修行中
細道の旅で白河の関に入る前あたりの話。曽←芭でほのぼのシリアスです。H無し。しっかりした話で読み応え有りますよ♪
ただ、注意点…になるか分かりませんが、曽良が明るめに微笑んでたりwとかオリジナルの女性キャラが居たりとかしますので、気になる方は注意です。
宿の客引きに引っかかってボられそうになる師匠。弟子が宿の女将と交渉して事なきを得ましたが、師匠はその交渉内容を聞いて激怒、「帰れ」と言い放ったのでした…。
既に両想いなのにも関わらず、自分は不釣り合いなのではと悩む曽良がいじらしい。難儀な弟子です。
そしてどこまでも真っ直ぐな師匠が痛々しくもさわやかで。過去の告白シーンなんてとても切ない…
師匠が乙女仕様です。元々そういうタイプの作品が多い作家さんなのでまあOKかなという部分も有りますが、それを別にしても、一つのラブストーリーとしてとても感動できました。ここまできちんと感動できる作品って実はそんなに無いのでは…なんて思ってみたり。←言えるほど数を読んでないけれど オヤジの乙女さに対する衝撃よりもラブストーリーとしての感動が上回っていて、そう不自然に感じること無く読めた気がします。
それから、マンガとしての完成度が高いと思いました。ポイントになる場所の描き方、またそこに至るまでのエピソードの積み重ね方が上手いですね。読み手の心をじわじわと良い具合に撃って来ます。師匠のキメのセリフとか。心に刺さります。曽良くんも落ちるワケだ…!
見開きページの使い方も効果的ですごく良かった。迫力ある光景にココロ持って行かれます。元禄で史実有りで句を入れ込むならばこのぐらいやってもらえると読んでいるこちらとしても嬉しいな!
最後のおまけ的マンガも可愛いオチで良いです♪この二人はとっとと素直になってラブラブ旅行をしてればいいんです!むしろ一生旅してて欲しいものです(笑)