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男を好きになるのかな?
ま、BLだから。
Penetrateは高校生編。
岡田朝陽と藤代成多が幼なじみで同じクラス。
隣のクラスに、吉国玲と河合。
岡田視点で岡田と吉国がくっつくまでのお話。
太陽とピアスは大人編1.
成多視点。
吉国と朝陽は大学卒業してサラリーマンに、そして一緒に暮らしている。
ずっと、今でも、朝陽を好きで、諦めきれない成多と、それを阻止しようとしている吉国、そんなことに全く気付いていない朝陽。
シンプルな関係は大人編2.
朝陽視点。
吉国の様子がなんとなくおかしいのは、自分と成多の関係にやきもきしているせいだとはまったく気付いていない朝陽。
このお話、ざっくりまとめると、成多→朝陽←玲の三角関係の話なのかな?
成多は根っからゲイ、朝陽は元々ノンケで玲だけがすき、玲は多分ゲイ。
キャラの心理を中心に描いているので、実際の身体の受け攻めははっきりわからない。
でも、多分これでいいと思う。
読みはじめた時は気づきにくいんですが、三角関係ものです。
とあるカップルの高校生編と社会人編が入っています。
朝陽は、通勤バスの中で人助けをしている吉国を見て、どこかで会ったような気がして気になります。
そのあと男性に告白されている吉国を目撃してから彼がますます気がかりで、けれど吉国のほうはこちらに興味がなさそうでそっけない態度です。
オチがちょっと弱いのですが、王道な学生ものです。
どっちかというとそのあとの社会人編が好きです。高校生へんからガラリと雰囲気が変わるのですが…
大人になって同居している吉国と朝陽のお話。
この二人、吉国が小柄で体格差があるけれど吉国が攻め?なのかな。可愛いツンデレが攻めって珍しいし、すごくわかりづらいけど…
このリバとも思える組み合わせがあったから面白いと思った作品です。
どっちも受けっぽい、ていうのは九条さんの他のおはなしでも読んだことがあって結構好みです。
しかし、後半は前半と一転して三角関係のお話になってきて、これがすっきりしないまま終わったのでちょっと疑問でした。
吉国のライバルになる朝陽の親友の成多は最初から出てきてるし恋人もいるのに、何で後半でいきなり二人の間に入ってくるのか・・。
別に成多は邪魔をしようとしてるわけでないのですが、朝陽が成多を大事にしてるので吉国は不安になってきます。
それもそのはずで、一緒に帰宅途中に抜け出して成多のところに行くって…
これ、朝陽視点ならいいのですが、吉国視点でみたらちょっと同情したくなるようなお話です。しかも解決しないまま終わっています。続くわけではないんですよね?
何をどうしたかったのかイマイチわからないラストでした^^;
高校生編と社会人編の間が補完されてないからかな?何となく作者さんの頭の中で完結しているお話ではないかと思ってしまいました。