輝は本当に柾貴の事が大好きで、小さなころからずっとずっと大好きで、一緒にいる為に執事になったと言っても過言ではありません。
押しかけ女房ならぬ、押し掛け執事。
ちゃんと家政婦さんがいるにもかかわらず、しかも良家の坊ちゃんらしいので本来なら跪かれる立場側の人間のようなのですが。
輝は柾貴への好意を隠そうとせず、柾貴は輝の好意を迷惑そうにしている。
彼の目には幼い日の輝がいるのかもなぁ。
いつまでも小さな子供の、聞き分けのない我が儘とでも思っていたのかもしれませんが、実際のところ・・・柾貴も輝の事を憎からず思っていたと分るエピソードでは「ロリコン?」とかちょっと思ってしまった。
柾貴、むっつりぽく見えるのです。
輝がとにかく必死に相手にしてもらえるように頑張る姿や、訪ねてきた女性に嫉妬丸出しで拗ねてベッドで丸まってる姿が子供だなぁ、でも子供なりに必死なんだなぁと若さのまんまの素直さ。
石田さんにしては可愛い感じのキャラだったのも目新しく新鮮でした。
こちらはイタすシーン有り。
しかも、夜中にこっそり白衣を羽織る輝を見つけた柾貴が・・・ちょぃエロでした。
帯『できる執事とできない執事』『あなたはどんな執事がお好みですか?』
表紙の折り返し部分の懐かし執事ギャルソン時田の名前に先ずときめきました!
執事の存在を知ったのはハイジのセバスチャンですが、執事の凛々しさというかストイックにも通じるあの形式美を知ったのはギャルソン時田でした~。
そんな感じを出せれば、と石田さんのお言葉通り、ああこういう執事が描きたいのだなというイメージがビシッと決まってます。
執事物で帯コピー通り2タイプ執事の2カップル話。
表題作は結城と、執事雪彦とのロンドンでの出会いから始まります。
こちらはアダルト組で「できる執事」の方です。
雪彦が日本へと帰国し、結城の下でバトラースクールの講師兼執事として働く迄で一旦終っており、何やら色々ありそうで続きが楽しみ~(って続くんですよね!これ!単行本派なのでその辺のチェックが甘いのです)
大人同士の駆け引きで結城は雪彦に惚れていると公言しているのですが、雪彦の方の感情はまだ分からず、クールな温度でのやりとりが魅力的。
執事の形式美も狙い通りちゃんと伝わって来ますよー。
結城の友人北上は一癖ありそうな傍観者立場で大人っぽさを醸し出してます。
石田さんはスーツ姿もいいけど、執事服もいいなー!ストイックさがたまらんです!
後半はもう1カップル、こちらは多分これで完結かな?
バトラースクールの初卒業者、輝[受]。
最初はクールビューティのできる執事だと思ったんですが、これが意外な展開で執事になろうとした理由が実に単純明確で好きな相手の傍に居る為なのですよ!
クールビューティ改め可愛くて健気に頑張る執事少年に一転。
そんな輝が子供の頃から想い続けた相手は親戚の柾貴[攻]、自宅で白衣を着ている偏屈男なのですが彼に一生懸命執事として仕えます。
クルクル表情が変わって可愛い!ネクタイを途中で蝶々結びに変えられてしまうのですがその方が似合う感情のコントロールが出来ない「できない執事」です。
前半のアダルト組とは対照的に可愛い話でしたーー、白衣が萌えアイテムとして登場してるんですがそこんとこの小物使いも良かったですなー。
結城と雪彦の続編が楽しみです、雪彦の謎ありそうな過去とか気になりますー。
今回のお話では、まだ2人の関係は進展せずって感じで
盛り上がりがもう少し欲しかったかなぁと…今後に期待です。
って、続きあるんだよねこの話??
1巻ていう表示が無かったんだけど(@@)
後半のお話は、好きな人と一緒にいる為には!
って頑張る健気さが可愛いvv
前半のお話の最後の方に、意味深な感じで少しだけ光が出てきてたんだけど、
まさかこういうオチ(?)とは…(^^;)
後半のお話を読むと、本当にそのままの意味で「使えるかも」なんですね(笑)
もっと前半2人に対して、何らかの影響があるキャラかと期待したんですが、
その点では残念。