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あまりBLの数がないレーベルなんでこういう時はどの位のエッチ度かなと気になりますが、エッチシーンの濃度こゆめ量ほどほど筋もしっかりという感じ。
まずは新人(しかもエッチ経験なし)でやる事になれないナオに対して世話係の丈が「研修」の目的で快感のツボを教え込んでいくお話。
やっていくうちにナオに愛情?が芽生えてきて(これがBLではいつも不思議だが)逆に丈にも愛情?とそれに伴う細かい嫉妬が出てきて・・・
体先行型で刹那さとかはない感じですが、まぁ最初から最後までメリハリのついたエロイ話です。
そして逆にナンバーワンに対して「恋人として」落とそうとして頑張る?ヘタレ風味混じったぼーっとしたお兄さんの話。お金は払うが何もしない。
ただ話して帰るだけ、結局自分の魅力がある事には自信のあるナルシス君は自ら襲い受けになってしまうわけです。作戦勝ちだな。
さらに身分を隠してAVに出演する「実はゲイな」課長の話。
女性相手に抱きまくってても本当は部下に対していろいろしたいとか考えてるわけですが、
この後のネタがビックリするほどにご都合で、しかもリバーシブルというなかなか「そんな美味しい話あるかぁ!」な話。これは筋かいちゃうとあまりにもご都合すぎてはぁ?なので敢えて書かない。読んで(´・▽・)ははは・・・な気持ちになってほしい。
というわけでエッチに向かう道筋の強引さが光るメリハリの利いたBLなんですが、BLにおけるゲイ世界を扱うがゆえの宿命である「おかしなところ」もあったり。
ゲイ世界を話題にすると大抵ずれる物で、この本でもゲイヘルスには実際には本番禁止って「場所」は殆どない(「人」ではある)し、
「これは女性の出てくる風俗の建物構造だな・・・」
みたいな細かいディティールの狂いも気になったりもします。
まぁ本筋には関係ないか。