英田サキ渾身の新シリーズ!!

ダブル・バインド

ダブル・バインド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×236
  • 萌42
  • 中立3
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
24
得点
503
評価数
134
平均
3.8 / 5
神率
34.3%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
ダブル・バインド
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199005732

あらすじ

夢の島で猟奇的な餓死死体が発見された!?捜査を担当することになったのは警視庁刑事の上條嘉成。鍵を握るのは第一発見者の少年だ。ところが保護者として現れたのは、臨床心理士の瀬名智秋。なんと上條が高校時代に可愛がっていた後輩だった!! 変貌を遂げた瀬名との再会に驚く上條だが…!? 謎の連続殺人を機に一度終わったはずの男達の運命が交錯する──
(出版社より)

表題作ダブル・バインド

34歳,高校の先輩で警視庁刑事
32歳,元高校の後輩で臨床心理士

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数24

ダブルバインド

ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、ロマンス、コメディ、BLといろんな要素が盛りだくさんでした。
大味にならず、ぐっと引き込まれながら、夢中で読みました。
出てくる人物、一人一人がすごく興味深くて魅力的です。
バラバラの性格の人たちなのにお話としてまとまっていて、かなりの読み応えです。
主人公の上條と瀬名、上條の刑事としては鼻が効くのに瀬名に対しての若干のポンコツさは、笑みが止まらず、完璧な瀬名が上條に対してだけ、子供のようになるところ、愛らしくてたまりません。
一巻はお話し的には序章という感じですが、どっぷりのめり込めます。
たくさんの謎や、関係がこれからどうなるのか楽しみです♪

0

新藤と葉鳥が好きでした

めっちゃ話面白いんですけど!”萌”は低めでした…。
しかも、1巻ごとに完結してくのかな~と思ったら!!4巻でひとつの事件なんですね~。2巻以降が手元になくて悶えます。(読み終えて”ぎゃーーー”でした。)

本当に他のレビュアー様がすでにおススメしている通り、4巻まで購入してから読むのがいいですね(汗)。電子だとすぐぽちれますが、紙派だと扱ってる本屋に行かないと(もしくはポチって荷物が届くまで)しばらく悶えたまま過ごすことになるんですね。

”萌”低めの理由としては、上條にそんなに魅力を感じられなかったことと、瀬名のツンが多すぎることですかね。いまのところ、99.9%くらい新藤と葉鳥のが好きですww。めちゃいい!!こっちのCP!!なので、(2)の前にスピンオフ読んでも大丈夫かな、、、?と検討中です。

1

買うなら4巻同時購入がおすすめ

全4巻を通して1つの事件物です。
殺人事件だけでなく、重要なキー人物として解離性同一障の少年が出てきます。
またメインキャラクターが4人(2CP)で章ごとに視点が変わったりするので苦手な方は注意。

全4巻ですがまさか1つの事件だとは思いませんでした。犯人はわりと早い段階でこの人かな?と思い、その通りでした。
個人的にはヤクザの愛人である葉鳥のキャラクターがとても好きだった為、夢中になって読みました。

かなり複雑な話で、人間の難しさを感じます。
英田先生ならではだと思いますが、各々問題を抱えており完璧ではなく人間らしくダメなところがあります。苦手な人は苦手かも。
メインCPである刑事(攻め)と臨床心理士(受け)のキャラクターがそこまで刺さらなかったので萌2止まり。
ヘタレはかなり流されまくる攻めです。
受けのツンデレもツンが多め。

ヤクザ×愛人はかなりの執着依存系受けです。
愛が死ぬほど重たいのに、愛される事には臆病。
葉鳥本当に本当に幸せになってほしいです。
(新藤さんが絶対にしてくれると思っています)

この1冊だけの購入はおすすめしません。
買うなら4巻同時にがいいと思います。
ヤクザ×愛人の方が好きそうだなと思ったら4巻読了後にスピンオフ作品のアウトフェイスも是非。

1

刑事物とBLでひとつぶで二度美味しい

一般小説の刑事物もとても好きです。

刑事物としては緩いというか浅いのですが、男同士の人間関係がメインのお話だしまぁいいかな、と。BLも刑事物も好きな人にはひとつぶで二度美味しいという感じ。

文章はそう難しくもなく平易で、だけど軽いわけではなく、ちょうどいい「ちょい堅」な文体でさくさく読むことが出来ました。

全4巻という量に関しては、ちょっと多すぎるというか、4巻中盤の事件解決後の心理描写が長すぎて読んでいてだれてしまう感じはしました。

カップルが2組出てきますが、ヤクザ×愛人(と本人が言い張っている)の方が掘り下げられてるように思えるのが、メインの2人(刑事×臨床心理士)の方が好きなので読むのがちょっとめんどくさかった。でも、その二人の方が好きな人は多いような気がします、なんとなく。

主人公(刑事)が使う「ホモ」という言葉は「ゲイではない人の同性愛者に対する認識」としてわざと使われてるのかな、と思うのですが、途中でゲイとも言ってたように思うし、使い分けがちょっと曖昧な気がしました。ぜんぶをきっちりチェックしたわけではないですが。

作品とは関係ありませんが、電子版を買ったら挿絵がまったくなくて残念でした(Yahooブックスで1巻のみ購入、その後、Yahooブックスがアプリ未対応で不便だったため、2~4巻をKindleで購入。いずれも挿絵はなかったです)。

2

さすが。引き込まれる。

遂に(今頃)、英田サキさんの有名作「ダブル・バインド」を読む!
事前知識無しに読み始めましたが、これは元々推理小説好きの私には非常に面白い展開ではじまる。
夢の島の公園で、一体の死体が発見される。
被害者は失踪して1ヶ月、常識では考えられないほど痩せていた…
目撃者の少年は精神疾患があって、供述が曖昧。
そんな事件の始まり。
BLでなくて普通の推理ものとしても、なかなか引き込まれる設定です。
主人公は事件を担当する刑事・上條と、目撃者の少年・祥の付き添いのクリニカルサイコロジスト・瀬名(ゲイ)。
上條と瀬名は高校の先輩後輩の間柄。
そこに瀬名の初恋の相手(極道)とその愛人(男)が事件がらみで関わってきて…
まだ1巻で、人物の色付けというか背景を語り、事件の方は全く進展しないままどうやら連続殺人の様相を呈してきました。
さすが英田サキさん、登場人物は多いほうだと思いますが、みな現実感をもって生き生きと動いています。
葛西リカコさんによる瀬名と進藤もとても素敵。でも上條はちょっとかっこよすぎるかも?もっとくたびれ気味でもOKなのに。

6

まだ重くない サスペンスもの。この事件 どこまで続くんだろう?

手持ちの読みたい本がなくなってしまい、
長らく積んでいた当本を手に取りました。
舞台 日本だし、刑事もので重そうだし・・・ 
でも英田先生だしリカコ先生だから
一度は読まないと!と思って読み始めたら。

すいません、先生のこと ナメテマシタ、ごめんなさい。

すんごい面白かったです。あっという間に引き込まれて1巻読了、ぶはー。
つんつん美人さんが好きで日本舞台、刑事ものが大丈夫な方ならぜひぜひ!
あ、損壊された結果の遺体が出てくるので苦手な方はご注意です。

といっても 私もまだ1巻のみ。
攻め受け未判明のまま 二人死んだだけで1巻終わるし(笑)
あほな私には誰が犯人なんだか さっぱり。
?と思うキャラはいるっちゃいるけど・・・

上條:刑事さん。高校時代 剣道部所属、融通きくタイプ
瀬名:アメリカ在住 臨床心理士、美人・眼鏡さん 
   上條に対してだけつんつん 祥の保護者代理人
祥:アメリカ在住 精神疾患をもつ子。
ヒカル:祥の友達。
赤松:祥の友達。日本在住。
新藤:若頭。瀬名の従兄弟 嫁死亡、娘と葉鳥とベビーシッターと生活中。
   腰砕けそうな色男。
葉鳥:新藤の愛人(男子)。とんでもない不良だったけど新藤に救われる。
   新藤に命捧げてます。
その他刑事さんの同僚多数。
まあキャラの多いこと。でも皆さんしっかりキャラあるので、
判別には苦労しません。

葛西先生の挿絵は美しいですが、やはり私に効果絶大なのは
ファンタジー系かな と思いました。
新藤とか まじ、色男すぎて わーお と思うんですが
やっぱりヒラヒラ、キラキラ系の方が、葛西先生の絵は素敵な気がする(笑)

よーし2巻いってみよー

5

一巻は人物把握的な感じ

刑事の上條は殺人事件の第一目撃者である少年の付添できた瀬名智明と16年ぶりの再会します。
上條と智明は高校時代の剣道部の先輩後輩。

高校時代を懐かしむ上條に対し、久しぶりに再会した智明はそっけない態度で印象も高校時代とはだいぶ違っています。

ひょんなことから智明がゲイだと知ってしまった上條。
智明からキスまでされてしまったのに何故か嫌な気がしないというよくある展開(笑)

殺人事件の犯人捜査を中心に話が展開していくサスペンス作品でBLしすぎてない感じです。(一巻だからかもしれませんが)
でも気になる登場人物がたくさんいるので、これから人間関係が複雑に絡み合っていく予感と期待はあります!

1

4冊もかける内容ではない

他シリーズ(デッドロック、エス)が良かったので作家買い。
本作シリーズをまとめて購入しました。
1~4まで読み終えた後のまとめての感想です。

ネタバレが嫌だったので、前情報を仕入れずに読み始めました。
最初、登場人物が多く、主人公が誰かもわからないまま読み進めました。
それが原因か、物語の世界観に嵌まれず……。
でも、さすが英田作品。
途中からは、無事に物語に引き込まれて夢中になりました。
が、知らなかったのです。
続き物だということを……。
しかも、シリーズ全てが1つの事件なんて……。
いくらなんでも、引っ張りすぎです。
事件の内容も、たいした掘り下げもなく、薄っぺらいままだし。
1冊か、2冊ぐらいに収まったんじゃないの?
途中から犯人わかったし、惰性で最後まで読みましたが、がっかりです。
ラブ要素は、ツンデレ具合がそれなりに良かったけど、4冊もかけて、これかいって感じ。
まっ、英田作品なので、そんなにラブは期待してませんでしたが。
というわけで、この内容が2冊に収まったいたら、萌×2ぐらいだったのでしょうけど、長くて飽きてしまったということで、萌ということで。
もっと、1冊1事件で、違う事件も読みたかったです。

5

人物もストーリーも魅力的。

ここまでサスペンス要素が強い作品はなかなかないかも。
恋愛模様そっちのけで、犯人は一体…と深く考え推理してしまう自分がいました。

と、いってもしっかり大人の男たちの恋愛劇も楽しんでいるのですが。
昔は美少女、現在美青年の瀬名さんは魅力たっぷり。
インテリ眼鏡が激しく似合います。
一方上條さんの雄くさくオヤジ入っているところが妙にツボ。
けれど決して野暮ったくはなく、上質なところが魅力。

瀬名のツンケン具合が非常にいい味を出してくれています。
そしてそれに付き合わされる上條の振り回されっぷりがおもしろい。

二人を取り巻く素敵なお方たちも要注目です。
解離性同一性障害の少年、極道である瀬名の従兄弟、その愛人である青年。

解決の糸口がまだ見つからない事件。
一体犯人は。
そして瀬名と上條の関係は発展するのか。

一冊で完結させないというこの焦らしよう…。
もちろん最後まで付き合います!
早く続きが読みたい!ということで次に手を伸ばします。

5

本格サスペンスBL、ご馳走様です!!!

大好物のサスペンス、BLではピカイチの本格派ではないだろうか?
非常に面白かった。ってか、ここで終るんかい!というえげつなく中途半端ないいところで1巻は終了。速攻でシリーズ購入でした。

カップルは、それぞれ恋愛で苦い過去を持つもの同士。高校時代は剣道部の先輩後輩でした。もっさり刑事と美人医療療法士として久しぶりに再会。受けのツンっぶりが可愛くてたまりません。超鈍感な攻めの不器用な優しさもよい。男っぽいケンカップルなら最高に好みですが、受けの(受けだよね?)瀬名がかわいいので許す!

時々コミカルな地の文、会話を混ぜながら、推理が進んでいく感じ、ああたまりません。
そして気になるあの人物!

2巻へ逝って参ります。

2

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