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女はみな かわいげな獣。
ヤマシタ先生の著作は全部読んでいますが、私、BLとか抜きにしてこの作品が一番好きです。
私も高校生の時は、20歳になったら人生あとは下り坂だと思っていたし、いつも寂しかった。今も波のような寂しさは持て余すし、綺麗な顔や上等の性格じゃないけど、まぁまぁだと思ってて、それなのに私よりもブスで性格悪い人が幸せそうに男といいたりして、そういう現実も許せなかったし、そういう汚い考えを持つ自分も嫌いだったのです。若かりし頃。お恥ずかしい。あ、石は投げないで…
皆さんも少し当てはまるところは無いでしょうか?
何人もの女の子が出てきて、私が切り刻まれて載ってるみたいでした。多分切り刻まれ方は違えど、皆さんも切り刻まれてこの女の子たちになっているはず。
でも、読んでいて苦しかったけど、楽にもなりました。
女の子が愛しい。女の子ってめんどくさくて、苦しくって、可愛くて楽しい。
女の子やってるのが苦しかったり、楽しかったりしたら読んでみてください。
この漫画は女という生き物をきれい事を含まずに描かれているので、見ていて共感できるし、時々目を伏せたくなる場面がたくさんあります。
色んな話が入っていますが、私が特に印象に残ったのはCASE3.4.5でした。
CASE3
レズビアンの隣人と出会い。
女子高生の主人公は、隣人のおばさんが女性とキスしているところを見てしまう。
主人公にとって、このおばさんは『普通』じゃない。
でも彼女の思い描く『普通』から外れているレズビアンのおばさんは、写真家という『普通』じゃない才能を持っているものの、何の負い目もなく『普通』に生活している。
それが不思議で仕方がない。
年ごろの主人公にとって『普通』から外れることが何よりもこわい、でも本心では『普通』から外れることに憧れている。
『普通』から外れられるほど何かを持っているわけでもない、だから自分は『普通』でいる。
そうやって主人公がとても『普通』という言葉に固執してるところが、ああ思春期だなあと思いました。
そして思春期に悩んでいることは、何年かすればくだらないことだったと気づくけれど、悩みがなくなる日は永遠にこないという、おばさんの言葉もまたすごく素敵なんです。
この言葉を聞いて主人公の気持ちがすぐに解放されるほど、思春期は甘くないですが(笑)
CASE5
自分の欲しかったものをなんでも持っている女性に出会って、嫉妬してしまう女性の話。
なんていうか、嫉妬と羨望は裏返しでした。
本当はその女性がすごく好きで、自分もこうなりたいのになれない、だから恨めしくなってしまう。
嫉妬というものは行き過ぎた憧れが、醜く変化してしまったものみたいです。
とりあえず女の嫉妬はおそろしい(笑)
劣等感を持っている人ほど、見下されたとか感じてしまうのかもしれません。
そのほかにも面白い話は沢山入っています。
BLではありませんが、面白いのでよかったら手にとって見てください。
ヤマシタトモコさんって
すごい。
冗談ではなく、今まで読んだ漫画の中で、
一番 衝撃を受けました。
半端ない・・・
てか、このレビューの少なさに驚きました。笑
女性がメインだから・・・?
いや、でも
これは読むべき。
非BLです。どちらかといえば、大人~な女性向けなイメージの漫画でした。
登場人物は女性、さまざまな、女の子を描いた短編集であります。
個人的には、ちょっと苦手だったかな。難しすぎた。
もうすこし、しっかり読み直したら解かるんだろうか。
む~ん・・・
女子って難しい