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どこかBL風味の青春学園ストーリーなんですが、あくまで風味なので
完結まで読んでもBLではないのです。
逆に教師同士の不倫があったりして結構高校生の青春ものにしては異質かも。
それにタイトルから感じるイメージと作品から受けるイメージが次第にシンクロ
していくようなかなり見方によってはシリアスに感じてしまう作品です。
ネガティブ思考で読んでしまうと何処までも暗い方へ気持ちが言ってしまう。
私はどうやらネガティブ思考で見てしまって最終で青春時代の苦さや痛みを
多く受け取ってしまったみたいです。
主人公的なキャラは大きくみれば3人で、メインが白血病の治療で1年遅れで
高校生になった花園春太郎、そしてその親友になるのが太めで癒し系の可愛い
翔太くん、そして個性が強すぎる年齢不詳的なオタクの真島。
その他のクラスメイトも個性的な面々が多いのですが、春太郎がメインで
高校生の子供でも無い大人でも無い微妙な年頃の悩みや人間関係を描いた話で
それに女性教師なのに、見かけがボーイッシュでオカマにみられる教師が加わり
春太郎が1年1か月遅れでクラスに入るところから始まるのですが
この春太郎くんは、病気のことも自己紹介で隠し事がないみたいに明るく話す。
この時点で、それでも治りましたから気にしないで仲良くなんて言われても
ある意味、絶対的な強者になってるような気がします。
春太郎くんと翔太くんが1巻目で友情を育てて行くのがメインの話で
翔太くんにとっては結構重いのじゃないかしら?なんて流れもありました。
ぱっと読むとコミカルでほのぼのした作品なんですが奥が深すぎるのです。
高校生の友人関係&その親の子供への思い、そして指導するべき人間のモラル
なかなか味のある作品でした。